Peppermint Tea

2007.12.14 51版

さわやかなペパーミントの香りに寄せて、ちょっと書いてみました。これを読んで、ほっと一息入れていただければうれしく思います。

 いよいよ2007年もあとわずかとなりました。こちらは風邪のため、まだ年賀状の準備が出来ていない状態です。今年は皆様にとってどんな年でしたか?
 私にとっては、まあまあの年でした。ホームページのてこ入れに15日間連続更新を皮切りにブログをつけたり、変化はつけましたが、その割には、お客来ません。仕方ないですね。警戒心強くなり、最近はもんちっちランド様、信濃路様以外は書き込みに行ってないのですもの。
 つばさという中性的なハンドルネームのせいか、男性に勘違いされます。私の仮のメール箱には、男性向けのスパムメールがわんさか来ます。いやはや、最近の女性って一部でしょうけど、大胆というか、いや男性が女性のふりをして無料とか逆援と称して男性を騙しているとしか思えません。警察もいたちごっこらしくて、困っている状態だそうです。
 流石に、掲示板の方はサーバ側も対策とっているらしくて、自動書き込みは少なくなりました。以前は、こんな宣伝やめたページに……と思うほど来ましたよ。ひたすら消していましたけど……。ホームページで知り合った人に聞きましたら「相手にならずひたすら消す」という人が殆どだそうな。腹立ちますけどね。しかし、それが一番みたいです。
 でも、近頃は学校裏サイトなるものが出来てきて苛めの温床になっているみたいです。子供たちはネチケットも何もありませんからね。いっその事、義務教育卒業する時まで、学校以外でインターネット使っちゃダメという法律でも作って欲しいです。そして、保護者もネチケットを教えるべきです。社会でもそれは応用出来ますからね。
 それから、目上の人を尊敬する心は家庭から教えましょう。そこまで、学校の先生に教えさせるのは、授業の準備や教えるための勉強に忙しい先生が気の毒です。戦後の家庭は横型で父親の権威は地に落ちています。母親が夫を馬鹿にするからいけないんです。妻たるもの、子供や外部の人の前だけでも夫を尊敬する(せめてふりだけでも)した方がいいです。そして、お父さんも、いくら仕事で疲れたからと言っても、ゴロゴロ寝てばかりではいけません。たまには、一家の大黒柱として、子育てや躾に参加すべきです。ただ、本当に身体の調子が悪い時は、いけませんがね。
 家では縦社会を教えましょう。少子化のいい所は、家庭では大人ばかりと言うところ。大人が模範になれる(威張れる)というところなんです。それを肝心な親が子供に戻って子供と友達みたいになってどうします?
 それでは、気の休まる時がないじゃないかと言われますが、自然界の動物を御覧なさい。油断をすると「死」ですよっ。「死」。人間も所詮、動物。地震など、自然災害には勝てません。どんなに科学が発達しようとも、自然には勝てないと思います。それなら、子供たちを厳しく育てた方が、社会の為でもあるし、子供のためでもあるのです。子供は親の所有物と思いこんでいる大人が多すぎます。でも、初めから子供は社会全体のものなんです。もちろん、行き過ぎた虐待はいけないと思います。でも、一度ぐらい殴られないと解らない子の場合は軽い体罰も仕方がないと思います。どうせ、いつかは社会に出すのだから、初めから社会からの預かり物と思えば、反抗しても対処できると思います。「自分の子」と思うからこそ、言うことを聞かないと「可愛さ余って……」と虐待になるのです。それに過保護になるのです。社会からの預かり物と思えば、親の方も、責任感も感じるし、子の方も早くからしっかり自立してくると思うのです。
 今の社会に欠けているのは、社会に対する責任感と思います。牛肉偽装や年金問題。誰が責任取るのやら全く解りません。それこそ厚生労働大臣自身が率先して、年金ファイルを調べる位、したらどうでしょう。偽装牛肉を販売した業者の社長は、今後一切牛肉を食べない、または自分が食べて納得した物しか売らないと言ったら、どうでしょう。
 上の者が、率先してそうすれば、下もついてくるはずです。やめるのではなく、率先して誠意を示せば国民なり部下なりついていけます。やめるということは責任逃れになる場合もあります。敵前逃亡と言われても仕方ないと思います。
