”2002/ 4月のお宝発見!


第45巻”ビックリ箱、ビックリカメラのおもちゃ


今回はビックリ箱と、ビックリカメラのおもちゃを紹介します。
昔はおもちゃの定番だったような気がしますが・・・
 最近あまり見かけません。
蓋を開けたり、カメラのシャッターを切った瞬間、
いきなり飛び出す仕掛けですが、
こんな仕掛けではもう誰もビックリしないようです。

【蓋を開けると「ミャー」と鳴いて猫が飛び出すビックリ箱】
左1950年代 ・ 右1930年代? 各、メーカー不詳 


上の箱の蓋を開けると猫が「ミャー」と鳴声をあげて飛び出すものは、
幼児など低年齢の子供を対象をして作られたようで、
やさしく驚かす、驚かされる子供を対照としたおもちゃです。
(ピエロが出る物もある。)

猫になっているのは、(鳴声をあげる部品)が、
最近人気のある「文化人形」、(マーマー人形とも言う)の
お腹に入っているものと同じもので、「ミャー」という音が
猫の鳴声に似ていたからだと思います。

子供によっては、泣き出す子や、笑い出す子もいて、
同じことを何回も繰り返して遊べる楽しいおもちゃです。

*(円筒形の紙の筒に真鍮製のフリーリードをつけて空気で音をだすもの。
この音を出す部品の名前をご存知の方教えて下さい。)

【シャッターを切るとレンズの部分が開いて、物が飛び出すビックリカメラ】
左1950年〜60年代? メーカー不詳


ビックリカメラは、「写真を撮ってあげる」とか言って、
すまし顔をしている人を驚かします。
右のものは、ボクシングのグローブのような物、
左のは、芋虫のような当たっても痛くない
バネの付いた
が飛び出します。

当時は、本当に写真が取れる似たような玩具のカメラがありました。


これは、右のハンドルを廻すとテレビ番組で流れていた、
ロンパールームの曲が演奏され、曲が終わると蓋が開いてピエロが飛び出る
ビックリ箱です。

この他、このような意外な動作で人をビックリさせる
ビックリ玩具とは沢山あります。

チューインガムを引き抜くとバネが指を叩くものとか、
ミツ豆の缶詰の形をしていて、手に取って見た瞬間
ゼンマイが解けて、「ガラガラ」という音と振動するもの、
野球のボール(軟球)の形をしている鉄の玉で、
相手に渡すとあまりに重いので落としてしまうものとか、

これらは、たまにお店に何気なく置いておくと
初めての人は必ずひっかかって、苦笑いをします。

昔よくやった落とし穴などもそうですが、人をだまして楽しむ
遊びも、優しくだます(驚かす)ことが大切です。

想い出のある方や詳しくご存知の方、
またお気づきの点やご感想などございましたら
伝言板に書き込み、またはメールをお願いします。


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