奥義の書


攻撃力が高ければいいとは限らない

これは場合にもよりますが大抵の場合、攻撃力3のユニットはポイントが非常に高めです。ポイントが少ないときに無理して配置してもポイントの無駄になる可能性があります。たとえば16ポイントあった場合、グランディーノを2体配置できますが、ファルコンナイトなら8体も配置できます。ファルコンナイトの攻撃は2ですが8回攻撃すれば、グランディーノの攻撃3の2回攻撃よりも効果があります。序盤ではできるだけユニット数を多めに配置すべきです。


反撃は上手に使いたい

反撃は隣接で相手から攻撃された場合、相手に自分の攻撃を返します。ターンごとに計算すると自分の攻撃を相手に与える、相手の攻撃のときは反撃してさらに攻撃します。したがって1ターンで複数回攻撃ができることになります。相手が反撃の能力を持っていた場合、自分の攻撃は遠距離攻撃にするのは常套手段です。バーサーカーは攻撃1ですが、攻撃1でも蓄積すると結構なダメージなので、出来る限り隣接攻撃はしないほうがいいのです。


ユニットの命中率

このゲームは攻撃が当たりにくい印象を受けます。調べてみたところ以下の表のとおりになりました。ユニットに50回攻撃させてどのくらい耐久力を減らせるか計算した結果です。なお、ユニットの地形はお互いに平地です。

攻撃、防御ともに陸上ユニットで計測

ユニット 50回攻撃中のダメージ値 1回の命中率 ダメージの確率
攻撃値1 15/50 30% 30%
攻撃値2 30/50 30% 51%
攻撃値3 54/50 36% 76% (66%)
攻撃値4 73/50 36.5% 84% (76%)
攻撃値5 80/50 32% 86% (83%)

注:1回の命中率とはユニットが1回攻撃した場合の命中率。ダメージの確率とはユニットが1ダメージでも与えられる確率。ダメージの確率のカッコの部分は命中率30%で計算した場合。ダメージの確率の計算方法は、攻撃がすべて外れる確率の逆から求めています。例えば40%の命中率で2回攻撃なら、攻撃が外れる確率は60%、それが2回続けて外れる確率は (60/100) x (60/100) = 3600/10000 つまりは36%で2回外れるわけです。そしてその逆の1でもダメージの当たる確率は 100 − 36 = 74% となります。

注:攻撃4のユニットは存在しないため、攻撃3のユニットにけんの魔法を成功させて計測しました。

攻撃値2を基準に飛行と陸上で計測

攻撃ユニット 50回攻撃中のダメージ値 1回の命中率
攻撃飛行 : 防御陸上 40/50 40%
攻撃飛行 : 防御飛行 31/50 31%
攻撃陸上 : 防御飛行 12/50 12%

 


飛行ユニットは回避率が高く命中率も高い

マニュアルにも書いてありますが、飛行ユニットは回避率が高く、上記の表のとおり陸上のユニットからの攻撃は12%くらいしか当たりません。陸上ユニットが陸上に対しては30%近くも当たります。なお、飛行ユニットが飛行に対しても30%です。飛行ユニットが陸上に対してはなんと40%の命中率です。ファルコンナイトは耐久力が低いのですが陸上に対してはポイントの割に強力なユニットなのです。ライトロードとドラゴンナイト、能力値は違うのにドラゴンナイトが飛行ユニットであるということを考慮するとほぼ、攻撃力、耐久力です。両者の差はライトロードが反撃あり、ドラゴンナイトは移動力が高いということです。

注:上記の計算のとおり、命中40%の2回攻撃はダメージを与えられる確率が74%。命中30%の3回攻撃は76%(66%)です。

ちなみに、ドラゴンの攻撃12、命中40%で計算すると・・・99.78%になります。凄いですね。


地形効果

ユニットがいる場所の地形で命中率と回避率に修正があります。どのくらい修正されるのか計測してみました。基準は平地です。

攻撃値3を基準に地形を変えて計測(計測中)

地形 50回攻撃中のダメージ値 1回の命中率
平地 基本 54/50 36%
丘 攻撃側 65/50 43.3%
丘 防御側    
林 攻撃側    
林 防御側 31/50 20.6%
壁(城壁) 攻撃側    
壁(城壁) 防御側 11/50 7.3%
砂 攻撃側    
砂 防御側    

