Peppermint Tea

2007.09.08 48版

さわやかなペパーミントの香りに寄せて、ちょっと書いてみました。これを読んで、ほっと一息入れていただければうれしく思います。

 ここのところ、重い話題ばかりで、このエッセイのそもそもの狙い、「ほっと一息」どころではなかったような気がします。私の耳に入ってくるニュースや社会現象は暗いものばかりです。
 この前も、社会保険庁のお役人が福祉団体の人から賄賂貰っていたとか。
 コムスン事件以前に医療と福祉に疑問をもったつばさですが、ますますそれらが大嫌いになりました。たしかに、医療・福祉は立派でなくてはならないものかもしれません。ただ、生きていたくないのに本人の意志を無視して、むりやり「生かす」医療・介護・福祉の姿勢に問題あると思います。
 私は、今は日常生活がほぼ、不自由なく出来ますが、例えば、用を足しても、誰かに拭いてもらわなければならない生活、お風呂も誰かの手助けがいる生活になるのなら、一思いに死んだ方がいいと思います。手や足が、まあまあ動いてこそ人生です。自然界では優れたシステムが出来ていて。「無駄」と言うものがありません。弱ったり、立つことが出来なくなった者は、「食べられる」事によって、他の生物の生存に役に立っています。
 皆さんだって、そうじゃないでしょうか?寝たきりになっても、生きていたいでしょうか?早く尊厳死の制度の社会への浸透と、遺族や周りの理解を、深めねばなりません。生きることだけがいいって事、必ずしもない、死は自然からの贈り物と思うのは私だけでしょうか?いくら血を分けあった家族だって、倒れて動けなくなった貴方の世話に大変なんです。子供が生きていてくれるだけで良い、という親がいます。でも、その子の世話を何十年もするより、次の元気な子を産んで育てた方が、痛がっている、苦しんでいる子供を見ているより、ずっと楽では?。闘病している子供自身だって辛いと思います。他の子供は駆け回っているのに……、と思うと悔しくてやり場のない怒りを感じます。
 だから、私はテレビで放送している子供の闘病生活のドキュメントや介護の現場は見たくないです。私自身が、そうでしたから……。
 「生」ばかり尊重する今の社会は少しおかしいと思います。身勝手な殺人(人が嫌がっているのに、ストーカーした挙句に、とか殺したいから誰でも良いという理由で殺す)ははっきり言って悪いと思います。事故になると解っていて、放置して置くとか、戦争とかも同じです。国家間または国家とテロリスト間の戦争も喧嘩両成敗にすべきです。が、私個人は必ずしも病苦や経済苦からの自殺や尊厳死は悪い事とは思えないのです。
 森鴎外に「高瀬舟」という作品があります。古い作品で今の若い人には読みにくいと思うのですが、とても考えさせられる物語ですね。
 また、暗い話になりました。すみません。前向きに行きましょう。
 もう、秋ですね。空には羊雲がたなびいています。この前、運動に出たら、道端にコスモスが咲いていました。しかし、まだまだ暑いです。特に台風前ですが、蒸し暑くて困っています。幸い、今回の台風9号は長野を直撃しませんでしたが、関東・東北を荒らしまわっています。被害にあわれた方に、心よりお見舞い申し上げます。
 長野に来た頃は、名古屋に比べて、涼しいので、冷房も滅多につけませんでした。しかし、ここの所は、長野にも地球温暖化の波が来ているのでしょうか?暑く感じるようになりました。
 植物は、正直ですね。もう、庭にはサルスベリの花が咲いています。そろそろ、金木犀も咲きそうです。何しろ、庭にはメチャメチャ木が生えていまして、私が植えた訳ではないのですが、把握できない状態です。
 紅葉もそろそろでしょうね。団地の銀杏並木の葉も、まだ緑ですが、この前、回ったら、ほんの少し、黄色っぽくなっていました。私は花はあまり好きではないのですが、紅葉は好きで良く見に行きます。
 秋は、好きな季節なので、引きこもってないで、あっちこっち出掛けたいと思います。殆ど一人ですね。誰かが一緒だと気を使うタイプなんで、帰るとどっと疲れが出ます。さくらんぼやお勢津ちゃんには心配掛けますけど、孤独が好きなのは仕方がないようです。
 何故、一人旅が好きなのかと言うと、誰かと行くと、必ず行けない所が出てくるし、その事で、不愉快な思いをするのは嫌だからです。足が悪いお勢津ちゃんは当たり前ですが、近頃はさくらんぼとでさえ、一緒に行くのは二の足踏んでます。ですから、上越は一人で行っちゃいました。行けなかった場所があったとしても一人なら納得いきます。あきらめがつきますし、何より疲れない。
 私の歩くペースは、平地やちょっとした舗装された坂なら、かなり早いです。ただ、遅れるのは石段や舗装されてない道です。
 いつか、行ってみたいのはアイルランドとクスコです。でも、果たして叶うのかは?ですが……。イタリアにももう一度、行ってみたいですね。
 ラファエッロの絵を一日中、見ていたいです。この前は「聖母マリアの結婚」一枚しか見られませんでした。しかし、言葉の解らないのに、良く一人でそこの美術館に行ったものです。
 トレビの泉にはお金投げてきましたが、果たして、もう一度ローマに行けるのやら、?です。直後に阪神大震災が起きたので、今度は関東大震災でも起きないかと非常に心配です。それか東海大地震か……。
 そういえば、イタリアに行ってもう12年。早いものですね。
 それには鍛錬とお金、貯めないとね。家の改築で使っちゃったから……。
 よって、大好きな金や銀のアクセサリーも欲しいですけど買うの、控えてます。少しずつしかたまりませんが、頑張って貯めようと思います。

