魂斗羅

タイトル名 魂斗羅 定価 5,300円
発売日 1988年2月9日 ジャンル アクション
メーカー コナミ ハード ファミコン
ジ:nakaさんのコメントだ。

つい最近も最新作【真・魂斗羅】も発売されたのが記憶に新しいコナミの名作アクションシリーズ第一作目の作品です。1987年にアーケードで稼動していた同名タイトルの移植作品ですがFC版ならではのオリジナル要素を追加し単なる移植を越えた出来の作品になっています。

内容は1P「ビル・ライザー」と2P「ランス・ビーン」を操り待ち受けるトラップや敵を突破して全8ステージを戦うと言う物で、各ステージごとに様々なギミックが用意されており飽きさせられる事がありません。例えばサイドビューの一面はジャングルから敵の基地へと向かって要塞ゲートを破壊するまでが一区切りの面ですが、2面は後ろから見た視点で1面で侵入した要塞の中枢を破壊するのが目的と面と面の繋がりが良く出来ています。オープニングとステージクリア時にはFC版オリジナル要素であるデモシーンもあってストーリー要素も含まれており面の繋がりがより分かりやすくなっているのではないでしょうか。

このゲーム最大の特徴は何と言っても弾数無制限の銃を撃ちまくれる所にあると言っても良いと思います。初期装備のノーマルガンは威力も低く攻撃範囲もそれ程ではないのですが、ステージ中に配備されているハッチや時折飛んで来るパワーアップカプセルを撃ち落すと飛び出してくるパワーアップアイテムを入手する事により威力の高いレーザー、攻撃範囲が広い+連射の効くスプレッド、ボタン押しっぱなしでオート連射出来るマシンガン、クルクル回る火の玉を撃ち出すファイアーボール、あとは一定時間無敵になるバリアや弾の速度が増すラピッドビレッツ等様々な武器やオプションアイテムを装備する事が出来ます。これらの武器の中でもスプレッドはかなり強力な武器で、攻撃範囲も広く連射も効くため固い敵でも至近距離で連射すればあっという間に倒せる程の性能を持つ武器です。しかもこれだけ強力なのにも関わらず弾数は当然無限!!この強力なスプレッドガンをバリバリ撃ちまくって兵士やら砲台やらを破壊しまくるのはとにかく「快感」と言う他はないでしょう(笑)。

しかし本作はアドリブで撃ちまくってクリアするだけのゲームではなく、しっかり面構成を頭に入れて攻略のパターンを構築する事が必要になる局面が非常に多いゲームでもあります。一撃死というルールの為ゴリ押しでは決して突破できませんし、一回でも死ぬと装備を失ってしまうので局面によっては一回のミスがそのまま命取りになるケースもある訳です。実際、対処法を知らなければ絶対に一回は死んでしまうような所もあるので何度も死んで覚えるという作業が苦手な人にはちょっと辛いかも知れません。

とは言え面の長さもそれ程長い訳ではないので根気さえあればデフォルトの3機設定でも安定してクリアも可能ですし、どうしてもクリアできない人には残機30機で始められたりステージセレクトが出来たりする裏技もあるのでエンディングを見る事はそう難しくはないと思います。それだけに友達が来た時に気軽に2人で遊ぶソフトとしてもうってつけのゲームでしょう(笑)。

全体的に難易度は高めですが操作性の良さやパワーアップの爽快さ、そしてバラエティに富んだ面構成や上達し甲斐のある難易度と昔気質の硬派アクションが好きで本作を未プレイの人には文句無しでお薦めしたいゲームです。一般相場はやや高めなので入手はやや大変かも知れませんが、まず値段分の価値は十分あるゲームだと思いますよ。

nakaさん
お薦め度

10点満点中、10点満点!
備考
                       ピピピ
ビル(以下ビ):こちらビル。敵エイリアンを発見した。これよりエイリアンのクソ野郎の殲滅を開始する。死ねヤー! ズガガガガガガガガッガッッ!!
フ:うわぁ! いきなり発砲しやがった!?
ビ:てめぇらそのエイリアンをかばうのか!?
ジ:エイリアンって…。うちのママの事か!?
フ:…確かにある意味エイリアンかも、ぷっ(笑)。 
マ:なっ!? 何を言ってやがるんだいお前達!?
ビ:かばうのならてめぇらも皆殺しだ! スチャッ!
ジ・フ:いえいえ! 煮るなり焼くなりどうぞご自由にやっちゃってください(笑)。
ビ:観念しやがれクソエイリアンめー! ズガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!
マ:ギャーーーーーーース!!! 


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