Peppermint Tea

2007.08.09 47版

さわやかなペパーミントの香りに寄せて、ちょっと書いてみました。これを読んで、ほっと一息入れていただければうれしく思います。

残暑お見舞い申し上げます。

 昨日の段階で立秋になってしまいました。慌てて、一部の人には暑中お見舞いメールを送ったのですが……。毎年、この時期は暦と睨めっこです。
 お盆の時期は苦手です。毎年、お寺の和尚さんをはじめ、親戚の人が来ます。今までは主にさくらんぼ側でしたが、今年からは母を引き取ったので私側からも来るかも……。(ま、ないでしょうけど……)とにかく当分、大の苦手な整理整頓と掃除も気がぬけません。
 整理整頓が何故苦手か?って?解りません。ただ、小さい頃から「片付けなさい」と言われ続けていた反動でしょう。小学校の頃、掃除が苦手で、後片付けはいつも遅い私でした。しかし、これって、ルールを決めた先生の「弱い者苛め」だと思います。高校になって掃除の後片付けもローテーションになり、掃除の片付けも順番になりましたので、いくらか楽になりましたが……。
 それを教訓に、私、子供に整理整頓強要しません。ただ、汚くなったら自然とさせる。それが一番だと思うのです。ただ、ゴミの分別だけはしっかりさせますね。地球環境にも良くないですし……。
 高校は私立の女子高でした。女子ばかりなので、男子から受けていたひどい苛めはなくなりました。仲間外れなどはありましたが、それ程、一人は苦になりませんでした。むしろ、やっと暴力的な男子から離れられ、ほっとしたものです。
 私を苛めていた一部の男子とそれを放置していた当時の担任には、今でも「怨み屋本舗」が現実にあれば「実質的抹殺」に近いものを全財産はたいても注文したいですよ。(怒の∞)ただ、現実にあっても連鎖になって無駄だからしませんが。ここで憂さ晴らしが関の山ですけどね。
 「学校でいらないもの」は何ですか?と聞かれたら私は迷わず、「学校の休み時間・ホームルーム・遠足・修学旅行・運動会・委員会など勉強に関係がない余計な行事」と答えます。学校って文字や方程式等を学ぶ所。集団行動・生きるために必要な礼儀や習慣・旅行先での作法は教えるの親の役目じゃないですか?今の親・大人にはそれが欠けてます。残念な事です。もちろん、虐めがいけないことを教えるのは、親や周りの大人の役目です。学校にそんなに期待を寄せては、いけないし、教職員も疲れ果てます。肝心の学ぶ事を教えるのに、時間がありません。PTAも児童相談所も警察も生ぬるい。そんな常識外れの親なら、子供を離してちゃんと責任持って育てられる夫婦に養子にだすなり、警察と連携して、「迷惑行為禁止条例」違反で逮捕するなりしたらどうでしょう。もちろん給食費滞納の親も窃盗罪で逮捕です。昔では考えられないことです。昔の親なら自分が飢え死にしても子供に食べさせたことでしょう。今の親は自己チューが多くなったのでしょうか?怒×∞
 外国の学校では、部活やレクリェーションがあっても、その練習で授業を犠牲にしたり、泊りがけにはしません。あくまでも、学ぶ所、と言った感じです。専門学校に雰囲気が近いでしょうか?旅行などは家族・友人同士で行きます。スポーツ・音楽などは専門の施設でコーチがついてします。グローバル化が叫ばれている今、学校もそういう点で社会と密接してグローバル化すべきです。芸術・スポーツなど才能がある生徒には、早く卒業させて社会に出させるとかしたらどうでしょう?そういえば、ツアーがあっても外国の人って、日本人みたいに大挙していきませんね。多くて10人程度で案内人一人です。大挙していくのは日本ぐらいだといわれています。大挙して行きそーな国、もう一つか二つ知っていますが、まだ貧富の差が激しいのとこんな物価の高い国、行く人少ないみたいなのでここでは言いません。
 まあ、政府自体が弱い者苛めの政策や時代遅れの学習指導要領を出している、今の風潮は悲しいことです。ま、愛国心は大切ですが、学校で教えることでしょうか?第二次世界大戦前に戻っても、始まらないと思うのですが……・
 そして、子供は一度は親から離すという法律でも作ったらどうでしょう。徴兵制度復活は大反対です。しかし、なんらかの形で親から離れれば、マザコンも子離れしない甘やかし親も少なくなります。男女関係なく、中学校卒業したら一年親元を離れて、自炊し、世間に出て働く。その上で、親元に戻って高校〜大学行くなり、その企業で一生働くなりしたら?つまり昔の「奉公」の復活です。大卒も、中卒も結局、出世は社会に出てからが勝負。なら、一年間社会に出てから、やっぱり勉強したいと思えば学校に戻れる方がいいと思うのですが……。
