MI10046 からめ節金山カナヤマ踊り
 
鹿角市指定無形民俗文化財
昭和61年1月16日指定
所在地 鹿角市尾去沢字軽井沢
所有者 尾去沢からめ節保存会
 
 鹿角地方にはかつて、金や銅を掘っていた大小の鉱山が多数あった。
 からめ節金山踊りは尾去沢鉱山に働いた坑夫や手選婦の仕事の中から生まれた素朴な 作業唄と踊りの芸能である。なお、からめとは良い鉱石を細かく打ち砕き、笊ザルで水洗 いし、箔ハク(精選した鉱石)を採取する、人の手による選鉱作業のことである。この作 業は女の仕事であった。
 唄は活気に満ちた鉱山の様子をうたい、踊りは女が槌ツチと笊で選鉱作業の様子を踊る。
 踊りの衣裳は、ハンテンを着て、タスキをかけ、モンペを履き、前掛をする。頭には 手拭テヌグイであねさん被カブりをする。囃子ハヤシは三味線、小太鼓、鉦カネからなる。
 毎年5月14日、15日、鉱山の守り神である山神社祭典で奉納踊りが行われる。
 
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著述集「からめ節金山踊り」

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