天然ファームとはなんぞや。

狭いながら、遊ばせておく畑を見てもったいないなー、と思ったのが18の時。思って即、耕していた。周りの人達はただひたすら笑っていたが、初めて自分で耕して、種を蒔いて、穫れた大根を食べたときの衝撃は忘れられない。売っている物とこうも違うのかと、くらくらした。それからは自分で作れる物は作ろうと思った。作っていくうちに、”畑をやる”事の難しさと、楽しさとを知った。

初めて人参を作ったときも、スイカの苗を植えたときも、誰も出来るとは思っていなかった。でも、出来ちゃったんです。Y(^0^)Y

出来ると人間とは不思議な物でノッて来るんですよねー。(根が単純なのか)で、気が付いたら、自分で言うのも何ですが、美味しいんです。ねえ、美味しければ、買わずに、作ってしまいますがな。(でも、ホント評判はいい)それでもって、畑で出来た物食べてると、体調もいいのよ。

イライラしたときや、悲しいことがあった時でも、畑の仕事は待ってはくれないんです。ほぼ毎日、やることがある。草取り草取り。種を蒔くのも苗を植えるのも実を収穫するのも、時期を逃すと台無しになってしまう。だからやりたくなくてもやらなきゃならない。やらなければ食べれない。で、不思議なもので、こういう事って、やってるとすっごく無心になってくるの。すると。あら不思議、身も心も元気になっちゃう。天然ファームって、私にとって、元気になるところなのです。

ただね、いいことばかりじゃない。日焼けするのよ。日焼けサロンなんて、甘いねってぐらい。麦藁帽子かぶって、タオルで防御して、日焼け止めぬってもダメ。じわじわ焼けて。しかも、真夏に、長袖タオルぐるぐる巻きは、かーなり辛い。サウナ状態。やってられっかって、暑さのあまりなるんだけど、それもこれも、良いもの食べたいから出来るんだけど。はあ、お肌のお手入れが大変よ。

無農薬で作ろうと思ったのは、うーん、やっぱり健康かな。一般的なお店で売っているものを作るのだったら、わざわざ、手間暇かけて作ることはないわけだし。わざわざ、コンサ行く回数減らして、諸々のこと削って時間とって畑作業をするんだから、売ってないもの作りたいじゃん。この辺がこだわってるのよう。無農薬で作っても難しいことないし。薬散布する手間が省けて、かえって楽だし。土自体に、力が付いたみたいで、収穫量は、毎年、増えてるし。(ま、職業にしてるわけじゃないから気楽なんだけど。)いいことづくめじゃーん。

そんなわけで、創造する楽しみをかみしめつつ野菜作りに勤しんでます。

由華穂にとって天然ファームってそんなところ。

 

俺流 菜園日誌 へ戻る