これもアイアンキャスト製の貯金箱です。�@福岡貯蓄銀行のものは、
茶色の漆のような塗装がしてあり、今にも剥がれそうです。
これと似たもので一回り大きいものもよく見かけることがありますが、
塗装が綺麗に残っていて、書かれている文字が読める物は少ないようです。

�A豚の貯金箱は、中を開けてみても文字が出てきません。
岩波英和大辞典では、PIGGY BANK.は（子供の）貯金箱
（ふつう豚の形をしていることから）とあります。
豚の顔を見ると、アメリカ製ではないかと思いますが、
何の文字も書かれていないということは、日本製のコピーでは？

�Bビリケンの貯金箱は、最近アメリカからかなり入って来ています。
これは、ゴールドですが、シルバーのものもあるようです。
やはり、色が綺麗に残っているものが少なく、
新しくペンキを塗ってしまったものを多く見かけます。

昔から骨董市などでアイアンキャスト製のおもちゃや貯金箱を
よく見かけますが、形の面白いものは、ほとんどといっていいほど
東南アジア製の復刻版に、色をわざと剥がしたり錆を出したりして
古く見せているものです。購入するときには、注意が必要です。