柏久保城跡
所在 田方郡修善寺町柏久保
交通 伊豆箱根鉄道修善寺駅より徒歩25分
歴史 延徳三年(1491)の堀越公方足利政知死去にともなうお家騒動に乗
じて、興国寺城主であった伊勢新九郎(後の北条早雲)は伊豆国への
侵出を計る。
翌年、堀越御所に拠る堀越公方茶々丸を急襲した伊勢新九郎は、そ
の後も進撃を続け、修善寺城に篭もる茶々丸側残党に対峙する為に
この柏久保城を築城したとされが、一説には鎌倉時代末期の築城と記
す書物もある。
柏久保城跡遠望
柏久保城跡石碑
一言 城跡は修善寺城跡より1.5km西側に残る山城である。
山頂の削平地には石碑の他、祠が奉ってある。遺構としては本丸西側に曲
輪跡、堀切などが確認出来るが、特に本丸跡の土塁がよく残っている。
麓から約15分で本丸跡に達することが出来る。
堀切跡
本丸跡の土塁はよくその形態を遺している