2001/02/10[土]〜02/13[火]
雪まつりを見て下北を巡る旅
2002/01/01作成
※02/11分:鳥海山麓線初乗り、薄野地ビールまで
2002/01/19追加
※02/12分:雪まつり真駒内会場、大湊まで
2002/05/18追加
※02/13分:下北交通乗車、野辺地局まで
2002/07/20追加
※02/13分:完結
2001年2月、雪まつりの期間中に、とある会の「会合」が札幌で開かれることになり、それに出かけることを思い立ちました。
しかし、いつものことながら動きが遅く、しかも全国的に有名なイベントで宿や列車の手配に手間取り、全部取り終わったのが出発3日前という慌ただしさでした。
で、今回はまずこの写真から。
JR北海道プラザ横浜支店というと、北海道へ出かける際にはまずここへ行くというのが定番でした。
しかし、今回の旅行中の、2001/02/10限りで閉店となってしまいました。今後は、東京駅まで出かけねばならなくなってしまいました。
今回は、その最終営業日となった02/10(土)の夜、上野発の夜行列車にて旅立つこととしました。
青森行のあけぼの号です。
実は半月以上前からほぼ満席の状態が続いており、たまたま秋田までの寝台が確保できたのでした。それ以外は、北斗星もはくつるも満席という状況だったにもかかわらず、このあけぼの号は季節減車の8両のまま!何を考えているのか?!>JR−E。
この日のあけぼの号を牽引するEF8193です。
翌日、02/11(日)の早朝、羽後本荘駅を発車するあけぼの号です。定時より8分ほど遅れていました。
上野発車時点では予想もできなかった、一面銀世界です。遅れは、雪の影響もあったのかも知れません。この遅れがこの後どのような影響を及ぼすか、このときは予想もつきませんでした。
反対側のホームには、明かりをつけた701系電車が待機しています。
早朝の羽後本荘駅です。
実はここで降りたのは、あらかじめ織り込み済みでした。
この駅から分岐する由利高原鉄道・鳥海山麓線に初乗りするためです。
羽後本荘駅で発車待ちの由利高原鉄道のYR=1004+YR-1001(乗車できず)です。
結局、遅れた羽越線の下り普通列車には接続せずに発車してしまいました。
結局、終点の矢島には、2分ほど遅れて到着しました。
最近改築されたのか、真新しい矢島駅です。丸ポストもあります。
折り返し、羽後本荘へ戻りますが、羽後本状到着が3分遅れ、本来4分接続の秋田行普通列車への乗り換えが危ぶまれました。
これに乗れないと、その先の計画が狂うため、非常に焦りましたが、幸い接続先の普通列車も2分ほど遅れていて、どうにか間に合いました。
秋田行の普通列車は701系の2両編成で、結局秋田まで座れませんでした。
途中、羽後亀田駅で列車交換のためしばらく停車するとのことで、あえて寒い車外にでて待っていたら、案の定3月のダイヤ改正で消える大阪行の白鳥号がやってきました。
秋田へ到着した701系電車です。みごとに雪まみれになっています。
リゾートしらかみです。
冬場のためか、2両編成になっていました。
さて、のんびりとかもしか1号のいるホームへ行ったら、なんととんでもないことに長蛇の列ができていました。
これほどの乗客があるのに、たったの3両編成です。さきのあけぼの号の減車といい、全くなっていません<JR−E
乗れるかどうかも危ぶまれましたが、どうにかデッキに乗り込みました。
そうしたら、二ツ井へ到着したところで鷹ノ巣駅のポイント故障のため30分近く足止めを喰らいました。
大量の乗客は、途中大館で大半が下車し、ようやく座れましたが、結局青森から接続するはずのはつかり5号には接続しないことになってしまいました。
結局、終点の青森には、40分ほど遅れて到着しました。
鉄道唱歌のオルゴールも、たるんで聞こえました。
はつかり5号に接続しなくなった結果、函館からの北斗15号の切符が使えなくなってしまったのでした。
ここで今回使用した切符について解説しますと、後半の下北半島を考えてまず
・周遊きっぷ:青函ゾーン(往き…上越・羽越・奥羽線経由/帰り…東北線経由)
を用意し、雪まつりの札幌までは
・グリーン&グリーンきっぷ(札幌市内<>函館)