注:通常の場合は壁(城壁)に登れないユニットをじくうの魔法によって登れるようにした場合も壁(城壁)の効果があります。


地形は有効に活用すべき

陸上ユニットは自分がいる地形で攻撃や防御の修正をうけます。林や丘を使って回避率や命中率を上げたいものです。もし、敵が林などにいる場合、平地に誘い込んでから叩く方がいいのは言うまでもありません。城壁に登るとかなり有利なのですが、アーチャーとガナーウルフ、ゲンヨウホヘイ以外登れるユニットがなく、彼らは耐久値が1しかないので、彼らを城壁に登らせて敵の前線に出すのであれば、はがねの魔法で耐久力を上げておいたほうがいいかもしれません。なお、じくうの魔法を成功させて、反撃ユニットを城壁に置けばかなり効果的です。

また、別の有効な活用の仕方に、射程のある攻撃をしてくるユニットに対して丘や林に囲まれている場所に反撃ユニットを置けば、必然的に隣接攻撃になりますので反撃が可能になります。


キャンペーンモードでは圧勝したほうがいい

シナリオモードの場合、損害がひどくても自分が勝てばいいのです。しかし、キャンペーンモードは損害がそのまま次の面のポイントに響きます。ですから、だんだん敵ユニットが強くなるキャンペーンモードは序盤から圧勝したほうがいいのです。序盤でポイントを稼いでおけば、それだけユニットの数が多くなり、圧勝できる確率も上がるのでポイントがかなり増えることになります。


乱数には波がある

このゲームの仕様なのか乱数には波があるようです。あるターンでは自軍の攻撃がほとんど命中しなく、相手の攻撃が驚くほどよく当たることがあります。また、逆に自軍の攻撃が面白いように当たり、相手の攻撃が命中しないこともあるわけです。この乱数の波に人間の潜在的な精神力?を合わせて、ゲームの勝敗が決まります。


キャンペーンモードですべての兵器が使える

これは裏技の部類です。通常キャンペーンモードでは中世タイプの兵器しか配置できません。しかし、裏技を使うことによって、戦国タイプと現代兵器を使用できるようになります。残念ながら裏技のやり方を忘れてしまいましたので掲載できません。2コントローラーを使ってなにかをやるのだと記憶しておりますが間違っているかもしれません。

緋色さん提供の情報より解決しました。以下のとおりです。

キャンペーンモードで隠しユニットを使用可能にするコマンド

キャンペーンモードのユニット選択時

入力ボタン 効果
下+セレクト+T+U 全部のユニットが使える
上+セレクト+T+U ユニットの名前がNCSのスタッフになる
右+セレクト+T+U ユニットが動く
左+セレクト+T+U ユニットの形が変わる(攻撃表示)

キャンペーンモードの魔法選択時

入力ボタン 効果
下+セレクト+U ミュージックセレクト

同時に押すことが重要です。

注:健康のために「下+セレクト+T+U」コマンドを使用するのは控えましょう。あなたの戦略がコブラのみになってしまう恐れがあります。


キャンペーンモードで大量のポイントが出る

これも裏技の部類かもしれません。パスワードを入力するときに1番目と2番目など、何番目かの値を入れ替えることによって少ないポイントの数値が逆転して膨大な量のポイントを得られます。ただし、これをやるとゲームの印象がかなり変わるので注意してください。大量のホワイトドラゴンを配置できるのでゲームバランスというものが存在しなくなります。


キャンペーンモードで得られるポイントの計算方法

ポイントは戦いで倒した相手のポイントの合計を半分にした値になります。あまりは切り捨てです。さらにターン数の残りを加算した合計が得られるポイントです。ユニットを戦いで失った場合はそのユニットのポイントの分だけ引かれることになります。例えば、ボーンディーノを10体、ワイバーンを10体倒し、こちらの損害はドラゴンナイトが5体とすると、(8 x 10 + 5 x 10) / 2 − (5 x 4) の合計45ポイントが戦いで得られたポイントです。なお、相手が撤退(画面上から消える)した場合は残念ながら倒したことにはなりません。大きな獲物は確実に仕留めておいたほうがポイントのためになります。


 

戻る