 すぐ辞任を求める今の社会(とくに野党)の風潮もいけないと思います。昔は合戦時以外で殺人をしたら、理由の如何を問わず、直ちに切腹するのが武士の作法でした。逃げても敵討ちでどちらにしても殺されます。殺人したら、自殺しろとは言いませんが、直ちに自首すべし。責任を取るべきと思います。いや、私が親なら、子供に自殺を勧めます。そして、自分も死にます。命を粗末にするような人間に育てた責任は親にありますから。
 殺人という極端な例以外は、辞めずに自分たちで解決して、どうなるか見届けてそれでだめなら辞める。それが社会に対する責任の取り方だと思います。
 冷たいようですが、子供は社会からの預かりものと割り切れば、楽だし、独り立ちの時も素直に喜べる。途中で親の方が死ぬことになっても、割り切っていれば、安心して死ねるのではないでしょうか?親側の覚悟が足りないから、成人後の子が引きこもりやマザコンになり、また年金問題や、嫁姑問題も出るわけです。これからは成人後も世の中の変化に沿って勉強しなければならない時代になってくるでしょう。マザコンは少子化からではなく、子離れできていない親の責任でもあります。息子が可哀相です。子供を本当に思う親なら早いうちにつき放すと思うのですけどね……。今は親世代が元気だし、長生きだからいけないんですよ。医学の進歩も考えものです。
 江戸時代以前はそのシステムが成り立っていたのですが、今はアメリカの変な個人主義が横行して、社会共同体システムが崩れてしまいました。江戸時代以前のシステムも必ずしも良いシステムとは言えません。(身分制度や人権無視な点がありました。一部地域では元気にも関わらず、一定年齢以上の老人は山に捨てられたりしていました)しかし、人間、真に平等ではないのです。才能にも差があり、働ける量にも差があります。格差社会が問題化されているようですが、私にとっては問題でも何でもない。それぞれ、能力が違うのですから、なければないように暮らしていければ良いのです。ただ、ワーキングプア(働いてもそれに見合う報酬が得られない)は大問題。それが頭脳職である医師や看護師の間でも広がっています。なんとかしなくてはならないのですが……。これも、少子高齢化(はっきり申しますと要介護の重度障害者やお年寄りがなかなか死なない状態です。本人も辛いし、家族や医師を始めとする介助者も辛い。これは医学界の自業自得と思います。家族の経済状態や余暇の状態も考慮して、これ以上改善の見込みがない場合で、家族や経済状況が問題があって、介護できない場合に限り、尊厳死の制度を早く整備した方が良いと思います。私も障害者ですが、寝たきりになったら死を選ぶつもりです)の弊害が原因となると、医学の発展も良し悪しなのでは……。
 戦前は家庭でもある程度「緊張感」がありました。女性の人権は必ずしもないわけではなく、嬶天下の家もありました。ある程度、能力主義だったわけです。今はどうでしょう。一家を支えていく能力は大多数夫の方にあるのに、妻は夫を立てませんし、子供も親の苦労を全く知りません。夫も責任感はなし。そういう家庭に限って、日頃は夫を馬鹿にしているくせに妻はいざと言う時に役に立たず、リストラされた夫を養うなんて甲斐性ありません。
 今は妻も働いて、お金を貯めて、夫のリストラに備えなくてはならない時代になったのに……。そういう妻も有能な家庭に限って、夫も有能。家庭単位での能力格差も広がっています。まあ、恋愛で選ぶのなら、似た物夫婦になってしまいますがね。
 平安時代以前は、妻は夫を養っていました。地位は男に譲られましたが、家・土地・財産は母から娘に譲られました。男の子がいない場合は、地位は娘の結婚相手に譲られます。で、その土地で夫を養っていました。ある事情でその土地や財産が無くなった場合は夫に「養えないから別れてくれ」と言い出す場合が多かったのです。人権が認められてないように見えても、平安女性って結構、立場も守られて強かったのですね。庶民では江戸初期まで通い婚が残っていたようです。その影響か、戦国時代や安土桃山時代になっても女城主は結構いたそうですよ。
 徳川譜代の井伊家でさえも「直虎」と男名前を名乗った女城主いました。そういえば「景虎」名前似ていますね。与太説と思っていた上杉謙信女性説。案外当たってたりして。うーん、でも……業績から言って上代の持統天皇や伝説の卑弥呼・神功皇后じゃあるまいし。女だてらに鎧兜に身を固めて、武田信玄と渡り合ったとは思えません。しかし、小豆島あたりに女性用の鎧が残っていると聞きます。解りません。
 女性が強くなったと言っても、まだまだそこまでは強くない現代。私もさくらんぼに「養っていけないから別れて」ぐらい言い放ちたいものですね。強ーい平安女性に憧れます。