にしました。というのも、普通車指定のものより4千円ほどの差で往復ともグリーン車に乗れるのが魅力で、東京のJR北海道プラザでも発売するとのことだったからです。しかも、雪まつりの時期にしてはまだ指定が空いていた(実は一悶着あったが後述)ということもあります。
しかし、往きの北斗15号はもう乗れないため、やむなくJR−Eである青森駅のみどりの窓口へ行き、1本あとのS北斗17号へ変更してもらいました。幸い、G席は空いていました。
次に函館行となる海峡7号までは時間があるため、移転したという青森西局駅前分室へ行ってみることにします。
何か仮住まいの雰囲気があるサンフレンドビルです。
そのビルの1Fに、青森西局駅前分室がありました。
その後、完成したぱるるプラザの中に局ができ、分室は廃止されました。
駅へ戻り、海峡7号で函館へ向かいます。
カーペット車も空いてはいましたが、横になるにはちと躊躇われる乗車率の状態でした。
函館駅のS北斗17号です。
実は、はつかり5号に乗れていれば、これの2本前のS北斗13号に接続していたのですが、あえて往きと帰りで別の車両をと考えて1本あとの北斗15号を押さえていたのですが、かもしか1号の遅れでその思いも果たせませんでした。
結局、札幌到着も10分ほど遅れました。
札幌駅前のイルミネーションです。
これは、雪まつりの時期以外でも点灯されているのでしょうか。
札幌駅前の西武入口脇にある丸ポストです。
レンガ造りの外装に合わせたものかと思われますが、このような都会のど真ん中に丸ポストが残っているとは奇跡です。
地下鉄に乗って、すすきのへやってきました。ここにも雪まつりの会場があって、氷の祭典と銘打っています。
氷の祭典の名称にふさわしく、氷像が多数展示されています。
さて、すすきのへやってきたのは、またまた地ビール目当てです。
札幌には地ビールがいくつかありますが、すすきのにあるのが薄野地ビールです。
ここの銘柄は、筆者一押しのヴァイツェンはなくて、
・ピルスナー:グラス\380-/ジョッキ\450-
・メルツェン:ジョッキ\420-
・ボック(シーズンもの;黒ビール):ジョッキ\550-
の3種類で、テイスティングセット\750-もありました。
帰りは、酔い覚ましも兼ねて札幌駅近くのホテルまで歩いて帰ることにしました。
インターネット自体というのは便利なもので、数日前でも札幌に空いている宿を探すことができます。
途中、札幌時計台のところへ来たのでカメラを向けましたが、さすがにほとんど写っていませんでした。
翌日、02/12(月・祝)は、雪まつりの真駒内会場へ行きました。
地下鉄南北線の自衛隊前駅で下車し、自衛隊駐屯地が会場となります。
滑り台は子供達に大人気です。
確か、海外の建物の雪像です。
真駒内会場にある雪まつり郵便局は、札幌南局が運営していました。
記念撮影場所です。
ここで雪まつり会場を出ることにします。
地下鉄の軌道下にある、交通資料館です。
冬季は休館ですが、雪まつり期間中のみ特別に開館しています。
地下鉄の試験車両です。
交通資料館内の展示です。
市電以来の年表や、市電の鉄道模型が展示されています。
ステンレスボディのバスです。
ボンネットバスです。
マイクロバスです。
このあと、地下鉄に乗って札幌駅へ戻ります。
札幌市営地下鉄の5000型電車です。
従来の車両より大型になっています。
札幌では、◎で、とある会の会長さんが待っておられました。会長さんとは、以前にこんなところでお会いしています。
ほかに、遠方からこの方と地元のこの方、そして主賓の方が来られることになっていたのですが、どなたも到着が遅くなり、このあとの旅程の都合で私が昼すぎに出る間際に、ようやく主賓の方々とお会いすることができました。ちなみに、主賓の方とはこの日の夜にお会いして以来でした。
あとのお二方とはまだお会いしたことがなかったため、当方の都合とはいえ大変残念でした。
函館行のスーパー北斗12号です。
さて、帰りも「グリーン&グリーンきっぷ(札幌市内<>函館)」でスーパー北斗12号のグリーン車なのですが、実は購入時にちともめました。
というのも、帰りはどうしても東室蘭〜伊達紋別間だけが普通車も含め満席で指定券を確保できなかったのです。
。
当初、発売箇所(JR北海道プラザ・東京店)は、「指定席券は1枚しか発行できない」と、すなわち札幌→東室蘭か伊達紋別→函館しか座れないことになります。
