菜の花号

2000年
3月1日




◆亀戸彩時記

山長休業日ご案内と、
亀戸の四季の行事をお知らせします


弥生

(3月)

1日(水)香取大門市
3日(金)ひなまつり
5日(日)啓蟄
10日(金)戦災殉難者供養忌(普門院)
*1945(昭和20)年のこの日、東京大空襲で江東地区は壊滅しました。亀戸一帯も猛火に襲われ、総武線の土手から、一面焼け野原ではるか白髭橋が見渡せました。江東区だけでも殉難者は約3万人、墨田区両国の東京都慰霊堂には約10万5千人の犠牲者がまつられています。戦禍をいたみ、平和を祈りたい一日です。
14日(火)ホワイトデー(*当店休業)
17日(金)彼岸入り
20日(祝)春分の日
    
福分けまつり(香取神社11時〜)
*江戸庶民に重宝された「亀戸だいこん」の栽培が復活しました。亀戸地区内の小学校で育てられた「亀戸だいこん」が実り、この日発祥地の香取神社で収穫感謝祭が行われます。その後「福分けまつり」として、1000本の「亀戸だいこん」が希望者に無料で配られます。どなたでもご参加いただける新しい地域イベントです。23日(木)彼岸明け
25日(土)亀戸天神/神忌祭 天神市
菅原道真公が亡くなられた日に当たり、夕刻より境内には松明が灯り、別名「葬式まつり」とも呼ばれるめずらしい神事です。
 
 


3月(2000)の休業日

     

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*反転部分が休業(予定)日です

 

4月(2000)の休業日

           

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*反転部分が休業(予定)日です





 


◆山長味ばなし

「和のこころ」にこだわって、
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岐阜・飛騨高山


 私にとって串にささっただんごを食べた最初の記憶があるのは、十七歳のときである。3兄弟ブーム以前とはいえ、これはかなりオクテのだんごデビューといわざるをえないだろう。今から十五年も前のことで、高校の修学旅行で訪れた飛騨高山の町はずれの露店屋台のだんご。香ばしい朴葉味噌と並ぶ飛騨高山名物といえば、みたらしだんごである。

 飛騨高山は、歴史の落ち着きを感じさせる古い町並みの静かな観光地である。が、同じく西日本の小さな観光都市から来た高校生たちの興味が、そこへ向かうはずはない。仲間と入ったゲーセンがつまらなくて、「この町はショボい」などとぼやいたものである。そんなわれわれを唯一そそったのが、町のあちこちにはためく「みたらしだんご」のノボリとそれを焼く香ばしい匂いだった。腹が減って仕方のない年ごろのこと。「露骨に観光客目当ての店のだんごはうまくない」とだれかが言ったので、町の中心から外れてようやく一軒の古びた屋台を探し当てた。

 手ぬぐいをかぶり、モンペをはいたおばさんが、笑みを浮かべて注文を聞く。手に五本くらい束ねてだんごを持つやいなや、エイヤとばかりに炭火を起こしたコンロに転がす。裏表こんがり焦がし米の匂いが立ち始めたかと思うと、しょうゆにくぐらせて、またそれを焼く、それを二〜三回繰り返しただろうか。アツアツとしょうゆの香ばしさもさることながら、あのおばさんの手さばきこそ、みたらしだんごが高山名物たるゆえんではないかと思ったものである。

 ところで、高山のみたらしだんごは、ただしょうゆをくぐらせただけの素朴な味わいだった。みたらしだんごの発祥は、京都・下鴨神社の御手洗の池とされている。前号にも書いたが、発祥地では、葛を使った甘いタレでみたらしだんごを味わえる。下鴨名物として広まったのはこの甘いタレのおかげなのだが、それは大正時代の「亀屋粟義」の画期的な創意工夫によるものである。それ以前、下鴨神社の氏子たちの家庭では、しょうゆで焼いただけのだんごを食べていたという。

 有名な高山祭は、古い町並みを趣き豊かに練り歩く山車(だし)が見ものだが、これは京都の祇園祭を模したものである。長らく、高山の人々は京都に憧れ、都の文化を随所に採り入れたに違いない。そうして高山に持ちこまれた一つが、下鴨神社界隈のみたらしだんごだったと思われる。その証拠に、飛騨高山のみたらしだんごは、下鴨名物に同じ、5つ玉である。高山に伝わったのは、「亀屋粟義」が甘いタレを発明した大正よりはるか以前であるから、下鴨神社の氏子の家庭に伝わるしょうゆ味だったに違いない。

 発祥の地は京都下鴨、発祥の味は高山に今に伝わる。どこで食べても、みたらしだんごはやっぱりうまい。





◆本店だより

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母と妻街の噂を桜餅

深見けん二


◆日だまりに暖かさを感じられるこのごろ、皆さまいかがおすごしでしょうか。

◆二月八日に、亀戸七丁目のK様より、「
茶まんじゅうの個装袋がうまく開けられないので工夫してはどうでしょうか?」とお手紙を賜りました。茶まんじゅうは材料に蜜を含むため、ナイロン個装を開けると皮がくっついて開けづらく、せっかくの見た目も損ないます。これはかねてから弊店でも気付いていたことです。K様の親切なご教示に背中を押されたような気がして、製造・販売の全社でこの問題に取り組みました。従来の機械ナイロン熱着をやめ、パリパリとした手ざわりのポリシートで一つ一つ職人の手で包むことにしました。和菓子は目でも味わっていただくもの。開封しやすくなった茶まんじゅうをぜひお試しくださいませ。
 お客様がかけてくださるひとことを大切に、もっともっとよい品物づくりをしていきたいと、弊店は心に誓っています。K様、有り難うございました。

◆インターネットを楽しまれるご家庭も増えているようです。貴家のお気に入りページ(ブックマーク)にぜひ《山長ホームページ》をご追加ください。この『山長味ごよみ』もご覧になれます。商品案内、特売や休業日など最新情報はもちろんですが、「宣伝よりもお客様に楽しんでいただきたい」をモットーに、四季や和菓子にまつわる話題、亀戸の地域情報・観光情報などを盛りだくさんにご提供いたします。昨年5月の開設以来「
四季と和菓子の掲示板」がご高評いただいています。ご訪問特典もございますので、どうぞご覧ください。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~yamacho/

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