グローランサ分析
ANALYSIS OF GLORANTHA


グローランサとは?What is Glorantha?


D&Dを嚆矢とするテーブルトークRPGの系譜に、複雑かつ緻密なルール設定を元にしたBASIC-RPGを起こしたケイオシアムChaosium社があります。この系列には、ルーンクエストを始め、ストームブリンガー、クトゥルフの呼び声、エルリックが挙げられ、興廃の年月を経て、今日まで命脈を保っています。
元々「赤い月と白い熊White Bear and Red Moon」というドラゴンパスを中心としたボードゲームから発展した(今日では単純に「ドラゴンパスDragonpass」という名称で再版されています)グローランサはルーンクエストの背景世界として、グレッグ・スタフォードGreg Stafford氏が中心となって創造した幻想世界です。神知者にルーンの構想、そしてヒーロークエストという神話世界をシンボルとアイデア、そして古代の神話世界のユング的解釈によって、ファンタジーという枠組みを超越したもので満たすことから、これは後述するT-RPG自体の趨勢やバックアップする会社の次々の倒産、吸収合併、版権の譲り渡しなどの逆境にもめげず、カルト的な人気を保っています。
そして世界設定自体、BASIC‐RPGから遊離して、Pendragonのルールを利用したペンドラゴン・パスやコンピューターゲームのキング・オブ・ドラゴンパス、そしてHeroWarsの到来を見ることになったのです。

グローランサを総括するサイトへのリンク
Links to Comprehensive Sites for Glorantha



カルマニアとは?What is Carmania / Kaurmainy?

カルマニアはルナー帝国西方の半独立地域で、帝国中部地方から派遣された総督の認可の下に四つの伯爵領(サトラップ領Satrapy)がおのおの豪族の勢力の下に統治されています。また、すべての国内マルキオン教を統括する教会があって、帝国の分割統治に逆らって旧帝国の影を担っています。こうなったのは長い苦闘と流血の歴史があります。
ルナー帝国建国時、最大の敵国であった雄牛の帝国は、前期帝国の反定立として帝国の弾圧にもめげず、豪族を中心とした秘密主義と陰謀で存在を続けました。
ルナー帝国が滅亡の淵に瀕すると、情勢は大きく変わりました。彼らが一致して当たったシェン・セレリスSheng Selerisは、彼らが信じる、文明それ自体の敵だったからです。そして新たに生み出された新帝国はカルマニアの習俗を大きく取り入れて、再び膨張を始めました。そして前期帝国以上の領域と繁栄、そして退廃を異邦人のいう「ウォクタパスの帝国」のように誇るようになったのです。


ルナー帝国を描写するサイトへのリンク
Links to Sites for Lunar Empire



なぜこの地方を重視するのか?
Why we should regard seriously this area?


ゾロアスター教二元論の妖しい魅力にとどまらず、神知者の影響を積極的に撥ね返し、彼らの統一神話観に対立する変遷していく神話群を有しています。また、ダラ・ハッパのイェルムを中心とする統一世界観もここでは勢いを失速してわずかな影響力を留めるのみです。しかし、グレッグ・スタフォードの書いているエンテコシアードEntekosiadに載っている、ウェンダリアWendaria、ペーランダPelanda、スポルSpolの原始神話はいまだに発展途上の段階であり、ニック・ブルーク氏やローレン・ミラー氏が主として展開している暗黒異端派的マルキオン教カルマニアの断絶を埋める作業は、不十分なままです。カール・ケレーニイやジョーゼフ・キャンベルの神話学やユング心理学に興味を持つ相当なマニアのみが目を向ける区域と言えます。言葉を返せば、新たな神話を生み出すもっとも肥沃な土壌でもあるのです。

カルマニア帝国関係のリンク
Links to Sites for Carmania and West Reaches




グローランサに関するエッセイ及び論考
Essay and Thesis about Glorantha


その他の地域へのリンク
Links to Sites of other Glorantha Areas


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