いくつか登山路があるが、マラングゲートから登るマラングルートが一般的。ハットと呼ばれる山小屋が完備されており、マンダラハット、ホロンボハット、キボハットと1日に約1000mづつ登り、キリマンジャロのお鉢のへりにあたるギルマンズポイントを経て、最高点5895mのウフルピークに至る。４日目が一番ハードで、富士山五合目から頂上往復して、更に1000m下るのと同じぐらい歩かなければならないので、技術的には易しいといえども基礎体力は必要。

１日目 Marangu to Mandara Hut 3-4 hrs
登山口のマラングゲートで入山手続きを済まして、亜熱帯の樹林帯を登る。視界が利かないが、珍しい動植物を見ていると飽きない。

２日目 Mandara Hut to Horombo Hut 5-7 hrs
マンダラハットから上はMoorandと呼ばれる草原地帯となり、色鮮やかな花やヤシのお化けのような植物があり、とても楽しい。ホロンボハットからは最高点のあるキボ峰が望める。

３日目 Horombo Hut to Kibo Hut 5-6 hrs
麓からキボハットまでは特に急な登りもないのだが、4000mを越えた辺りから高山病の症状が出始める。ホロンボハットから１時間半ほど登ったところに最後の水場であるLast Waterがあるので、ここで３日分の水を確保しておくこと。 キボ峰とマウェンジ峰の間の鞍部からは晴れていればキボ峰の雄大な姿が拝める。

４日目 Kibo Hut to Summit to Horombo Hut 9-13 hrs
ピークに向かう日が最もハード。行動時間が長いので、遅くても午前２時には出発する。キボハットからギルマンズポイントまではかなりの急登。無理せずに深呼吸を繰り返しながら登る。ギルマンズポイントから最高点までは標高差300mくらいですぐ目の前に見えているのだが、最後の登りはとても苦しい。下りは富士山の砂走りに似て、膝に負担がかからず楽。一気にホロンボハットまで下る。

５日目 Horombo Hut to marangu
登山口のマラングゲートで登頂証明書がもらえる。最高点まで行った人と、ギルマンズポイントまでの人と証明書が違う。