・15時間歩き通せる基礎体力をつけておくべし。(頂上アタック日の行動時間は長い)
『五合目から富士山往復+1000m下る』のに耐えられる体力が必要
・富士山に何度か登っておくこと。(ただし冬富士は素人は無理、秋以降は低圧室か?)
日本で唯一、高度順応に効果がある4000mの標高に近い
冬富士の技術がある人は、冬季の富士山は4000m相当まで気圧低下するので効果的。
・水分を多めに補給し、せっせと排尿すること。
乾燥大気による血液濃度up防止、水分滞留による肺・脳水腫防止が必要。
血液濃度upにより酸素の循環が悪くなり、高山病が悪化する。
・意識的に呼吸すること。
吸うよりも、まず息を吐くことを意識する。吐くと、自然に吸気量も増加する。
事前に呼吸法を練習しておくとよい。
・Horombo Hut (3720m)に着いたら、4000m付近まで往復して高度に慣れておく。
ここで4000mの高度に確実に順応するのがポイント。
・Kibo Hut (4700m)へは1000mを6時間ぐらいかけて、ゆっくり登る。決して急ぐな。
意識的にペースを落とさないと、あとで高山病がひどくなる。
私は途中の悪天のため足取りが速くなり、4時間半で登ってしまって高山病悪化。
・Kibo Hutに着いても軽く身体を動かすこと。
頭痛がしても、軽い運動をすると酸素の取込みにより体調が良くなる。
・間違っても仮眠などするな!!地獄を見る。
私は、これをやって高山病が悪化しました。睡眠時は呼吸が浅くなるので注意。
・アタック日は真夜中で寒い。冷えて血行悪くなると高山病になるので、防寒に留意。
私は毛の下着+ウールシャツ+羽毛服の冬山完全防寒でしのいだ。
・頂上までは苦しくても、ゆっくりでいいから足を前に出していれば、必ず頂上に辿り着く。
頂上は見えていても、なかなか近づかない。辛抱あるのみ。
・下山でも呼吸と補給を忘れずに。アメなど手軽に糖分を補給できるものがいい。
上記を怠ると、私のように記憶が飛んだり、更にHorombo Hutで倒れる人もいる。