曳馬城跡
所在 静岡県浜松市元城町
交通 JR東海道本線東海道本線浜松駅より徒歩15分
歴史 曳馬城の築城年代・築城者には諸説があり、一説には永正年間に
久野佐渡守の末子越中守が築いたとも今川貞世の孫貞相が築いた
ともいわれる。
室町時代には今川氏の遠江支配の拠点として飯尾氏を置き、本格
的な領国経営に乗り出した。
永禄三年(1560)、当主今川義元が桶狭間の戦いにより没すると
その支配力は急速に弱まり、飯尾連竜は遠州侵攻を目論む家康と
結び、後継氏真に対抗する。その後、連竜は氏真の計に嵌まり、和解
のために訪れた駿府城にて暗殺され滅亡する。
飯尾氏滅亡後、城は江間氏が治めるが内紛が起こり、家康がその
混乱に乗じ曳馬城を接収する。
家康は三河岡崎よりその居城を移し名を浜松と改めたという。
曳馬城跡一帯
曳馬城跡石碑
一言 浜松城の前身、曳馬城は浜松城の東、約300m程の道路を隔てた位置に
残る。城跡には現在、東照宮が建っており、傍らに建つ石碑以外にその痕跡
を残すものは何もない。
城跡に建つ東照宮