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*  幽霊  *
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Juneに描いた「幽霊」という話の最初の留め書き。
死んだ「戦友」に、生死が判断できない状態で再会する話で、 もともとは主人公のモノローグと友人との会話だけのエピソードでしたが、 このまま描くとあまりにも内容が重すぎて読めないので、 実際にはコメディのスタイルで作品が完成しました。
コメディの方が、できあがりとして正しかったように思います。

完成した話には戦友がどんな人物かの描写が出ませんが、 Juneの読者の場合、主人公の心理の中からかなりの部分を 推測してくれるため、「一緒にガソリンスタンドをやるつもりだった」 というセリフだけで十分で、余分な説明描写を省略して、 物語の展開に必要な部分だけに、集中して頁を使えるというメリットがあります。

”幽霊” は、 「くされ縁(マガジン・マガジン)」 と 「月と博士(白泉社文庫)」 に収録されています。




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2002.2.22.



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