24 大祓詞(中臣祓)
 
 大祓詞オオハラエノコトバは毎年、六月の晦日と十二月の大晦日に、神前又はその境内におい
て、神職等によって奏上されます。
 大祓詞はこのほか必要により、特殊な神事の際にも奏上されます。
 
              大祓詞(中臣祓)
 
たかまのはらにかむづまりますすめらがむつかむろぎかむろみのみこともちてやほよろ
高天原爾   神留坐須   皇賀親   神漏岐 神漏美  命以弖   八百萬神
 
づのかみたちをかむつどへにつどへたまひかむはかりにはかりたまひてあがすめみまの
等乎     神集閉爾集賜比     神議里爾議賜比弖     我賀皇御孫命波
 
みことはとよあしはらのみづほのくにをやすくにとたひらけくしろしめせとことよさし
    豐葦原之水穂國乎      安國登  平介久  知食世登  事依奉里伎
 
まつりきかくよさしまつりしくぬちにあらぶるかみたちをばかむとはしにとはしたまひ
    此久依奉里志   國中爾 荒振留 神等乎婆  神問波志爾 問賜比  
 
かむはらひにはらひたまひてこととひしいはねきねたちくさのかきはをもことやめてあ
神掃比爾  掃賜比弖   語問比志 磐根樹根立草乃片葉乎母    語止米弖 天
 
めのいはくらはなちあめのやへぐもをいつのちわきにちわきてあまくだしよさしまつり
乃磐座放知    天乃八重雲乎  伊頭乃千別伎爾千別伎弖天降志  依奉里伎 
 
きかくよさしまつりしよものくになかとおほやまとひだかみのくにをやすくにとさだめ
 此久依奉里志   四方乃國中登  大倭日高見國乎      安國登  定奉里
 
まつりてしたついはねにみやばしらふとしきたてたかまのはらにちぎたかしりてすめみ
弖   下都磐根爾  宮柱太敷立弖     高天原爾   千木高知里弖 皇御孫
 
まのみことのみづのみあらかつかへまつりてあめのみかげひのみかげとかくりましてや
命乃    瑞乃御殿仕奉里弖      天乃御蔭  日乃御蔭登 隱坐志弖  安
 
すくにとたひらけくしろしめさむくぬちになりいでむあめのますひとらがあやまちおか
國登  平介久  知食左牟  國中爾 成出伝牟 天乃益人等賀   過犯志介牟
 
しけむくさぐさのつみごとはあまつつみくにつつみここだくのつみいでむかくいでばあ
   種種乃罪事波    天都罪  國都罪  許許太久乃罪出伝牟 此久出伝婆天
 
まつみやごともちてあまつかなぎをもとうちきりすえうちたちてちくらのおきくらにお
都宮事以知弖   天都金木乎  本打切里  末打斷知弖  千座乃置座爾   置
 
きたらはしてあまつすがそをもとかりたちすえかりきりてやはりにとりさきてあまつの
足波志弖  天都菅麻乎  本刈斷   末刈切里弖  八針爾 取辟伎弖 天都祝詞
 
りとのふとのりとごとをのれ
乃  太祝詞事乎宣礼
 
 
かくのらばあまつかみはあめのいはとをおしひらきてあめのやへぐもをいつのちわきに
此久宣良婆天都神波  天乃磐門乎  押披伎弖  天乃八重雲乎  伊頭乃千別爾 
 
ちわきてきこしめさむくにつかみはたかやまのすえひきやまのすえにのぼりましてたか
千別伎弖聞食左牟  國都神波  高山乃末   短山乃末爾   上坐志弖  高山
 
やまのいほりひきやまのいほりをかきわけてきこしめさむかくきこしめしてばつみとい
乃伊褒理  短山乃伊褒理乎  掻別介弖 聞食左牟  此久聞食志弖婆  罪登云布
 
ふつみはあらじとしなどのかぜのあめのやへぐもをふきはなつことのごとくあしたのみ
罪波在良自登  科戸乃風乃  天乃八重雲乎  吹放都事乃如久    朝乃御霧 
 
ぎりゆふべのみぎりをあさかぜゆふかぜのふきはらふことのごとくおほつべにをるおほ
  夕乃御霧乎   朝風夕風乃    吹拂布事乃如久    大津邊爾居留 大船
 
ふねをへときななちともときはなちておほうなばらにおしはなつことのごとくをちかた
乎  舳解放知  艫解放知弖   大海原爾   押放都  事乃如久  彼方乃繁
 
のしきげきがもとをやきがまのとがまもちてうちはらふことのごとくのこるつみはあら
木賀本乎     燒鎌乃  敏鎌以知弖 打掃布事乃如久    遺留罪波在良自登
 
じとはらへたまひきよめたまふことをたかやまのすえひきやまのすえよりさくなだりに
  祓給比   清給布事乎    高山乃末   短山乃末与里   佐久那太理爾
 
おちたぎつはやかはのせにますせおりつひめといふかみおほうなばらにもちいでなむか
落多岐都 速川乃瀬爾坐須  瀬織津比賣登云布神  大海原爾   持出伝奈牟 此
 
くもちいでいなばあらしほのしほのやほぢのやしほぢのしほのやほあひにますはやあき
久持出往奈婆  荒潮乃  潮乃八百道乃八潮道乃  潮乃八百會爾坐須  速開都比
 
つひめといふかみもちかかのみてむかくかかのみてばいぶきどにますいぶきどぬしとい
賣登云布神   持加加呑美弖牟 此久加加呑美弖婆氣吹戸爾坐須 氣吹戸主登云布神
 
ふかみねのくにそこのくににいぶきはなちてむかくいぶきはなちてばねのくにそこのく
   根國底國爾     氣吹放知弖牟  此久氣吹放知弖婆  根國底國爾坐須
 
ににますはやさすらひめといふかみもちさすらひうしなひてむかくさすらひうしなひて
    速佐須良比賣登云布神  持佐須良比失比弖牟   此久佐須良比失比弖婆 
 
ばつみといふつみはあらじとはらへたまひきよめたまふことをあまつかみくにつかみや
 罪登云布罪波在良自登  祓給比   清給布事乎    天都神  國都神  八
 
ほよろづのかみたちともにきこしめせとまをす
百萬神等共爾      聞食世登  白須
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