「だめかな」

昼を過ぎてもアタリのひとつもない。

「誰か(魚を)上げた人おるん?」 

「うん。朝方あそこにいる人が40cmオーバーのチヌを上げたんだけどね。投げカゴしてんだよな。」

 

 

「投げカゴか〜。」

いるのはいるらしい。チヌ。しかしやっぱり全体的に食い渋っているようで、ぼくが着いてからはチヌを上げてる人を見ていない。

T原さんによると、シーズンには結構チヌが上がり、ぼくらが車をすんなり止めてきた駐車場が止めきれないくらいに釣り人が訪れるらしい。3月下旬ぐらいで水温がもっと上がればいいんだとか。

「今日とかどうなんです?」

「う〜ん。そろそろだと思うんやけんど。」

 

 

移動しながらポイントを探していたが、とうとう浜の際の方まで来てしまった。H氏もねばっていたがアタリなし。

浜の方では投げ釣りをしている人が結構いた。なにが釣れてるのか覗いてみればよかったな。

 

結局ここではアタリなし。時期が悪かったのか・・・・・・。2時前くらいに納竿。

 


 

「じゃあオレ広島帰るわ。」

「気を付けてね。どうやって帰るん?」

「室戸の方廻って南国から高速乗る。みんなは?」

「うん。ここに来るとき途中で良さそうな港があったから、そこでちょっとやってみようと思う。」

「ふ〜ん。・・・がんばってね。」

「うん。・・・メールするわ。」

メールするというのが、釣れたらメールするというのか、それとも時々メールするよという意味なのかふと気になったが ・・・・・・。

 

ぼくらはそこで別れた。

これからは再々いっしょに釣りにいくってこともできないけど、また機会はあるわね。

またいっしょに行ったときにゃ、いいファイトしようぜ!

 

 

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