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◆ピングーサドル 朝食時。 |
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◆尾道大橋&新尾道大橋 (左の高速専用) 向島から本土に向かって 撮影しました。 |
さて、最終走行日である。
地図上では距離はたいしたことは無いのだが…。
とにかく朝飯は例のごとく途中で取ることにして
早速出発した。
笠岡から広島県福山市まではすぐである。
福山を素通りして国道2号線バイパスの側道を走る。
途中遠回りする場所を避けて下に降りると
松永というところの東に着いた。
ちょうどコンビニがあったので朝食を取る。
尾道市街に入るとしまなみ海道は目の前である。
ところが国道2号線から遥か上空にある高速道路まで
スロープを上らなければいけない。
そう、しまなみ海道は高速道路なのである。
しまなみ街道を走れるのは橋が架かっているところだけ。
ついこの前の北海道のツーリング中に聞いたことがある。無事橋を通過すると自転車及び通行者は
地道までスロープを使って降りなければいけなかった(トホホ…)。
向島はそう苦労することなく、
とは言え、島=山見たいなものだから
アップダウンが激しいのなんのって!すなわち、ここからが悲劇の始まりだったのだ。
はい、山越えです。
島の真中を貫く国道317号はアップダウンも激しく
二つ目の島にして既にバテ気味。
お昼ご飯を地元のコンビニらしき!?店で
休憩してると、スピード違反の車がつかまってた…(かわいそぅ…)。何が地獄かって、橋のたもとまで行って
遥か上空の橋までスロープを登って行かなければいかんのじゃ!
それも1kmから2km!!!!!
疲れる!これは疲れる!
最初から橋の上の高速道路の脇を走らせてくれ!
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◆多々羅大橋 生口島、多々羅大橋への スロープから撮影。 |
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◆伯方・大島大橋 伯方島から撮影。 |
もうこうなったら一つ一つ確実にクリアしていくしかありません。
橋から橋までは海沿いの道を走ってもアップダウンが激しく、
結構交通量も多いし…。天気も良くて気持ちいいんやけどね。
島を走りきって次の橋に登るときが結構ブルーかも…。
でも、多々羅大橋は海も澄んでて奇麗だった。(でも疲れるの)
はっきり行って今回は走る量が少ない。
3kmで橋へ到達できるのだ!(ラッキー!)
でも疲れてるし、しかも例によってアップダウンがあり
今夜も筋肉痛って感じ!?
はっきり行って今回も走る量が少なそう。
しかし、前の島での経験により予想済みである。
アップダウンがかなり激しいぞ!
今夜も筋肉痛って感じパートU!?書き忘れてたけど、
ここがあの伯方の塩で有名な
伯方島でした。
最後の島で最後の難関!
辛い(つらい、からいではない)ぜ山越え!
今までの島の中で一番大きい島で、
尚且つこのアップダウン!
思わず峠の下り途中の休憩所で木陰に入り
水分補給&休憩を取ってしまいました。
ここまで休みまくりで時間も押しているのに…。もはや「しまなみ海道」とは思えないこの景色。
右も左も、山!山!山!命名!
「山なみ海道!」
最後の橋はやはり今までの中で一番長いだけのことはあって
ちょっとだけ豪華であった。
橋の袂にも「大島シーサイド」なるものがあって
家族連れで賑わっていた。橋を渡りきったところにあるSA見たいなところで
ようやく昼食タ〜イム!
カレー。
いただきまーす!
あれれ?
マルチン君のカレーが来ないぞ?ブチ切れ!
食券渡してんのに!
これでまた時間のロスだっちゅうの…
さて、いいかげんな昼食も済まし、
早速松山市へ向けて出発だ!しかし、この3日間の急激な運動で
武闘派のマルチン君も足を傷めてしまっている。
ここまでは何とか乗り切ってきたが、ヤバイ。
とりあえず薬局を見つけてサポーター代わりにテーピングをすることにした。が、なかなか薬局など無いのだ。
今治から7kmほど橋ってようやく見つけた薬局は
そのまま休憩地点になってしまった。
さて、本当に気を取り直して出発である。
ツーリングマップルによると
このあたりの海岸道路は
澄んだ海(進行方向向かって右手)の色が印象的な素敵な道路だそうな。でも既に夕日が…
ま、これも景色はいいのだが。
「山なみ…」、もとい「しまなみ海道」にてこずりすぎたか…。途中、日が暮れそうになったので
今日お世話になる予定の松山YHに電話を入れておいた。
既に日は沈みかけている。
急がねば…我々は暗くなり始めた海岸通をひたすら走りつづけた。
北条市街に入った頃には既に日も落ち、
西の空の端にうっすらと明かりが見えるか見えないかであった。
市街地の端にある交通量の少なく信号も少ない北条バイパスを通り、
とうとう念願の松山市に突入!(このとき既に8時か?)
ちょっとローソンで休憩(オケツが痛かったの…)
ゴールはもうすぐ!
さすが四国で一番大きな都市、松山!
結構デカイぜぃ!
街に入って、交通量の多い通りを結構(4km程)走った。
路面電車のところで同じように山手に向かって曲がり、
坂道を道後温泉に向かって走る。
松山YHは道後温泉のすぐ近くなのだ。
温泉街を抜け、道後温泉の横の道(急な上り坂)を上がると…そこは松山YH!
さすがに自転車は押して上がりました(足が吊りそうになって…)。夜9時
ゴール、到着!!!!!!!!
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↑今日はこれだけ走りました 意外と少なく見えるけど 結構しんどかったんやで! |
今日の夕食は殊のほか美味しかった。
それはこの3日間の苦労の結果、達成感。
それだけではない。ホントに美味しかった。
YHって言うと、普通は普通のご飯が出れば良いほうなんやけど、
ここはサザエの壷焼きが出た下関YHと同じく豪華であった。
いっぱい100円でチト高めだが、美味しいワインもあって
2人はご満悦状態!夜の9時に到着したため晩飯は我々2人だけで、
風呂に入る前に食べなければいけなかったのがちょっと寂しかったかな。
もちろんお風呂は後回しなので、食後に速攻風呂にIN!
したいけど足が痛くて階段が上れない(笑)。
亀のような猛スピードで我々は階段を上り部屋に辿り着いた。休憩所では既に旅人たちが語らいを始めている。
風呂前にちょっくら挨拶をして、
急いで風呂に入った(シャワーのみの小さな風呂だった)。風呂上りにビールで皆さんと語らう。
大阪からの我々の奇行ぶりに皆さんびっくりしていたが、
さらに3年前には大阪から別府までサイクリングした事を話すと
さらにびっくりしておられた。
やはり話のネタは「しまなみ街道」の「山なみぶり」であろう。
景色云々以前の話である。
目に映るのは山!山!山!
でも冷静になって考えたら当り前なのだ。
だって島って山だもん。
大きい島は平地が広いだけで
あんな小さい島は山の部分が
島の90%くらい占めてても不思議ではないのだ。
惜しむらくは橋以外の部分で高速道路の脇を走れなかったこと。
かかった時間が全然違っていただろうになぁ…。こうして尽きることなく夜更けまで話をしていたいのだが
YHには就寝時間が存在するためそうも行かない。
疲れも極限状態の我々は早々に寝ることにした。Good Night!
YHに到着してすごくびっくりしたこと。
>足が痛くて階段が上れない(笑)。
って書いたけど、正直洒落になんないくらい身が張ってて
いつ足が吊ってもおかしくないくらいだった。
この状態は大阪に戻っても2〜3日は続いて結構苦労しました。