ブレーキのオーバーホール
その2
続いてはローター編です。
去年S耐のお手伝いの為,ちぇる低に8ヶ月間放置プレイした時に
フロントのローターにパットの跡がくっきりと錆ついて,どうしようもない状態に
なっていました。走っても取れないし,ペーパーや砥石で磨いてもぜんぜんダメ。
しかも錆びた所の摩擦係数がかなり異なる為に,ブレーキをかけると
ABSが効いたようにバイブレーションが出るし,ペダルもそれに合わせて
前後するくらい酷い状態で,錆びた所のローターの厚みが薄くなっているようでした(泣)。
ローター研磨すれば復活できるのでしょうが,ロードスターの場合は研磨の金額と
新品購入の金額にあまり差がないので悩んでいましたが,そう言えばエンジンのドナーと
なったNB10thのローターが有ったのを思い出して,家のパーツ部屋を探して発掘してきました。
発見当時。こいつも相当に錆びているけど大丈夫か?
段付き磨耗とかが無かったのでワイヤブラシで軽く錆びを落とした後に
砥石で研磨してやります。しばらく研磨していると,錆びる前のレコード線が
きれいに出てきて,見事に復活してくれました(^^)。
ちなみに砥石で研磨する時の研削液には灯油一番です(^^)。
でもとっても手が荒れるので皮膚の弱い方は注意しましょう。
もちろん錆びを落としたローターも耐熱塗料で塗装しました。
キャリパーはおまけ(^^)。
実際に組付けたところ。
なんだかプラモデルのようになってきました(笑)。
キャリパーを組む際にせっかくなのでステンメッシュのブレーキホースに
換えてやりたいと思っていたら,INDYがちょうどマルハのホースを買って
まだ使っていない状態でしたので,それを先に使わせてもらいました(^^)。
社外品のブレーキホースはキャリパーの締結部の回り止めが付いていないのが
ほとんどで(と言うか付いているのを見た事が無い),あまり使う気が
しませんでしたが,どこからも回り止め付きの商品が出る気配が無いのでそろそろ諦めました(笑)。
まあ,マルハのは他社のメッシュホースに比べで比較的リーズナブルな
お値段で,割と品質も高そうでしたので満足しました。
最後にオーバーホール後にちょいと走った後の写真です。
ローターの塗装もパットの当たり部が取れてプラモっぽい雰囲気が少し緩和されました(^^;。
全体のフィーリングは,まだ本気で走っていないので後日レポートしますね。