里芋の作り方

里芋は、湿気った地面を好みます。なるべく、乾燥の少ない場所に植えましょう。
毎年、同じ場所に植えても大丈夫です。大きな種芋からは大きく育ちやすいので、種芋選びは慎重にしましょう。
里芋の種類は豊富にありますが、作りやすい物を選ぶことがポイントです。(俺流では消毒は一切行わないので、
頑丈で丈夫な種類が好ましいです。といっても、里芋はほっとけばある程度出来るからそんなに気にすることはないですが)

種芋の植え付け時期  4月後半から6月初旬

1.畑の準備をしておく。肥料を十分なじませ、耕しておく。

2.畝と畝の幅をかなり広くとる。(1mは欲しい。)鍬で、20〜30cmほこして、種芋を植え付けていく。
種芋から芽が出る方向をよく確認して、芽の出る方を上に植え付けていく。(芽は大概太い方から出てきます。)
50〜60cm(余裕があればもう少し)間隔で植える。

3.地面の温度が高くないと芽が出ないので、植え付けた後は頻繁に水やりをする。

4.芽が出て、葉が3,4枚になったら、追肥をする。(肥料は、根本近くにはやらず、少し離れた場所にする。)
1週間から10日位の間隔で与えるが、与えすぎると、芋は根腐れを起こしやすいので、成長の様子を見ながらしましょう。事前に畑に十分、肥料が行き渡っていれば、ある程度大きくなるまでは肥料はいらない。(梅雨が空けるまでは天然ファームでは、肥料は特別与えない。)

5.こまめに、土は寄せましょう。

6.一番最初に出た茎とは違う茎が出て、葉がつき始めます。この小さい茎を大きくしていくと、土の中で種芋の周りに子どもの芋が出来ている証拠なので、この周りから出てくる茎を傷めないように、土を寄せながら、大きくします。

7.7月8月の夏真っ盛りになると、茎も太く、葉も大きく、全体に、かなり大きくなります。この時期小さいと、里芋の収穫出来る数はかなり少なくなってしまうので、がんばって、肥料を与えます。(大きく成りすぎているもの要注意です。肝心の芋の部分に栄養がいかずに、上の葉にしか来ないときもあります。これは栄養の与え過ぎなので、肥料をやるタイミングと量は慎重にして下さい。)1m前後になっていると、いい感じです。

8.秋が来て、里芋の葉が自然に枯れ、茎が枯れてきたら、収穫できます。きいろっぽくなってくる。

9.シャベル等で、里芋に傷を付けないように、掘り返して収穫します。里芋を掘り返すとき、かなり、汚れても良い服装で作業することをお勧めします。里芋の蔓の液は絶対に落ちません。泣きを見ます。

10.一つずつばらして、泥を落として(水洗いしない)、段ボールの箱などに入れて、保管します。寒い所に置くと赤く霜げてしまうので、保管場所には気を付ける。新聞でくるむ、とかします。(地面に穴を掘って藁で来るんで保管しても良い。)

 

ゆかほは、冬はこれがないと越せないっていうぐらい大好物です。里芋だけを砂糖と醤油できっつく煮付けるのが好き。(うっとり)おみそ汁に2,3個入れても美味しいし。自分の所で作ると、ホコホコ感が違うんです。ぜひおためしあれ。

 

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