高地トレーニング
Training at high altitude

最近、高橋尚子がアメリカのボルダーでの高地トレーニングの効果を実証して以来、脚光を浴びてます。これは医学的にも証明されていて、酸素の希薄な高地でトレーニングを行うと、防衛反応により、換気量の増加、ヘモグロビンと赤血球の増加が起き、少ない酸素で効率的に運動できるようになり、平地に戻ってもしばらくパフォーマンスの向上が持続するというものです。

ただし注意する必要があるのは、平地に戻って何もしないと、2週間ぐらいで効果がなくなってしまうことです。大会前の走り込みの一環としてやるのがいいかもしれません。帰ってきて足が張っていても、故障に気を付けながらトレーニングを継続すべきです。間違っても、1週間も休んではいけません。

私の場合は、山登りから下山したその日にも、足のコリをほぐす意味もあって5〜10kmゆっくり走っていました。そうすると、翌日のトレーニングが快調にできた記憶があります。現象論的に言えば、有酸素運動ギリギリの運動強度であるATレベルの上昇が実感できたような気がします。


このページについてのご意見、ご感想はこちらへ your impressions & opions

Copyright(C)2001 Yasuhiro Oya. All rights reserved.