このページは、「お宝発見!のコーナー」で、江戸時代の「泥面子」に描かれた
図柄を調べる目的で、浮世絵を見ていたところ、偶然に、「小山七郎朝光」と書かれた
武者絵、「文治五年 源頼朝郷奥州征伐図」大判三枚続き、「一猛斎芳虎」画の
浮世絵を見つけたのが最初のきっかけでした。
墨田宿に登場!
平家追討を賀す
奥州征伐へ。
朝光その後工事中
暫くして、「結城七郎朝光」が「小山朝政」(朝光の兄)と並んで、
頼朝の御前に拝列している 「右大将頼朝公、平家追討として蒲冠者範頼、
源九朗義経両大将にて源氏恩顧の諸軍勢出陣を賀しゐふ図」

大判三枚続き、「一勇斎国芳」画 (内2枚は朝桜楼の号)になっているもの。
そして、探していた治承4年「結城七郎朝光」(小山下野大掾政光元妻で、
源頼朝乳母寒河尼)に連れられ隅田の宿に参向、頼朝に臣従し、頼朝が
烏帽子親となって元服、「小山の七郎宗朝」(後に朝光に改名)と号する。という時の
「治承四年 源頼朝 隅田川旗上着到勢揃之図」「一鵬斎芳藤」画、大判三枚続き
以上の三点をついに見つけることが出来ましたので、このページを追加することになり
ましたが・・これがなかなか大変な作業で・・しかも、この時代、今から800年も前の
平安時代の末の話ですが、描かれたのが、180年前の江戸時代後期で、600年も経って
からなので、戦いの様子は平安時代でなく、戦国時代以降の戦い方になっていたりします。
朝光の名前も、「結城七郎朝光」、「小山七郎朝光」隅田では、「結城七郎俊兼」
なっていたりして、困ってしまいました。・・・・・・・・
というわけで、暫く時間がかかると思いますが、3巻に分けてアップすることになりました。
と書いていましたが、作り始めて見ると、結構いろいろありまして・・・
第3巻は上、下の2巻に分けることにしました。
また、末巻、結城朝光のその後も作ってみたいと思います。
時々覗いて頂ければ幸いです。
2006年10月2日