 私も驚いたのですが、社会の仕事って、どんな大会社の複雑な仕事でも、中卒でも教えれば出来る仕事が殆どです。私が中卒レベル以下の頭しかないせいか、そう思います。しかも、学校で教わったことなど、社会に出れば、ほとんど役に立ちません。役に立ってたら、「平成教育委員会」なんてテレビ番組、成立しないでしょう。殆どの人が100点満点のはずですから……。それでは笑える珍答など皆無で視聴率は0になります。あの番組、出演者の皆さん真面目にやっているから面白いんです。
 男女関係なく、早いうちに社会に出て、働いた方が少子高齢化による労働力不足化の抑止になると思います。
 ただ、戦前やっていた暗算と植木算だけは小中学校で復活、お願いします。それと確率統計の中学校必須化も。私、社会に出てから困りましたから……。それと国語の充実も……ね。保育園で、ひらがなぐらい覚えておいたほうがいいと思いますし、新聞は小学校卒業した段階で大体読める国語力を身につけた方がいいと思います。
 それから、定年・年金制度は極端な話、廃止した方が良いと思います。年取っても、元気で働けるお年寄り、沢山いらっしゃいます。ただ、政治家など、柔軟な思考が必要な職業なら、ボケてきたらおしまいです。そういうお仕事はある程度高齢になったら、複数でするとか……。逆に年金、貰わずじまいで若くして亡くなる方もいます。(私です。とても60までは生存無理)
 それなら、個人年金保険に切り替えた方が得です。ただ、働けなくなった場合を憂慮して、障害年金や、生活保護の財源として、高額所得者から特別税を取って運用する制度を作った方が、国も借金が減って良いのでは?
 世の中、色々な人がいます。薪で生活し、夏もクーラー入れなくて良いという人がいれば、私のようにクーラー病で、夏は入れないとヒラメ状態。で冬は着込んでいれば、余程寒くない限り、ボイラーのスイッチを入れないという変なのもいます。一ヶ月一万円で生活している人もいれば、一人あたり十万円あっても食費足らず、という人もいます。
 格差社会が問題になっていますが、元々格差はあるんです。平等なんて、ありえません。、アンデルセンの「醜いアヒルの子」に太陽は平等だ、と書いてありましたが、大間違い。太陽だって、日陰を作って平等に照ってくれません。
 今までの横並び社会は、高度経済成長〜バブル期が見せた長い幻影なのです。戦前の社会に戻りつつあると言った方がいいでしょう。
 戦前は地域格差・所得格差は当たり前。弱い者はどんどん餓死か病気で死んで行きました。今は医療・福祉が発達して、死にはしません。中途半端に助かって、後遺障害や経済的に苦しむ。どっちがいいんでしょう?
 私が、福祉・医療に疑問を持ち始めたのはその考えが浮かんだからです。
 果たして長生き=幸せでしょうか?若くして惜しまれて亡くなられた人のように、突っ走るだけ突っ走って、倒れてあっさりと死ぬ、その方が良いようにこの頃、思えてなりません。
 そりゃはたには迷惑、または親を悲しませるかもしれません。しかし、親を全く心配させない人、迷惑かけない人、もしくは人に怨まれない人なんて、余程の「聖人君主」か、山奥や無人島で一人で暮らす「仙人」みたいな人以外、いないと思います。
 私も誰かに怨まれているかもしれません。知らないうちにね。
 皆さん、一人ひとりがそれを自覚して生きていけば、トラブルも自然に受け止められるようになります。
 それを学校が、親が教えるべきです。
 終戦記念日が近くなり、「歴史は繰り返す」と戦時中の悲惨さばかりを強調する映画・テレビ番組がよく放映されます。確かに歴史は繰り返すかもしれません。
 しかし、全く同じ事を、同じ風に繰り返すのではない、と言うのも真実です。現に今の日本、確かに日清・日露の高度成長後、第一次大戦バブルのはじけた後の不景気の続いた、昭和初期の日本とよく似ています。現に、アメリカのお手伝いという形ですが、侵略戦争に加担しています。
 このままでは、第二次大戦の二の舞という愚を犯さないとも限りません。ただ、全く同じ愚を繰り返さないだけの知恵を今の私たちが持っている……と信じたいです。少子高齢化+格差社会……それはその警告と思って真摯に、冷静に受け止めたいと私は思います。安易に女性(または一部の男性)を育児と家庭に縛り、生活保護や年金を多くし「生めよ増やせよ+格差を無くせ」の社会にすると「歴史は繰り返す」事になるかもしれません。

