西洋ではいろいろなタイプの魔女が物語に描かれています。
だいたいは 「おっかなくて気味の悪い」悪魔的なもののようですが
単に「女性の魔法使い」を指す場合もあるようです(人魚姫など)。
「ハンスルとグレトル(ヘンゼルとグレーテル)」で、おかしの家を
作っている魔女は、森の奥に棲んで人間の子供を食べています。
日本の伝説にある人食いの鬼婆 「山姥」 に近い雰囲気ですね。
<猫>
西洋では 「猫は9つの命を持っている」 と言われています。
賢くて、ちょっとずるくて、ふしぎな生き物・・・という扱いです。
その「猫」が長靴まで履いたんですから、まぁちょっと人間では
タチウチできないでしょう。 日本でも 「猫は長生きすると尾が
七つに割れて、化けられるようになる」 なんて言われています。
猫は、魔女の使い魔としても有名で(使い魔というのはお稲荷
さんの狐にあたるもの) 中世魔女狩り時代のヨーロッパでは、
ペストが大流行した際、恐怖にとりつかれた人々が魔女の使いと
思われていた猫を殺したので急激に鼠が増え、ペストがより猛勢
したという怖い話(どうもかなり実話らしい) まで残っています。