企画乗車券のタリフを見ても、このような事態は想定されておらず、本社へ問い合わせの上で中間部分は指定なしでの発券となりました。
ちなみに、普通の指定券(もちろんグリーン券も含む)の場合は、中間に指定なしの区間を含んでも前後を含めて通しの料金で発行するという規定があるので、これを準用したものと思われます。
実際に、東室蘭で一旦席を立ち、伊達紋別で別の席へ戻ってきました。
函館から接続するはつかり26号です。
スーパー北斗が遅れた上に、函館駅での乗り継ぎが隣のホームとならなかったため、乗り換えに手間取りこちらも発車が遅れてしまいました。
しかも、こちらは指定は取っておらず、自由席は満席で座れませんでした。
青森でどうにか座れ、野辺地で大湊線へ乗り換えます。
大湊駅へ到着しました。
雪まみれになっています。
この日は、JR−Eが運営するフォルクローロ大湊へ泊まりました。
以前から評判は上々と聞いていましたが、それにたがわぬ接客の良さでした。
翌日、02/13(火)は、まずは廃止間近の下北交通に乗ります。
宿泊していたフォルクローロ大湊です。
大湊駅です。
フォルクローロ大湊から大湊駅まで、徒歩10秒ほどです。
しかし、下北交通に乗るには、鉄道もバスも便がありません。やむなく、タクシーで下北駅へ向かいます。
下北駅です。
朝方の通学時間帯で、学生がたくさんいました。
下北駅の下北交通ホームです。
樺山駅です。
冬季は通過扱いとなるため、もはや列車が停まることはない駅となってしまいました。
大畑駅へ到着しました。
この列車までは朝方の通学時間帯で2両運転でしたが、ここで切り離しとなります。
大畑駅のホームです。河童の絵があります。
大畑駅駅舎です。
大畑駅ホームに停車するキハ85です。
この列車に乗って下北へ戻り、駅前近くにあるレンタカー会社から局めぐをスタートします。
積雪のある道での運転は、10年以上経験がなく、不安が残りますが、レンタカー会社の人はスタッドレスタイヤなのでチェーンはなくても大丈夫と言います。
下北駅から北方に向かい、大湊方向との交差点にすぐ北側にあるむつ中央二局です。
青森県内の訪問は、久しぶりです。
むつ局です。
かなりの混雑で、貯金窓口は8人待ちでした。
むつ局のあと、下北交通の田名部駅へ寄ってみました。
田名部駅には、3/31に行なわれるラスト・ランのお知らせが掲示されていました。
田名部駅のやや北方に位置するむつ柳町局です。
ここから、ひたすら南下して八戸を目指します。
近川駅前局です。
ここもむつ市内ですが、市内中心部からは10km以上離れています。
現在の局舎は国道沿いにありますが、旧局舎は駅へ入る道沿いに今も残ります。
横浜町へ入り、最初の局が有畑簡易局です。
国道から西側へ少し入ったところにあるので、見つけづらいかもしれません。
全業務09:00-16:00の営業で、8/16は休業です。
横浜局です。横浜町役場近くにあります。
横浜市には「横浜局」は実在しませんので、何か妙な感じです。
吹越簡易局は、R279沿いにあります。
走行中に発見したので、慌てて入ろうとした(進行方向反対側)ところ、積雪の残る路面でハンドルを取られ、ヒヤリとしました。
全業務09:00-16:00の営業で、ここも有畑簡易局と同じく8/16は休業です。
吹越簡易局から有戸簡易局までの約15kmの間は、ほとんど人家がありません。大湊線のほうも駅がありません。その間に、野辺地町へ入ります。
こちらもR279沿いにあり、全業務09:00-15:00の営業で、8/20は休業です。
ここの預入票は、なんとチ30030でした。
野辺地局です。
ここで、縦型通帳があるとのことで、繰り越しを行ないました。
ちなみに、野辺地駅前簡易局は既訪です。
千曳付近の、南部縦貫鉄道の踏切跡?!です。
線路のある部分まで、雪がたくさん積もっています。
東北町に入り、千曳簡易局に行きます。かつての特定局舎をそのまま使用しています。
全業務09:00-16:00の営業で、こちらは8/13は休業です。
次はすぐ天間林村に入ります。
天間林局は新しい局舎で、以前は別の場所にあったようです。
国道からも少しはずれたところにあります。
