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レッドロビン(ベニカナメモチ)


1980年代後半から,カナメモチ(アカメ)にカナメモチごま色斑点病が多発したため,これに変わってレッドロビン(ベニカナメモチ)が生け垣に多く使われるようになりました.オオカナメモチとカナメモチの交配種で,セイヨウカナメモチとも言われます.このレッドロビンにスズメバチがやって来て付近を飛び回るという相談が時々寄せられます.当初は何のために飛来するのか分かりませんでしたが,樹液を舐めにやって来ることが確認できました.枝先の黒く枯れたようになった部分を舐めています.

通称”芯食い虫”と呼ばれるメイガの仲間?が茎の内部に穴を開け,その結果枝先が枯れて黒くなったものです.内部の空洞部分には樹液が染みだしており,この樹液を舐めているのだと思われます.キタテハやウラギンシジミも枝に止まり,口吻を延ばして樹液を吸っています.


キタテハ ウラギンシジミ

樹液を舐めるコガタスズメバチ
樹液を舐めるオオスズメバチ

下記サイトには,スズメバチが生け垣や庭木に集まってくる
理由について,興味深い情報が掲載されています.
上野高敏のウェブサイト