川中島古戦場
武田軍・上杉軍の出陣式。
この中に内野さんいたはずなんですが、
解りませんでした。(^_^;)

近況

 半月ほど、首の痛みで、寝込んでいました。よって、とうに出来ていなければならない年賀状もまだです。私だけなら良かったのですが、さくらんぼも風邪から来る胃炎で寝込んでしまい、一週間ダメでした。しまいにはお勢津ちゃんまで、11日夕方に足を温泉でひねったらしく、痛いと言い出しました。
 ろくな事がない年末ですが、まあ、私は回復して、今は喉の痛みぐらいです。さくらんぼも11日から会社に通いだしました。
 去年の暖冬とうって変わって、初雪も2週間以上早かったので、慌てて私がタイヤ交換にガソリンスタンドまで行ってきました。いつもはさくらんぼが行くのに……。で、近いからいいと言うのに、お目付け役のお勢津ちゃん付き。これでは道草できませんよね。(>_<)ちょっと見に行くと言っても超真面目なお勢津ちゃんは時間とガソリンが勿体無いと行かせてくれません。それが道草大好きなさくらんぼだと、道草しすぎてちゃんと時間内に帰ったためしがありませんが……。
 その前から調子が悪く、行くはずだった祖父の七回忌もお勢津ちゃん任せでした。しかし、お勢津ちゃんももう、老齢。今後は私側の親戚の法事などはお勢津ちゃんの代理として私一人で行かなくては……と思います。
 私の体調の悪化は、無理して11/24に川中島に勘助役の内野聖陽さんを見に行ったのがきっかけでした。近くだからと行ったのですが、すごい人でしたよ。まあ、こんな事がなければ大河の主役の俳優さんを間近に見られないからと無理矢理行きましたが……。
 内野さんは素敵でした。8月の謙信公祭のGacktさんもそれなりに素敵でしたが、本職の俳優さんの内野さんと比べるとミュージシャンがコスプレをしているという感でした。やはり、主役というのは違います。貫禄も充分で、トークも楽しい。彼も、もう5年ほどしたら、渡辺謙さんを超える世界的俳優さんになるような気がします。その時が楽しみです。でも、果たしてそのときになるまで生きていられるかどうか解りませんが……。
 これを書いている時点ではまだ最終回は放送されてないですが、最終回、どんなすさまじい演技を見せてくれるのか、楽しみです。
 汚れ役や、すさまじい演技ほど難しいと言います。演劇部出身のつばさとしては、ドラマは自分ならどのように演じるのかとつい想像してしまう所があって、疲れてしまうのです。だからドラマは滅多に見ないのです。この風林火山はもともとGacktさんファンということもあり、彼が出演していたあたりから見始めましたが……大俳優の緒形拳さまがついたことで残念ながら影薄くなりましたねえ。あ、緒形さまも元々ファンでしたが……。やはり、存在感がどーも大俳優とでは太刀打ちできません。私は個人的には勘助さんより飄々とした宇佐美さん好きですけど……。宇佐美さんの出番が多くて嬉しかった反面、関東管領のエピソードは余分だったような気がします。残念。私がプロジューサーだったら桶狭間2回にして、折角、武断型にした義元さんの最後を凄惨に描いて、関東管領の方は、武田家の隠密が信玄に報告しているイントロの形で済ませますが……。NHKさんも少なくなっている若い世代にそこまで媚びなきゃならないでしょうか?
 あえて、若い世代に媚びない昭和40〜50年代以前レベルの元文学青年向けのページ開いているつばさとしては疑問です。いいものは世代を超えて語り継ぐべき。それが私のモットーです。
 あ、ごめんなさい。どーでもいい話を長々としてしまいました。皆様、良いお年をお迎え下さい。m(__)m
以上
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