”2001/7月のお宝発見!


第36巻”70年代のボーリングゲーム


前回のゴルフゲームに続いて今回は、
1970年代に大流行したボーリングゲームを紹介します。

1964年頃から各地方都市にボウリング場の建設が進み、
テレビなどでもボウリングが盛んに放映されるようになると、
若者主導型から主婦や中年層までボーリングファンが広った。
ボウリング場では、プレーするのに予約待ちをするほどで、
早朝ボーリングなるものも現れ日本中大ブームとなる。

70年代に入ると特に女性プロボウラーの人気が高まり
おもちゃのボーリングゲームも大ヒットする。

@これは、1971年頃のエポックシャのパーフェクトボゥリングゲーム、
箱には、当時の人気女性プロボウラー「中山律子」さんのサイン入り
の写真が載っていて、中山律子ボーリング教室
(東京タワーボウル所属)の小冊(説明書)がついています。

@エポック社のパーフェクトボゥリングゲーム
@ 左・「中山律子」さんのサイン入り箱と小冊(説明書)      @ 右・パーフェクトボゥリングゲーム
   1971年頃 STマークの日本玩具協会が鰍ノなっている? 箱、85×20.5×20cm   


エポック社の他ほとんどの玩具メーカーがボーリングゲーム作ったようです。

A音声装置をプラスした、ヨネザワの『ダイヤモンドクインズボーリングゲーム』

B得意の怪獣とウルトラマンをつけて売ろうした、ブルマァクの『怪獣ボーリングゲーム』

B狭い部屋の卓上でも遊べるようにと、吸盤をつけて小型化した、
野村トーイの『ファミリーボーリングゲーム』など、各メーカーの特徴が出ているのが面白い。

Aヨネザワ
 Bブルマァク
C野村トーイ
A『ダイヤモンドクインズボーリングゲーム』
箱、79X18X16cm 1971年頃
B『怪獣ボーリングゲーム』
箱、79X18X72cm 1971年頃
C『ファミリーボーリングゲーム』
箱、79X18X72cm 1971年頃

同じボーリングゲームでも、ボールの転がし方、ピンを並べる方法がさまざまです。
ゲームとして見ると、エポックシャのものが一番遊び安いと思いますが、

Aヨネザワトーイ製ストライクガ出るとクインズのマークが点滅し
音声が出る仕掛けは、ボーリング場の雰囲気が味わえて良いと思います。

Bブルマァクの『怪獣ボーリングゲーム』は、ピンに怪獣のシールが貼ってあり
ウルトラマンが怪獣を倒す設定になっていますが、
一人でも遊べるようにプレーヤーがピン側で操作出来るようにしてあります。
操作性から見ると、少し使いにくいような気がします。

C野村トーイの『ファミリーボーリングゲーム』は、あまり遊びの面白さは感じられませんが、
このおもちゃを買う親の立場から考えて作られているような、
安価で、邪魔にならない、部品が少なくかたず安いといった作り方をしています。

やはり、こういうことも長く使うとすると、大切な要素であるとつくづく感じてしまいます。
なにしろ、ボーリングゲームだけで、十数台ありますので・・・・・
今回アップするのに倉庫から出してきて、また仕舞うのに一苦労です。


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参考資料、現代風俗史年表・世相風俗観察会編 《河出書房新社》


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