伊平城跡
所在 静岡県引佐郡引佐町伊平
交通 天竜浜名湖鉄道金指駅よりバス伊平下車
歴史 伊平城はこの地一帯を治めていた井伊氏の支城で、南北朝時代には
存在していたとされる。
代々、井伊氏一族が居城し、鳳来寺街道を監視する役割も担っていた。
元亀三年(1571)十月、信玄西上にあたり臣下の山縣三郎兵衛昌景
の侵攻を受け落城したという。
伊平城遠望
帯曲輪跡
土塁跡
一言 井平城は井伊氏の本拠、井伊谷城跡の北約4Kmに位置する。
独立した丘陵に築かれているが、その規模は小規模なものであり、本格的
な戦闘には不向きと思われる。遺構としては帯曲輪・曲輪・土塁などが確認
できた。他にも説明板によると、井戸跡なども残っているとの事だったが確認
出来なかった。
城跡によくあるパターンだが、頂上の削平地には現在鉄塔が建っており、
破壊が激しいのが残念である。
山頂削平地に建つ鉄塔
城跡には墓石?が点在する