モル日記12

 

テレビを見ながら考えた。

おぉ〜!これだ!

閃いた。

「おい!」

「あうぅ〜?」

「あれは、お前達にやる!」

「やったぁ〜!」

「やりぃ〜!」

「そこでだが、名前は俺が決める!」

「なんで!」

「そうだ、なんで!」

「良いだろ!名前ぐらい決めさせろ!」

「だめだ!もう決めたもん!」

「そうだ!決めたんだもん!」

「そんな事言ってると、

かあちゃんにとられちまうぞ!」

「えぇ〜!?」

「良いか!ここは、大人しく、

仲良くなろうじゃないか!」

「でも、さっき、かあちゃんが言ってたぞ!

俺たちのもんだって!」

「でも、名前を決めて良いって

言わなかったぞ!」

「えぇ〜!えぇ〜!だってぇ〜!」

「かあちゃんに聞いてくる!」

おい!待てよ!

あぁ〜!行っちゃった!

「とうちゃんが・・・」

「・・・・」

あれ、聴こえないぞ!

嫁といっしょに来た!

無言で座る。

こりゃ、だめか!

諦めだ!

「名前だけは、決めさせてやったらぁ〜!

それくらい、許してもいいんじゃない?」

えっ!えっ!?

「なんて言った?」

「だから、名前は君が付けても

宜しいんじゃないでしょうかと

言ったんですよ!」

「奥さん!いい所有るじゃないですか!」

「じゃ!良いよ!」

「とうちゃん、ずるぅ〜!」

「まっ、良いじゃない!」

と言われても、決めてない。

「とうちゃん!なんて言うんだ!」

「分からん!」

「えぇ〜!分かんないのぅ〜?}

「明日までに考える、

学校から帰るまでに考えとく!」

一応、主張はしたが、どうしよう!

さて、困った。

「チビ」と言う訳にもいかないし

うぅ〜!悩む!

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