梅ジュースの作り方

  梅は作りやすい果実、庭先に梅を植え早春に花を楽しみ、初夏には梅の実を収穫できる家庭が多いと思います。
梅干しや梅酒はポピュラーで販売もされているが、梅ジュースはあまり知られていません。このページで紹介する梅ジュースはミキサーで砕いて絞るのではなく、砂糖の浸透圧を利用して梅のエキスを抽出する方法で作ります。
従ってジューサーも必要ありません。

1.材料の用意
@ 青梅 1kg
A グラニュー糖 1.5kg
B 米酢 100ml

 

2.作り方
@ 爪楊枝などを使いヘタを取り、表面の汚れを洗い落とす
A 1昼夜水に漬け、水からあげたら水分をしっかり拭き取る
B 梅に竹串などでつつき、沢山穴を開ける
C 広口瓶に米酢をふりかけながら入れる
  殺菌(カビの発生や発酵を押さえる)のためで、果実酒用のホワイトリカーでも良い
  私は梅酒を作る時に使うホワイトリカーが入っていた透明のビンを使っています。
D グラニュー糖を入れる
E 冷暗な場所に、ビンを寝せて(口の方をやや上げて)
F 2、3日経つとビンに果汁が溜まり始めます
  一日に数回ビンを回転させ、グラニュー糖や抽出した液が梅全体にかかるようにします。
G 2週間も経つと、ビックリするほどの量のジュースがたまります
  梅はすっかり萎んでしまいます。
H これで完成
  別の容器に移し、冷蔵庫で保存します。
I 保存剤などが入っていませんし、完全な殺菌はされていません
  早めに飲んでしましょう。
  旬の飲み物です。初夏の我が家の味として、無くなったら来年まで待ちます。

 

3.途中で発酵することがあります
 糖分が少ないと細菌の活動を押さえられず発酵しやすくなり、泡が出てきます。
 砂糖を加えたり、冷蔵庫に入れることで押さえることができる可能性があります。

 

4.味わってみよう
  出来上がった梅ジュースの原液は濃すぎますので、飲むときに水、ソーダで割り、氷を浮かべます。濃さは好みで調節して下さい。
甘酸っぱく子どもが好む味になります。出来上がる時期が梅雨明け時期、喉が渇いて帰宅したお子さんに飲ませて下さい。
  蒸し暑い夕刻、大人は梅酒のオンザロック、子どもには梅ジュースと手作りの飲み物で過ごす家族団らんは至福の一時になるでしょう。梅酒や梅ジュースを作るときから家族で協力し合えば、更に味わい深くなると思います。

 


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