宿直者という概念ではありませんが、火災予防条例施行規則第11条の5により、平成1
8年10月から、東京では、大規模な対象物に、自衛消防中核要員という形で人数が定めら
れました。面積や、階層、用途、区画方法等により、人数は異なります。なお、「旅館・
ホテル等における夜間の防火管理体制指導マニュアル」というものがあります。自衛消防
訓練を行うときに、限界時間というものが設定されており、その時間内で避難や通報、初
期消火等が行われるか、検証します。訓練の強化や、避難時間の短縮を図るための行動の
見直し、夜間の防火管理体制の変更、防災関連設備の強化等、詳細な指導が行われていま
す。200人の収容人員があれば、甲種防火管理者がいる対象物ですので、問題があれば、
各署で指導を行います。余談ですが、去年、家族と東北へ温泉旅行に行ったのですが、な
んと、18時に、抜き打ちで、避難訓練が実施され、食事前に訓練に参加させられてしま
いました。一般客は、大ブーイング。「二度と宿泊するもんか。金返せ!」等と叫ぶ、酔
っ払いに、オーナーらしき人が、「皆様の安全のために敢えてやらしていただきました」
と、平然と説明していました(よっぱらいの方たちは、お酒のサービスがあったようで
す・・・)。指導された○○広域本部の方と、実行した、旅館の関係者の方はすごいと思
います。
[2008年8月24日 16時50分36秒]