林泉寺 上杉謙信公のお墓
前日、ガクトさんがお参りに来たらしく、お花が供えてありました。
しっかし、景勝さんも変な人よね〜。いくら
隠し資金カモフラージュするためとは言え。
少年時代、修行した懐かしいお寺で、休んでいるお義父さんを、
無理矢理、会津〜米沢までつれてったって言うんだもの。
私だったら資金隠しなら、他の方法を考えるけどさ?
勘助さんは、千曲川の流れが変わって、仕方無しに
改葬したそうですが、ここは山の中なので水害はないし……。
他の戦国武将で改葬と言うのは家康位でしょう。
それにしてもどちらも一回だけです。
お墓一つとっても、謙信公は謎が多い人ですね。

近況

 八月中旬に夫婦で上田に一泊旅行。下旬につばさは単身で、上越の謙信公祭に行ってきました。
 上田は本屋めぐりでした。さくらんぼらしいと言えばそれまでですね。
 上越には日帰りで行きました。林泉寺の出陣式だけ見て帰ろうとしたら、「行列も……」と勧めてくれる人がいて、行きましたら人、人、人……。
 しかし、Gacktさんカッコ良かった。いつも、音楽番組で見ているちょっとずっこけた気障さは全く無く、爽やかな好青年振りでした。ただ、この前、テレビで風林火山見ていて「あれ?この人、案外うちら(40そこそこ)と年齢違わないんでは?」と思いましたが。十代の役のはずなのに、30代後半に見えました。近頃の映像技術って残酷ですねぇ。特に女優さんや男性でもビィジュアル系の人にとっては……。由布姫さんも最初は、十代初頭の役のはずなのに、二十代初頭にしか見えなくて、不自然に思えたものです。勘助との出会いの場面だけは子役使えば良かったと思います。
 このGackt氏、実は私、密かに「大物になるかも」と5年ほど前から注目していたんですが、今までは俳優としてなら、影のある青年役(乾いて候の腕下主水、田村さんじゃもう年取りすぎ)って感じでしたが、やれば好青年役もできるんですね〜。ただ、周りから聞こえてくる若い女の子のキャーキャー声には参りました。こっちも負けずに音痴なソプラノで「タイム・イズ・セイ・グッド・バイ」でも歌ってやろうか(冗談です)と思いましたが、年甲斐もないとやめましたぁ。カメラの電池切れで、撮れませんでしたが……。もともとそーゆー華やかな所とは縁が無いものとあきらめてました。
 大河ドラマの影響はすごい、と、改めて思いました。真田十万石祭も、今年は例年より規模を少し大きくしてするそうな。ま、真田の当代の殿様や俳優さんは出ないようですがね。
 上越とは違い長野はオリンピック以来、慢性の財政難。それに松代中心街は頭の固い昔かたぎの人が多いようで、俳優さん招いている財力も、発想の斬新さも無いようです。とほほですね。
 ともあれ、今から、デジカメで名場面・珍場面撮影を楽しみにしております。
 伯父は忙しいそうです。八月下旬は来ませんでした。
 相変わらず、客間作ったのにお客来ません。ま、お客来ないのは、ここも同じですけど……。かえって静かでいいです。そろそろ、本格的に物語の方へ行こうかな?一年ぐらいネットご無沙汰にはなるかもしれませんが……。
 こっちは相変わらず、引きこもり状態が治りません。連日の暑さでバテ気味です。でも、先日、歯と目の検査に行ってきました。いずれも異常なしでした。
 お勢津ちゃんは、ついでに逆さまつげを抜いてもらい、痛みが無くなったと喜んでいます。さくらんぼは……ドライアイ。
 三人とも、目を酷使する仕事(私は趣味でビーズや執筆)しているので、私も医者嫌いとは言っても、目医者と歯医者だけはマメに診てもらっています。
以上

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