横須賀城跡
所在 静岡県小笠郡大須賀町
交通 JR東海道本線袋井駅よりバス松尾橋下車徒歩10分
歴史 横須賀城は天正六年(1578)、徳川家康が家臣の大須賀康高に
命じて築いたのが始まりとされる。
当時、天正五年に起こった長篠の戦いで勝利を収めた徳川氏であ
ったが、ここより4kmに位置する高天神城は依然武田氏の手中に
あり、その高天神城の押さえ・高天神城攻城の拠点としてこの地に
築城したという。
高天神城落城後・江戸幕府開幕後も徳川譜代の大名が城主を務め、
明治維新を迎えるまで存続し続けた。
明治六年建物等は取り壊されたが、昭和五十六年に国指定の史跡
となった。
横須賀城石碑
天守台跡に続く道
天守台跡
一言 現在、横須賀城跡として整備され、本丸・西の丸・二の丸・三の丸・土塁
等が残る。城の周囲には水掘が巡っていたとされるが、現在埋めたてら
れ一部が残存するのみである。
ここより北に初代城主大須賀康高が亡き妻の菩提を弔うために建立した
泉禅寺が建っている。
泉禅寺山門