Peppermint Tea

2012.03.28 60版

さわやかなペパーミントの香りに寄せて、ちょっと書いてみました。これを読んで、ほっと一息入れていただければうれしく思います。

 いやはや……。またしても半年以上、ここ改版しませんでした。御無沙汰をお詫び申し上げます。
 東北の大震災ですが、一年以上経った今も、余震が……。改めて被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げます。17年前の阪神淡路大震災の事がオーバーラップするの、私だけでしょうか。
 阪神淡路の頃、ちょうど私はイタリア旅行中でした。それも、出来たばかりの関西国際空港からです。まだ中部国際空港が出来ていない時でした。
 関西空港からでしたから、当然、関西や神戸の方が多くいました。多分、出発時にはまさか、地震が起きるとは思っていなかったでしょう。私も、当時もう、調子が悪かったらしい父に頼んで、上小田井駅まで送ってもらいました。
 その二日後、ローマで地震を知りました。関空に帰れるかも解らない状態。しかも、ツアー仲間の方はご家族の方と連絡が取れない、家もどうなっているか解らないと不安げな方たちが多かったです。私は唯一、九州から来たという親子の女性と意気投合(娘さんの方が私と会社が同系列だったという不思議なご縁もありました)して同行していましたので、暗くならずにすみましたが……。
 ともあれ、道中は特に事故もなく、関空もそれほど被害もなくダイヤ通り復興したとの情報を得、6日後、予定通り帰国しましたが……。今でも、お仲間になった人の事が案じられます。
 その年の四月でした。父が心不全で他界したのは……。それ以来、約五年間、仕事必死で頑張りました。どうも、私は悪運強いようです。まだしぶとく生きています。
 東北と言えば仙台。お世話になったネット仲間の「おすぎさん」のお墓参りも果たさずにいます。あの時、出会った息子さんももう多分高校生。大きくなった事でしょうね。あれから干支が一周り経ちました。奥様とは年賀状のやり取りをしていますが、ご無事のご様子です。でも、被害に遭われたと思うと、行けない自分がもどかしくなります。ご迷惑と思い、お見舞いのお手紙も遠慮している状態です。
 あれこれと思い出をたどっていますが、日々の暮らしに忘れがちとなります。いつの間にか、仕事を辞めて11年。当時の上司や仲間たちは、元気なようです。元同僚は震災の時に走って横浜まで帰ったそうです。心配でメールしましたが、拍子抜けしました。マラソンが趣味で行動派の彼らしいです。まあ、私も12年前の台風の時、地下鉄しか通っていなくて、上小田井駅から二区歩きましたから、距離こそ違いますが、似たり寄ったりですが……。当時、さくらんぼと交際時代で、お勢津ちゃんが真っ青な顔で待っていました。「あんた、長野のさくらんぼさんから二度も電話来た、早く電話してやってよ」と帰った途端、電話機出され困惑したものです。ただ、私が入社した当時の上位上司は、三、四年前お亡くなりになったそうです。四国の香川県ご出身とは意外でしたが……。良い方でした。
 それにしても、変わらないのは私の本好き。これだけは変わっていません。ただすごい乱読です。一度に二冊か三冊、読んでしまう事も。しかし、会社員時代と比べると読書の時間はかなり減りました。
 実は、通勤時間をほとんど読書にあてていたのです。まさか、満員電車の中で、コンピュータの専門書(けっこう大きい本です。それに高価。貧乏人泣かせでした。私が本に書きこまず、綺麗な状態を保ち、汚さないのはその為です。書きこむべき事は、ノートか広告の裏に書いていました)を開いて勉強している訳にはいきません。そこで片手でも読める文庫本ばかり読んでいたのです。資格試験の勉強は深夜と休みの日にしていました。それに金なし。本が買えません。だから、あまり受からなかったのです。
 ま、受かっても仕事は一般職、役にはほとんど立たなかったです。でも、プログラムを書く時は役に立ったかな?ぐらいなもんで……。今も、ビルダー使って書いていますが、ソースと半々です。たまに、ソースの表示で直打ちの方が早い場合もありまして。ケースバイケースですね。
 ただ、さくらんぼと話を合わせるのには役に立ちます。全くの異業種ではなかったからです。未だに仕事のことで相談が……。私の知識はかなり古いと言うのに、彼全くお構いなしだから困ります。これがお勢津ちゃんみたいな人なら?百個でしょうね。私の場合はお勢津ちゃんの方にも合わせないといけないのです。こちらは、「裾上げ、股下65、男物お願いね」「持ち手、とものきれ?ってことはミシンで端叩く、返し必要。解った」とかですが……。
 ただ、これも仕立て屋の娘だったから少々です。しかも無職時代一年間、父に教わっていました。お裁縫、全くやってない親だったら解りません。私はたまたま、運が良かったかもしれませんね。
 とにかく、もっといろんな本を読んで勉強したいと思いますが……。近頃は、本だけ買って置いておくパターン、多くなりました。いや、本格的に書く作業が忙しくなりまして……。ただ、買う時は一部の作者以外、ペラペラと斜め読みして買うのが殆どです。新しい作家の本は、本屋で買うという、古典的な方法を未だに取っています。
 それにしても、結婚前から両親や周りの人に言われていたのですが「本で家が潰れる」って……。残念ながら?、潰れませんねえ。未だに……。


