鹿友会誌(抄)
「第二十五冊」
 
△俳句「甲子集」
 元日や日はたゆたへる嶺の雪 樹人
 初空のぬくもり拝む深雪かな 摩山水
 年賀の子雪の一路を続きけり 水鳥子
 若水や燈明ゆらぐ木盃 森女
 袴着て足の黒さや年男 同
 初日拝む人少さゝよ宮の前 鐘打樓
 山々の影おたやかや初鴉 同
 初鶏や大戸明くれは橇行くよ 一杉
 震ふ樹々の隙間にのそく初日の出 一芦坊
 おろかしきまで凝視むる北国の初日 同
 元日のひそと日たけし炬燵かな 草于
 蓬莱に屡々到る吹雪かな 同

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