3/11(Mon.) 天気:曇り cloudy 宿泊地:車中泊 ホテル:        
 朝7時に起きて、デッキに出て日の出を拝んだ。地中海の夜明けは感動的!!。Corfu島の辺りまでは、なんとか天気がもったが、ついに雨が降ってきた。イタリアは雨が多い。曇っているためか、地中海は青というよりも緑っぽい。2時頃雨が上がった。予定より1時間早く、16:10イタリアのBrindisiに着く。港を出る時、麻薬犬による検査があった。今日は、ここからNapoliまで夜行電車で行くことにする。

3/12(Tue.) 天気:晴れ fine 宿泊地:車中泊 ホテル:        
奥に見えるのがポンペイが埋まる元凶のベスビオ火山 5:45 ナポリ着。少々眠い。車中でかなり激しい雨が降っていたが、どうやら天気は回復した模様。町を散策してみる。郵便局の辺りで、"Can you speak English?"と近寄ってきた人がいたが、こんな事を言うのは胡散臭い奴に決まっているので、無視していると私のデイパックをつかんできたので、エーイと振り切ってやった。

ポンペイの凱旋門 ポンペイへは、私鉄に乗って30分。イスタンブールを出てから日本人に出会わなかったのに、ここにはしっかり団体さんがいた。青空の上に、ポンペイの町が一瞬のうちに廃虚になった原因のベスビオ火山が望まれる。遺跡の中は、道が閉鎖されている所が多いので、場所が分かっても行き方が分からない所がいくつかあった。イタリアの高校生か中学生映画で見たような感じのナポリの下町が、団体で見学に来ていたが、なんと女の子達にモテモテになってしまった。"Tu bello"と私に言ったが、これはイタリア語でハンサムよと言ったのだと思う。bello=beautiful。

 ナポリまで戻ってスパゲッティーとビールで昼飯。歌に出てくるフニクラに乗って、城の上に出て見晴らしのいい所を探す。途中、ビールを買ったが、そこの店のおやじと子供が面白いので、4本も買ってしまった。見晴らしのいい所を、子供たちに目の上に手をかざすしぐさをして子供たちに教えてもらったら、サンマルチノ国立博物館の前に出た。ここから眺める黄昏の港はGOOD!!。この辺は下町の人情が残っており、子供たちも大変人懐っこい。何かイタリアの映画のワンシーンとして出てくるような光景であった。

3/13(Wed.) 天気:曇り cloudy 宿泊地:Rome ホテル:medical room in Termini st.
見ての通り傾いているピサの斜塔 今日は上天気。雨の多いイタリアにしては珍しいことだ。ピサ駅前から15分バスに乗るとピサの斜塔である。青空に映えるドゥオモと斜塔は本当に美しい。白は青をバックにしてこそ輝くのだ。斜塔は、階段をぐるぐる回って上る。斜塔のてっぺんは微妙に傾いており、手すりも申し訳程度にしかついていないので、少々恐い。ピサ自体は他にあまり見るものがないので、ローマに向かう。 

 バイロンの”コロッセウムの立つ限り、ローマも立たん。コロッセウムの崩れる時、ローマも倒れん。しかして、ローマの倒れる時、世界もまた。”というフレーズを味わいつつ、一人電車のコンパートメントで本を読んでいると、自称ネパール人という男が入ってきた。私は、ヒマラヤトレッキングに興味があったので、色々話を聞いていると、そのうちに一緒にオレンジジュースを飲まないかと勧められた。

 ビンの栓を開けたのを確認して、有り難く頂戴したが、これが大チョンボ。いつしか意識がなくなっていた。

3/14(Thu.) 天気:晴れ fine 宿泊地:Rome ホテル:Home For Student Dino
 気が付いたら、どこか分からんベッドの上で点滴を受けていた。近くにいた駅員に聞いて、ようやくここがローマのテルミニ駅で、自分が睡眠薬強盗の被害に遭ったことを理解した。被害は、カメラとトラベラーズチェック半分と現金一万円。幸いパスポートは無事だった。もう昼なので、丸一日意識がなかったことになる。まあ、命がなくなったり、丸裸になるよりはましだと自分を慰めた。まず、警察に行って盗難証明書を発行してもらった。トラベラーズチェックは盗難証明書を見せたら、アメリカンエキスプレスですぐに再発行してくれた。

 テルミニ駅から自宅に電話していたら、ベオグラードで一緒だった女の子に出会った。連れの女の子と一緒に夕食を食べに行く。その後、憂さ晴らしにワイン一本買って、女の子達のホテルに遊びに行って、一人で全部空けてしまった。

3/15(Fri.) 天気:曇り cloudy 宿泊地:Rome ホテル:Hotel Albani  
バチカンでベオグラードを一緒に回った女の子と再会する 目を覚ましたら8時半。昨日の女の子たちとバチカンの行く約束をしていたので、あわてて飛び起きる。バチカンはうわさ通りよいところで、サンピエトロ寺院のてっぺんからの眺めは抜群。バチカン美術館で、ベルギーのBrusselを一緒に回ったK君と再会した。何と彼は松葉杖をついていた。スイスのカチンカチンの凍った道で転んで、足にひびが入ったそうである。