七戸町へ入ると、町ただ一箇所の局が七戸局です。
ここは思いっきり迷ってしまい、配達中の局員に場所を聞く羽目になりました。
南部縦貫鉄道の七戸駅です。
冬季ということもあるのか、駅構内に車両は出ていませんでした。
また、駅内にあった売店は閉店していました。
十和田市に入り、最初の局が大深内局です。
十和田観光電鉄の十和田市駅です。
左手方向に元の駅舎があります。
跨線橋を渡った右側が現在の駅舎で、ショッピングセンターがあります。
電車がホームから少し外れて止まっており、何だか変な感じがします。
そのショッピングセンターの中にあるのが、十和田東一番町局です。
この駅には何度か来ているのですが、これまでは休日ばかりで、局に来れたのはもちろん初めてです。
次は南側へ向かい、十和田穂並町局に行きます。
そのあと、十和田局へ向かいました。
普通局のほうが混んでいるだろうと予想したのですが、思ったより空いていました。
そのおかげでもう1局、十和田大学前局にぎりぎり間に合いました。
この大学とは、神奈川県相模原市に本部がある北里大学です。
結局、この日の訪問局は集配普通局(■)2局、集配特定局(●)5局、簡易局(※)4局、および無集配特定局6局でした。
1908 2001/02/13 035-0073 84221むつ中央二(むつちゅうおうに) 1909 2001/02/13 ■035-8799 84009むつ(むつ) 1910 2001/02/13 035-0031 84247むつ柳町(むつやなぎまち) 1911 2001/02/13 035-0011 84167近川駅前(ちかがわえきまえ) 1912 2001/02/13 ※039-4106 84752有畑(ありはた) 1913 2001/02/13 ●039-4199 84025横浜(よこはま) 1914 2001/02/13 ※039-4153 84739吹越(ふっこし) 1915 2001/02/13 ※039-3107 84756有戸(ありと) 1916 2001/02/13 ●039-3199 84008野辺地(のへじ) 1917 2001/02/13 ※039-2683 84800千曳(ちびき) 1918 2001/02/13 ●039-2799 84118天間林(てんまばやし) 1919 2001/02/13 ●039-2599 84005七戸(しちのへ) 1920 2001/02/13 ●034-0199 84117大深内(おおふかない) 1921 2001/02/13 034-0012 84280十和田東一番町(とわだひがしいちばんちょう) 1922 2001/02/13 034-0037 84239十和田穂並町(とわだほなみちょう) 1923 2001/02/13 ■034-8799 84019十和田(とわだ) 1924 2001/02/13 034-0015 84273十和田大学前(とわだだいがくまえ)
このあとは、八戸へ向けて車を走らせます。
途中、七百簡易局には配達のバイクが停まっていました。
全業務09:00-16:00の営業で、特別な休日はないようです。
六戸局です。
七百簡易局とも、六戸町に所在します。
下田町ただ1つの下田局です。
東北線の下田駅です。
壁掛けポストもあります。
下田局の旧局舎局です。
下田駅の近くにあります。
八戸市に入り、八戸西局へ行きます。
以前は八戸駅近くにありましたが、初めて八戸駅で降りたときにはすでにここに移転していて、大変悲かったことを思い出しました。
このあと、レンタカーを返し、八戸駅まで送迎してもらいました。
東北線八戸駅前にあるユートリーには、前回訪れた際にはATMコーナーしかありませんでした。
そのあと、八戸駅前局が設置されたという、間の悪さです。
八戸駅には、17:55ごろ到着し、ほぼ同時刻発車予定のスーパーはつかり24号には間に合わないか?!と危ぐしたのですが、幸か不幸かダイヤが乱れており、26分ほど遅れたため、間に合いました。
しかし、スーパーのはずが国鉄色の485系でやってきました。
結局、盛岡到着は定時より30分遅れとなりました。
そのため、本来接続のやまびこ26号には間に合わず、次のやまびこ28号に乗ることとなりました。
家の最寄り駅からは、深夜バスのやっかいとなりました。