1月16日
新年2回目のワークショップ。この日は12月にホームグラウンドいたち隊の公演が終わった上野、榎本両氏が久々に顔を見せてくれた。そこで、池野お気に入りの「ウインク殺人事件」というゲームをやることに。
 このゲームは犯人が周囲に気付かれないうちにターゲットにウインクをし、ウインクをされた者は10秒後に死ななければならないというもの。犯人が誰かは誰も知らない。(観客である演出家だけが知っている)
 犯人が誰かにウインクをしたところを目撃した者は「発見!」と言って捕まえることができるが、必ず現行犯逮捕でなければならない。
 やってみると分かるが、以外とウインクされても気がつかないことが多い。また、現場を押さえるのも難しい。各々回数を重ねるごとに工夫してみる。いかに周囲の呼吸を読み、間を盗めるかがカギ。
   


 TAIRA の演技を見守る面々。楽しげである。
12月26日
1999年最後のワークショップ。特に感慨はないけど。基礎訓練のあと、先週に引き続いていろいろなエチュードをやってみる。
 輪になって物語をつないでいくゲームでは、それぞれの発想の豊かさや、頭の回転の速さが明らかになって面白い。羽田野の「壮大な物語に」というリクエストにも関わらず、何だかみみっちい物語になってしまうのは、あたふたのあたふたたるゆえんなのか。それにしても、「どこかで聞いたことのあるありきたりの物語」ではない物語を語るのは、難しい。
 終了後は忘年会。忘年会なのになぜかプレゼント交換も有り。ケーキも有り。来年の公演も頑張ろうと誓いあって今年の締めとした。

12月12日
基礎訓練の後、集中力や表現力を高めるいくつかのトレーニングを行う。ゲーム形式のものから始めて、楽しみながら進めていく。
 表現力には、その人間が今までどのような環境で生きてきたかの影響も大きい。「氷の上を歩く」マイムでは、横浜育ちは雪国育ちにはかなわない。(かく言う私は雪国育ち。はっは。)
 とはいえ、経験は想像力と観察力で補える。もちろんなんでも経験してみるという姿勢も有効。

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