ロボッ子ウォーズ

タイトル名 ロボッ子ウォーズ 定価 6,900円
発売日 1991年8月2日 ジャンル アクション
メーカー アイジーエス ハード ファミコン
フ:nakaさんのコメントだ。

ある面ではアクションに、またある面ではシューティングになると言う一風変わった試みを取り入れている作品で、見た目は地味ながら中々楽しめる作りになっています。

アクション面は主人公の「ロボッ子・R−10」が陸上形態に変形して進む横スクロールのアクションなのですが、自機がややクセのある動きをするので、最初の内は少し戸惑うかも知れません。その動きというのが走り始めがやや遅く、止まる時は急に止まれないと言う物で、足場の悪い所で下手に動くとあえなく転落…なんて事もあるので、普通のアクションゲームと同じ感覚でやっていると面食らうと思います。

ただ、基本的にノンストップで進むのを前提とした面構成が多いので、ショットを撃ちながらとにかく走り抜ける!と言 う進み方が非常に爽快感があってオススメです。一方、シューティング面は空中では飛行機、水中なら潜水艦に変形して進みます。こちらはアクション面と違って動きに癖がないので操作しやすいでしょう。ここではジャンプの代わりに特殊な攻撃ができ、飛行機では爆弾投下、潜水艦では対空用ミサイルが発射可能です。飛行機の自機より下に攻撃できる爆弾は他のシューティングでも見かける武器ですが、自機より上に攻撃できる対空ミサイルは面白い武器で活躍の場が少ないのが残念ですね。

また、音楽も軽快でノリが良く音楽を聴くだけでもプレイする価値があると思います。特に各ステージの音楽は勿論ですが、何とボス戦の音楽にも使い回しがなく、製作者の音楽に対するこだわりが感じられます。惜しむらくは各ステージならでは!と言うギミックが少ない事でしょうか?

アクショ ン面では進む道が分岐したり床が滑ったりステージ全体が迷路のように入り組んでいたりと工夫は見られるのですが、シューティング面になると地形を使ったトラップが少ない上に、雑魚や中ボスも弱いのでやや展開が単調に感じてしまうのが惜しい所です。ですが、道中に比べてボス戦は中々面白く、決まった時にしかダメージを受け付けなかったり、自機を狙って上手く弾を撃ってきたり、地響きで自機を引き寄せてから突進してきたりと非常に個性的です。

ちなみに6面ボスは【ダライアス】好きならある意味必見かと(笑)。

全体的に「惜しい」感じのあるゲームですが、システム的な破綻はないですしコンティニューが3回だけだったり、ボス戦で死ぬとボス戦の最初からやり直しだったりと適当な遊び方ではクリアできなくなっていますので、ゲームバランスとしては決して悪くないと思います。それだけに全体的な難易度は高すぎず低すぎずで遊びやすく、アクションが苦手と言う人でも楽しめるのでは無いでしょうか?

じっくりと腰を据えてやり込む作品ではありませんが、テンポの良さもあって気軽に手に取って遊ぶにはうってつけの作品だと思いますよ〜。
nakaさん
お薦め度

10点満点中、6点
備考
フ:今日、ママにロボットにさせられてしまう夢見たよ。陸上形態・飛行機形態・潜水艦形態の三段階になるロボット。なんか妙にリアルな夢だったな〜。正夢だったりして(笑)。
マ:…チッ!
ジ:な、なに舌打ちしてんだヨ、ママ?
マ:真面目な話、おまえらまったく役に立たないから寝てる間に改造してやろうと思ったのに…。
ジ・フ:ゴクリッ…(ママが言うと洒落にならん…)。


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