日食があると日食網膜症患者が急増する。
昔から知られている、黒い下敷きや感光したフィルム、ロウソクの煤をガラスにつける・・・は非常に危険です。
(※ コレクトールで高濃度現像したモノクロフィルムは可。ロウソクは煤がすくない製品になっている)
太陽を直視することは非常に危険で、失明の恐れさえある。
専用の日食グラス以外の観察に適した、、簡単に作れて安全に見る針穴投影機の紹介です。
【注意】ピンホールを通して直接太陽を見てはいけません。失明する恐れがあります。 |
望遠鏡や双眼鏡で太陽を観察はこちら→簡易型太陽投影板
ピンホールカード |
●単に穴を開けるだけ(^^;
穴の開いた紙とスクリーンになる白い紙があれば簡単にできて安全に見ることができます。
用意するのものは、ボール紙・押ピン・紙やすりだけ。
出来合いのものとしては、図書カードやテレホンカードのパンチ穴が利用できます。
用意するのものは、ボール紙・押ピン・紙やすり(細目)だけ。 | 白い紙に投影するとちゃんと太陽の形をしています。 |
● 作り方
適当な大きさに切ったボール紙を、 コルクボードや古雑誌などを当て押しピンで穴を明けます。 |
このままでもいいですが、バリはとっておきましょう。 太陽像を綺麗に映すには綺麗な針穴を作るのが大事です。 |
押しピンで開けた穴の裏側は、飛び出てギザギザしてますので、 紙やすりやカッターでバリを落としておきましょう。 |
白い紙に投影して綺麗な太陽像になっているか確認してください。 何個か針穴を作って、よくできた針穴以外は塞いでしまうのも手です。 ピンホールカードを離すほど太陽像が大きくなりますが暗くなります。 |
カードに文字を書いて、適当な間隔で穴を開けると日食の形の文字ができる。 紙に投影したものをスナップすれば日食の記念写真が撮れる。 YAMANONレンズのサイトなので、カメラレンズの替わりにピンホールで撮ったもの。 いい加減に開けた穴なので、太陽像の大きさや形もいい加減に写っている。 |
ヤマノンレンズのレンズ部分を外して、ピンホールカードを貼り付けれればOK。 長い外筒を作れば、太陽像も大きくなるが露出が長くなり、像の輪郭もぼけてくる。 ピンホールでできる太陽像の大きさは、焦点距離(穴からフィルムまでの距離)の約1/100です。 1mの筒を作っても、フィルム上の太陽像は1cmです。 露出は難しいが、デジタル1眼レフならすぐ補正できるので便利。 |
日付に穴を開けたピンホールカード。金環食なのでリングになっている。 | 自然にあるピンホール。代表的なものが木陰の木漏れ日。 木漏れ日が三日月型をしている。 |
針穴投影機/透過型PinHole Projector |
●筒を作って被せるだけ!
筒とピンホールとコンビニ袋でできる針穴投影機です。
●用意するもの。 1)長い筒や箱。 ポテトチップスの筒やお菓子の箱、牛乳パックなど、なければ厚紙を丸めて筒を作ります。 2)ピンホールカード。 厚紙やカップ麺の銀紙の蓋、アルミホイルなどに押しピンで穴を開けたもの。 3)投影スクリーン。 白色のコンビニ袋を適当な大きさに切り抜いたもの。もしくはトレッシングペーパーなど。 他に押しピン・カッター(はさみ)・輪ゴム・のり。 |
● 作り方
筒や箱の底に押しピンで直接ピンホール(針穴)を開けてもよい。 ピンホールを後付けの場合は、底に適当な逃がし穴を開けておく。 牛乳パックは綺麗な穴が開かないので、ピンホールカードを張るつける方法にした。 |
ピンホールカード以外ではカップ麺の銀紙の蓋などを輪ゴムで止めて押しピンで穴を開けるとよい。 写真例はアルミホイル。アルミホイルは穴がすぐ変形するので意外に難しい。 |
白色のコンビニ袋を適当な大きさに切り抜いたもの (もしくはトレッシングペーパーなど)を 開口部に輪ゴムで止めれば完成。 |
【日食太郎(あ、安易だ(^^; 完成】 ついでなので名前をつけてあげよう。 ペイントして仕上げてみよう(笑) |
太陽に向けて後ろから見れば太陽像を観察できます。 太陽に向ける時に直接太陽を見ないように注意してください。 他にもいろいろな作り方がありますので、下記のサイトも参考にしてみてください。 |
針穴投影機/投影型PinHole Projector |
【用意するもの】 |