滅茶苦茶な本棚(これが出ている物の1/4)
実は総数の10パーセント未満だったりして……
上に並んでいるのは懐かしのチョコエッグのおまけです。
(チョコエッグのおまけの動物集めはさくらんぼの趣味でした)

近況

 やはり、いろいろ考えまして、一期でビーズ講習会を辞めました。お友達も出来ませんでしたし、出来た作品はパーティー用かよそいき。とても普段には使えません。出かける、とは言っても私の場合、ちょっとした買い物ぐらいです。
 でも、私の手芸は続いております。お勢津ちゃんのロックミシンが壊れて、ミシンを見に行った所、何を血迷ったのか(大げさ?)お勢津ちゃんが買ったのロック専用ではなくコンピュータの普通のミシン。いずれ、お勢津ちゃんに渡すつもりですが、とりあえず私が、縁かがりや、直線縫いをしています。
 それが師匠のお勢津ちゃんが、ハードルの高い課題ばかり出してくるので、ぶきっちょで針恐怖症の私は冬でも大汗かきながら、ミシンと格闘しています。とうとう、縁かがり用の押さえ金の一部が折れてしまいました。(T_T)
 で、手芸店に行って御主人に笑われながらも、押さえ金を取り寄せましたよ。いやー、参った。私ゃプロじゃないんだから、ハードル高すぎっ。亡き父はそこは知っていまして、裏地ばかりで直線縫いでしたがね。で、袋が増えていく状態です。
 それに、やってみて驚いたのですが、お勢津ちゃんの動力ミシンも故障寸前の模様です。それを早く言ってよ〜。内職の直しのお仕事、辞めた訳が眼の不調だけではなかったのねって感じです。
 九月と十一月に帰省してきました。九月はお勢津ちゃんの代理で、従弟の一周忌。十一月は名古屋シックになってです。なぜか止めてあったはずの家の水道が出ましたが、そのまま止めずに鍵かけて来ちゃいました。
 それがいけなかったようです。二月のある日、北名古屋の水道管理局から電話が来ました。寒かったので破裂してしまいました、との事。いやあ、参りました。で、一度帰って様子見たいと思いますが、なかなかね……。五月末では遅いかもしれません。(涙)
 それから訃報です。二月の末にさくらんぼの叔父さんが亡くなりました。何年か前から足が悪くなり、介護が大変との事を叔母さんから聞いておりましたが、急に容体が悪化して心不全で亡くなったそうです。去年の姑の育ての親は喪中ではないと言われましたが、今度は本当に喪中です。悲しい事です。さくらんぼも私も、一周忌までの法要にばたばたと参列する事に……。次々と親しい人が亡くなっていく。世の無常を感じます。
 最後に、東北の方、地震が続いているようです。お見舞い申し上げます。
以上

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