10-2c ばら目(べんけいそう科・ふくろゆきのした科・ゆきのした科・まんさく科・すず
かけのき科・ばら科・まめ科)植物
コデマリ(小手毬,鈴懸スズカケとも,シモツケ属)
中国南部原産の落葉低木で,1681年に渡来。庭木,切花用。高さ1〜2m,花は小さい
白色五弁花で,枝梢に散房状に20個位付け,開花は4〜5月。変種に八重咲きのヤエ
コデマリ,類似の花に別属(テマリシモツケ属)のアメリカシモツケの変種キバコデ
マリがあります。
トサシモツケ(土佐下野,シモツケ属)
四国原産の落葉低木で,庭木,生垣,生花用。高さ1.5m,開花は5月,花は白色五弁
花で,新枝梢に散房状に付きます。
シモツケ(下野,シモツケ属)
わが国,朝鮮半島,中国原産の落葉低木で,庭木,切花用。高さ1m位,開花は6〜7
月,花は径4〜6oの小さい淡紅白色で,枝梢の散房花序に多数付きます。近似種に
径7〜15pの複散房花序に紅色花を密に咲かせるホザキシモツケがあります。
ユキヤナギ(雪柳,コゴメバナとも,シモツケ属)
わが国原産の落葉低木で,庭木,切花,盆栽用。高さ1〜2m位,開花は4〜5月,花
は小さな純白色五弁花で,3〜7輪ずつ散形に集めて咲かせ,花径3o位。
ストランベーシア・ダビディアナ(ストランベーシア属)
中国西部原産の常緑小高木で,昭和初期に渡来。庭園樹,盆栽用。高さ約6m,開花は
春,花は白色五弁花で,頂生の散房花序に多数付き,花径8o。果実は秋に結実し,
やや球形で径7〜8oの深紅色で,葉とともに色づき美しい。
〈まめ科〉
ギンヨウアカシア(ギンバアカシアとも,アカシア属)
オーストラリア原産の常緑高木で,明治末期に渡来。庭園樹,切花用。開花は1〜3
月,花は黄色の頭状花を30輪程総状花序に付けます。
フサアカシア(ハナアカシア,ミモザとも,アカシア属)
オーストラリア原産の常緑高木で,明治初めに渡来。切花,庭園樹用。高さは15m位,
花は径6oの濃黄色の頭状花で,30輪程総状花序に付けます。
サンカクバアカシア(アカシア属)
オーストラリア南部原産の常緑低木で,明治20年に渡来。庭木,切花,生花材料用。
高さは2m位,開花は3〜4月,花は径3oの黄色の頭状花で,長い総状花序に付けま
す。
ネムノキ(合歓木,ネムノキ属)
本州以南の各地の山地に自生する落葉小高木で,庭木,鉢植え用。高さは6〜9m,開
花は6〜7月,花は花糸が長く紅色で,夕方咲きます。
アメリカホドイモ(ホドイモ属)
北米原産の多年草で,明治中期に渡来。鉢植えやフェンスに絡ませ,また塊根は食用。
蔓は2〜4m,開花は6〜9月,花は白に紫褐色の蝶形花で,総状花序に付け,芳香
性。
ラッカセイ(落花生,南京豆ナンキンマメ,ピーナッツとも,ラッカセイ(ナンキンマメ)属)
ブラジル原産の一年草で,1753年に渡来。食用,菓子用のほか,搾油用,飼料,緑肥
用。開花は7,8月,花は黄色の蝶形で,1筋に4〜5花付け,受精すると子房柄が
伸長して地中に侵入し,地下結実します。
ムラサキセンダイハギ(ムラサキセンダイハギ属)
北米原産の多年草で,明治初期に渡来。花壇,切花,鉢物用,また染料のインディゴ
が採れます。高さ1〜1.5m,開花は5〜8月,花は長さ3p位の濃青色の蝶形花で,
穂状の総状花序に付け,また色変わりとして藤,藤桃,褐黄もあります。
ベニゴウカン(ヒゴウカン,ヒネムとも,ベニゴウカン(カリアンドラ)属)
メキシコ原産の常緑低木で,明治初期に渡来。温室内の鉢物。高さ2m,開花期間は5
〜10月,花は線状の長い花糸が集まり鮮赤色,花冠は淡黄色。
ナタマメ(大刀豆,刀豆,タテハキとも,ナタマメ属)
熱帯アジアの一年生蔓性植物で,1600年頃渡来。食用。蔓は4〜5m,開花は夏頃,花
は淡紅紫色又は白色の蝶形で,莢サヤ長30p位。白花種は豆を食用,赤花系は莢を食用
とします。
ハナセンナ(カワラケツメイ(カシア)属)
ブラジル,アルゼンチン原産の常緑低木で,昭和初年に渡来。庭木用。高さ2〜3m,
開花は8〜10月,花は鮮黄色で総状花序につきます。
ハナズオウ(花蘇芳,ハナスオウとも,ハナズオウ属)
中国原産の落葉小高木で,1695年頃渡来。庭木,切花用,また根,樹皮を薬用。高さ
5〜7m, 開花は4月下旬,花は葉よりも先に桃紅色の蝶形花を開きます。長さ2p
白花のシロバナズオウもあります。
アメリカハナズオウ(ハナズオウ属)
北米原産の落葉高木で,明治初年に渡来。庭木,公園樹に利用。高さ7〜12m,開花は
4〜5月,花はハナズオウよりやや小形で深紅色です。
ヒイラギハギ(ホソバヒイラギマメとも,ヒイラギハギ(コリゼマ)属)
オーストラリア原産の落葉低木で,昭和2年に渡来。鉢植え,切花用。高さ2m足ら
ず,開花は4〜5月,花は旗弁が橙黄色で,翼弁と竜骨弁は紫紅色の蝶形花を開きま
す。
グロリーピア(クリアンサス・ダンピエリー)(クリアンサス属)
オーストラリア原産の蔓性落葉低木(温室では常緑)で,昭和5年に渡来。鉢植え用。
高さ60〜120p,開花は夏頃,花梗は各葉腋に直立し,旗弁は鮮深紅色で,紅色の蝶形
花を頂端に4〜6花付けます。
チョウマメ(蝶豆,チョウマメ(クリトリア)属)
南アジア原産の多年草(栽培上は一年草扱い)で,熱帯〜亜熱帯で広く栽培。花壇や
鉢植え,また垣根に絡ませます。花径は5〜6p,旗弁が大きく,鮮青色で美しい模
様があり単生,若い莢サヤは食用。変種に白色花や八重咲きもあります。
ヤハズマメ(矢筈豆,クロタラーリアとも,タヌキマメ属)
ネパール原産の二年草で,大正初期に渡来。観賞用に花壇栽培。開花は4〜5月,花
は淡黄色で長梗のある総状花序に付きます。
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