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@チップスターの空き箱の底の方の側面を切ってのぞき窓を作ります。 | @a)白紙を貼ってありますが、 これは太陽導入の為に影を見やすくするためのものでなくてかまいません。 |
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@b)白紙を貼る時は底面ぎりぎりまで側面をカッターで切り取ります。 | Aフタに押しピンで穴をあけます。 押しピンでだいたい0.5mm〜1mmの穴が開きます。 |
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Aa 裏側はケバができているので、できれば紙やすりでならします。 ※穴あけに失敗した時
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●箱は何個必要か? 映る太陽の直径は、穴からの距離のおよそ1/100です。この筒箱で映る太陽の大きさは1個で直径約2.5mm 2個で約5mm。
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●四角い箱でつくる。
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【用意するもの】 細長い空き箱。押しピン。カッター。糊(もしくはテープ)。 カップ麺のフタ。輪ゴム。割り箸。白紙(なくても可) |
@空き箱の底の方の側面を切ってのぞき窓を作ります。 | |||||||
A白紙を貼る。 写真はケント紙です。厚みと白さがいいケント紙が手頃のところ。 太陽導入の際に影を見やすくするために少し長めに切ってあります。 |
Bもう片方の底にピンホール用の穴を開けます。 Ba ピンホール用紙を貼る小窓を切り取ります。 |
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Bb ピンホール用紙のカップ麺のフタを用意し 切り取った小窓にカップ麺のフタを貼りつけて 押しピンで穴をあけてください(穴が変形するので紙やすりはかけない)。 |
C割り箸に輪ゴムをぐるぐる巻にして脚を作ります。 | |||||||
【完成!】 本体にすべり止めの輪ゴムをかけておきます。 割り箸の開閉と輪ゴムの位置で高さを調整します。 太陽を筒内に入れるには、 地面に写った筒の影が一番短くなるようにすれば 影が白紙に写るようにすれば太陽が入っています。 太陽が投影されています。 |
ミラーピンホール |
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穴の開けたボール紙を鏡に貼るだけ! |
ミラーに写った太陽の光を反射させ建物の日影の壁などに映すちゃんと太陽の形が映ります。
ピンホールの原理を使ったもので、日食のときには欠けた太陽の形になっています。
ただし壁からは、ミラーの大きさの約200倍以上離れます(鏡の大きさが10cmでしたら、壁からは20m以上離れる必要があります。)
近くに映す場合は小さな穴を開けた厚紙でミラーを被えばOK(1cm程度の穴なら2m)穴の形やミラーの形はどんな形でも、太陽の形になります。
●用意するもの 鏡・ボール紙・テープ・カッター(一穴パンチ)・ハサミ。 用意した鏡の大きさにボール紙を切って、適当な穴を開けます。 (カッターは面倒くさいので一穴パンチ=6mmでランダムに開けてます) 1cm程度の穴なら2m離れた壁に投影すると丁度になります。 穴は四角でも丸でもどんな形でも、太陽の形になります。 鏡にボール紙をテープで貼って完成! |
投影するとこんな感じです。 1cm程度の穴なら2m離れた壁に投影すると丁度になります。 穴はランダムに開けておくと重なって面白かも? また不透明なマスキングテープを貼って不要な穴を隠して一つだけ投影と マスキングテープを剥がして何個も投影を切り替えてみてください。 |
「バックミラーをガジェット(観測機)に」
アウトライダー誌なので、バックミラーを使った方法を紹介しているが もちろんコンパクトなどの小さめの携帯ミラーでも同じことができる。 鏡で太陽の光を反射させ、日かげになっている建物の壁に 太陽の光を映すこの方法は、大勢で見るときに簡単で便利です。 |