2003. 6. 28-29
以前より佐竹会長の知り合いがRX−7でスーパー耐久参戦しており,佐竹会長が毎回お手伝いに行っていることは58の皆さんはご存知だったと思いますが,今回からおいらもサーキットまでお手伝いに行くことになったので,ちょいとレポートしてみましょう(^^)。
このスーパー耐久,通称”S耐”と呼ばれているレースは,市販車をベースに小改造を施した車両を用いたレースで,エンジン本体の改造制限やピットクルーの人数制限などをレギュレーションで規定し,プライベーターでも参加できるような耐久レースになっています。
詳しくはスーパー耐久のオフィシャルページを参照して下さいな。レギュレーションまで載っていますので一読されるとS耐の面白みも増しますよー(^^)。
プライベーターの参加もできると言いながら現在は全国各地の大手のショップがスポンサードしてたり,メーカーからサポートを受けているようなセミワークスとも呼べるようなチームがほとんどで,純粋なプライベートチームは今回お手伝いに行った「チームテスタスポーツ」ぐらいでして,とてもチャレンジングな活動となっています。
また,このチームテスタスポーツをNukupeeさんが率いるWW2というクラブがサポートしており,エントリー名も”WW2 ダンロップRX-7”となっています。このWW2のコンセプトはマツダがモータースポーツシーンへ復活することを祈り,今日モータースポーツで活躍するマツダ車を応援すると言うクラブだそうです。>これで良いのかな?(^^;。これも詳しくはNukupeeさんのHP,Jacobins_Squareの「WW2 is here」というページで紹介されています。レースのレポートも臨場感に溢れ,とっても詳細に書かれていますので是非ご覧になって下さいです(^^)。
6月28日(土)に行われる公式予選の日はあいにくの雨模様。
おいらはこの日から合流しましたがチームとしては前日の
金曜日からテスト&フリー走行の為,MINE入りしてセッティングを
繰り返していたそうです。
こちらがドライバーの3人。
左から,伊藤 弘史選手,有木 雄太選手,新宅 文亮選手です。
新宅選手はチームオーナーの弟さんで,今年の里帰り
ミーティングVの前夜祭に来て頂きましたね。
有木選手はS耐は今回が初レースで,何とまだ20歳!。
前日の雨の中のフリー走行でスピンしてリアバンパーを
破損させてしまったそうな。
その後,事あるたびに佐竹会長からいじめられる羽目に
なり,今では佐竹恐怖症となっているようです(^^;。
いじめ過ぎかも,会長(笑)。
伊藤選手は「サスペンションの神様」と言われる程の
足回りのスペシャリスト。多様なモータースポーツ活動を
行っている超ベテランドライバーです。
時々58の掲示板に遊びに来て下さるMX-5さんです(^^)。
某ルマン24Hの優勝車のメカまでやっていたとっても凄いお方です。
今回のMINEではエンジン制御系の原因不明のトラブルにより
タイム的にいまいちな感じ。ブーストが上がりすぎているのに
パワーが出ていないようで,他チームのRX-7と比べると
明らかに遅いのだ(^^;。
原因追求の為,色々と試したり調整したりしています。
何とかだましだまし走りながら予選は通過しました(^^;。
エンジンがそんな状態なので本来のポテンシャルを発揮できず
全クラスを通しての最下位となってしまいました(^^;。
本番の決勝に向けてエンジンの調整は夜まで続きました。
決勝当日は雨も止みドライコンディションへ。
決勝の準備へと掛かります。
椅子に座ってパソコンをいじっているのがエンジンマネージメントを
担当しているなかひらさん。MX-5さんと同様プロのレースメカを
やっていたお方です。
なかひらさんやMX-5さんのような「本物」の人たちから
いろいろなお話が聞けるのでとっても為になります(^^)。
今回おいらは全ブレーキローターとパットの交換及びエア抜きをお手伝いしました(^^)。
重要な部分のメンテにもかかわらず自分で試走行出来ないし,
もし組み付けミスによりトラブルを起こしたら,レースが台無しに
なるどころかドライバーの命にもかかわる作業だったので
かなり緊張しましたね(^^;。
お昼の時間帯にはピットウォークが行われ,大勢の観客がピットに
なだれ込み各チームのレースクイーンやマシンを見に来ます。
(ほとんどの人がレースクイーン目当てかも(^^;。)
一応このS耐は国内の箱のレースではJGTCについでのビッグレースですので
結構な盛り上がりを見せ,有名なショップやパーツメーカーがメインスポンサーに
なったチームが多く,そのほとんどのチームがキャンGALを用意してきます(^^)。
こちらは昨年のC-1クラス・チャンピオンのエンドレスのチーム。
会長のお勧めです(^^)。
テスタスポーツはダンロップがスポンサーに付いていますがスポット参戦の為か
キャンGALは用意してくれないようです(^^;。
ピットウォークの時間にはおねいちゃんの替わりに,おねいちゃんの
立ち位置までマシンを前に出し,お客さんに間近でマシンを見てもらう
サービスをしました(^^;。ほとんどのチームのマシンはこんな近くまで
寄れないので意外と好評でしたね。
決勝レースのグリッドに並びます。
残念ながらエンジンの不調により予選最下位なもんで
グリッドの後方には誰もいません(^^;。
S耐は今回が初レースの有木選手。
車の中にはすでにスタートドライバーの新宅選手が乗り込んでいます。
グリッドに並んでからスタートするまで20分くらいあるのですが
この間も新宅選手は車に乗ったままで,車内はかなり暑いはずで
普通の人ならこれだけでへばりそうです(^^;。