戸隠中宮
石段がきつかった(^_^;)

近況

 8月になりました。8月と言うと盂蘭盆です。その行事のため、お勢津ちゃんは今日より帰省しました。で、つばさは父の墓も気になりますが、やはりさくらんぼの嫁。家に居なくてはいけません。今回は留守番です。
 しかし、お勢津ちゃんももう高齢。いずれつばさの家の墓地の事も考えねばなりません。「家が絶える」と言うことも江戸時代以前ほど重要ではないにしろ、寂しいものです。でも、少子高齢化の昨今、そうした問題は、つばさの実家ばかりではありません。それこそ日本の「家」の半数以上かと思います。
 つばさは割り切っておりまして、この世ではさくらんぼの嫁として生きますが、さくらんぼと同じ墓に入らず、生家の墓に入るつもりです。だから、つばさは、最後の代として、古い言葉ですが、家刀自(女の跡取り)としての自覚は忘れないつもりです。
 さくらんぼには悪いと思いますが、父の死に際の最期の言葉「頼むぞ」、十二年経っても思い出します。多分、これからも忘れない事でしょう。だから、自分は結婚しないつもりでした。(父は、物を取ってきてくれと私に頼んだんですけど……、今から思うと後々のことも含めて頼むと言ったのでは?)
 ま、子供が生まれない今、さくらんぼの方にもその危険はありうるのですが、まだまだチャンスはあります。
 月末には母方の伯父が来る予定ですが、まだわかりません。来たらそれっこそ、歴史好きの伯父につき合って風林火山三昧ですね。さしもの伯父も吉良と上杉の関係は知らないと思いますから、武田びいきの説明をしなくては……。今から勉強中です。
 私の父の故郷の殿様、吉良氏は上杉に養子を出し、養子に出した子供の次男、つまり孫を養子に貰っています。赤穂事件の寸前に……。だから上杉、赤穂事件後、石高減らされているんですよ。その上、吉良氏に養子に出した孫は辛うじて命は助かったのですけど、諏訪藩に送られて、蟄居処分で夭折。ひ、ひどすぎる〜。忠臣蔵では悪役ですが、吉良の殿。領民には優しかったそうです。粗末な服で赤馬に乗って、領内を見回っていたそーな。今でも当地では「赤馬」っていう最中が売ってます。うちの頑固親父は生前絶対、忠臣蔵を見ませんでした。
 大河で吉良側と上杉側に立った忠臣蔵、取り上げてくれないかしらね。原作一つ知っているけど……SF界では有名だけど時代小説ではマイナーな方だから無理?もちろん、私ではありません。愛知県出身の大先輩の作家です。
以上

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