 今日からのホテルと飛行機は、ツアーに入っているので楽。行きのロンドンて゛一緒だった人たちと、ホテルで合流。既に、私の睡眠薬入りドリンクの話は有名になっていた。この手の話は、すぐ伝わるのだと感心してしまった。

 夜、K君とトレビの泉に行く。ライトアップされいて、最高!! 日本人は我々のほか一人もいない。イタリア人の女の子が一杯いて、男たちがナンパしているのを眺めているだけで面白かった。

3/16(Sat.) 天気:曇り cloudy 宿泊地:機中泊 ホテル:       
買った皮ジャンを早速着てコロッセウムで 今日は、午前中はスペイン階段の近くで、買い物。午後から、コロッセオに行く。近くで昼飯を食べてから、中に入ったが、コロッセアの上に登るには入場料がいるので、下の方から眺めた。アテネとポンペイを見てきたばかりなので、何かあまり感動がない。

 それよりも次に行ったカタコンベのほうが面白かった。カタコンベは、キリスト教徒が迫害を逃れるために掘った地下道である。中は、外からは想像できないくらい広かった。英語を話すガイドに聞くと、全部掘るのにおよそ300年かかったとのこと。

 夜7時過ぎにホテルに集合。ヨーロッパを後にし、長かった旅の最終目的地、エジプトのカイロに向かう飛行機に乗り込む。

3/17(Sun.) 天気:曇り cloudy 宿泊地:Cairo ホテル:       
真ん中の地元の高校生がカイロ博物館を案内してくれた 夜中の2時にカイロに着いて、ホテルに向かう。とりあえず眠いので、朝の9時まで寝た。昼頃、K君と二人でカイロ博物館に行こうとしてバス停が分からず、ウロウロしていたら地元の高校生が案内してくれた。彼は、イーグル、カブト虫、コブラがファラオの象徴だということを、実物を指差して教えてくれた。

メイフィスのラムセス2世像 そこから、GIZAのピラミッド行きのタクシーを拾ったが、値段交渉の際、運チャンはしきりにサッカラも案内するという。値段をつり上げるためかと思ってあまり気が進まなかったが、交渉すると段々安くなったので、行ってみることにした。これまて、不勉強で知らなかったのだが、サッカラにはGIZAより古い、エジプト時代の比較的初期に作られた階段ピラミッドがあった。運チャンは、更にメンフィスのラムセス二世像も寄ってくれた。意外な収穫に、何だか値切って申し訳ない気分になってしまった。GIZAでは、ピラミッドの夜を"音と光のショー"で楽しんだ。

3/18(Mon.) 天気:曇り cloudy 宿泊地:Cairo ホテル:      
ギザのピラミッドにて 9時頃起きて朝食の後、K君とバスでギザのピラミッドに向かう。どうもバスを乗り間違えたらしく、終点まで行ったが、ピラミッドらしきものは影も形もない。軍人の兄ちゃんが、俺に付いてこいと言って、土でできた家の合間を縫って、ピラミッドの前まで連れていってくれたが、その後がいけない。

 彼は、"ここまで連れてきてやった。友達だから、朝食をおごってくれ。"と訳の分からないことを言い出したので、二人で"友情は金じゃない"と突っぱねた。アラブ人の親切というのは、GIVE & TAKE的なものであるということに、何だかカルチャーショックを感じた。ともかく、ピラミッドの周りをぶらぶらして時間をつぶす。ピラミッドで昼寝も快感!! 3時にひとまずホテルに戻る。

宴会で酔ってエジプト人に扮装する私 K君は疲れたというので、私は一人でカイロのバザールを見に行った。カイロ大学の近くの新聞スタンドの所にコピー屋があって、学生たちが文献のコピーをしていた。日本のどこでも見かける光景を、エジプトでも見ることができたことに何か感動を覚えた。バザールまでは歩いて1時間半、着いたのは5時過ぎで閉店間際であった。そこの骨董屋で、日本から持ってきた乾電池2個と小さな真鍮の置物とを物々交換。

 ホテルに戻って晩飯を食べた後、同じフリーツアーの人たちと打ち上げを兼ねた宴会。酔いつぶれるまで飲む。(左の写真中央のターバンをかぶっているのが私です。)

3/19(Tue.) 天気:晴れ fine 宿泊地:機中泊 ホテル:     
 時間があれば早起きして、ピラミッドの頂上に登りたかったのだが、過去転落して死人が出ているという話を耳にしたこともあって、断念する。今日の天気は爽やかな快晴。どうして帰る時になって、こんないい天気なのだ!!

 飛行機のTAKE OFFの瞬間、終わったと思った。長いようで短い旅だった。いいことばかりではなかったが、有意義な旅だった。今回得た結論は、人間はどこでも一緒。同じ人間なのだということである。拙い英語でも、英語が通じない人には身振り手振りでも、人間分かり合えるのである。これは、実に素晴らしいことだと思う。

 帰りの飛行機は、エジプト航空にしては新しく綺麗でGOOD。窓の下のアラビア半島の砂漠は、少し赤みがかっていて、抜けるように青い空とのコントラストが感動的。

3/20(Wed.) 天気:晴れ fine 宿泊地:我が家 ホテル:     
 バンコク、マニラのトランジットを経てやっと日本へ。機中からの夜明けが、まるで絵の様にきれい。11時半、成田着。私の初めての海外一人旅が終わった。

 

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