波形

DataSlim2 レビュー



CITIZEN社から新たに発売されたPCカード型PDA「DataSlim2」。
初代「DataSlim」とどう違うか、今回はその辺りをレビューしてみました。

※なお,本レビューはTOM★の個人的体験と収集した情報を元に構成されていますので、
 個別の環境によって異なる可能性もあります。この点につきましては予め御了承願います。


HPC_small 気が付けば、手許に...(笑)

  前回購入した初代のDataSlim(以下初代機)はコンセプトが素晴らしかったものの、
  内蔵ソフトと使い勝手がいま一つ物足りない所がありました。

  ということで本機が発表された当初は正直いって食指が動くものではありませんで
  したが、かといってあの値段、あのサイズ...と何とも気に掛かり、日々情報を集
  めていくうちに(これを墓穴モードともいいます (^^;))物欲の虫がもぞもぞと動きだし、
  たまたまボーナス後に立ち寄った秋葉原(爆)にて、衝動買いしてしまいました。

  価格設定がまたサラリーマンの気に掛かる値段帯なところもまた心憎い演出なの
  かもしれません(苦笑)。


HPC_small 母艦との接続

  早速母艦と接続し、設定をして利用開始です。残念ながらTOM★の母艦はデスク
   トップPCですので接続にPCカードスロットを使えません。
  ですが、幸か不幸か初代機と母艦を繋ぐシリアル接続ケーブル「ドッキングステー
  ションJS11」が使えるので、それを流用しました。

  また接続用のソフトですが、これは初代機と変わって「IntelliSync for DataSlim2」に
  なりました。(画面1)と言うことで初代機用ソフトをアンインストールした上で改めて
  ソフトを入れ替えました。この点は注意が必要です。


 

画面1 IntelliSync for DataSlim2のランチャ(左)とシンクロ中の画面(右)


  しかし初代機と違ってマニュアル類がほとんど無いのは困った物です。インストール
  ガイドは紙として同梱されているものの、付属ソフトの説明はヘルプ機能かPDFの
  ファイルのみのため、PDAとソフトのヘルプで全て把握するのは初心者には少し不
  親切かと思いますが...



HPC_small どこが変わったのか?〜良くなった点〜

  初代機と何が変わったのか?もっとも大きな点は、WindowsCEの如く液晶がタッチ
  パネル式になったことでしょう(写真1)。付属のハート型ポインタまたは指で画面を
  直接突くわけですが、これは非常に便利ですし大きな進歩です。ボタン操作だけの
  場合より、オペレーションが格段に良くなりました。特に立っている時にちまちました
  ボタンを押す回数が減ったのは非常に有り難い事です。


写真1 ポインタで本体画面をタップする

  次に内蔵ソフトの強化があげられます。本機は初代機同様、以下の機能を搭載して
  います。

        カレンダー,アドレス帳,ToDoリスト,メモ帳,世界時計,環境設定

  さらに初代機でユーザから盛んに出ていた「辞書」「電卓」等の機能や任意のソフトを
  追加できるアドイン機能の提供など、ユーザニーズを踏まえた上でかなり突っ込んだ
  改善をしています。おかげで初代機で不満だった機能の大部分がこれで解消しました。
  アドインソフトは既に幾つかがCITIZEN社のサイトにアップされています。
  今後どう言ったものが出てくるか、楽しみですね。


  母艦とのデータ連携も改善されています。付属のDSToolsというツールソフトを使うと
  (「IntelliSync for DataSlim2を使うことなく)母艦のウィンドウ上でデータをドラッグ&
  ドロップして直接DataSlim2へデータを登録する事が出来ます
初代機ではちょっとし
  たテキストなどを転送するのに
も一旦Outlook等PIMのメモ機能に登録したうえでデー
  タをシンクロする必要があったのですが、これでかなり便利になりました。この辺りは
  大変評価できる改善です。


HPC_small どこが変わったのか?〜不満な点〜

  一方の不満な点ですが、まず
WindowsCE機との連携が出来なくなったことです。
  初代機はHP社のJornadaのCFスロットに差し込むことにより外出中のテキストデータ
  の連携が出来ましたが、本機ではこれができません。このため外出時に小型のモバ
  イルマシンとのデータ連携を取る術が全く無くなってしまいました。主としてビューアと
  して使い、データ容量が少ない本機の特性を考えるならば、この手の機器とデータ連
  携出来るようにするのが望ましい方向ではないでしょうか。

  次に不満な点は付属品です。ポインタ・ケースとも非常に使いにくいものになっていま
  す。ポインタはなかなか収納場所が無く、これを常時持ち歩くのは辛いです。無くして
  しまいそうですし、しかも何でハート型なんでしょう?ペン型が一番良いのですが...

  ケースは相変わらず使い難いです。特にケースの選択ボタンカバーの作りが悪く、ボ
  タンそのものが押しにくくなっています(写真2)。またケース出し入れ口の留め具が非
  常に留め辛く、本体の出し入れに一苦労します。メーカーの関係者は実地試験を本当
  にしているのか?とさえ思えてしまいます。


写真2 使い難いケース(左:ボタンカバー,右:留め具)


  このケースがあまりにも使い難く我慢できなかったので、「DataSlimWetSuitsCase」と
  いうのを秋葉原のイケショップにて購入してしまいました(写真3)。
  ちなみに値段は\1,580(税抜)です。


写真3 DataSlim WetSuits Case


  本機の出来が良いだけに、付属品は非常に残念です。この点は是非改良して欲し
  いと思います。



HPC_small 
まとめ

 色々と見てきましたが、本機は初代機に比べると機能的に洗礼されています。テキスト
 ビューア
やスケジュール確認・電卓等など出先のちょっとした用途にかなり使えると思
 います。

 とはいえ、この一台で全てが出来ると考えるのは難しいかと思います。やはり
パソコン
 や他のPDAと連携して使うことで真価を発揮するPDA
と言えるでしょう。

 さて...ポインタはどこに入れて持ち運ぼうかな?


                                     (2000-07-16)

HPC_small DataSlim関連リンク

 CITIZEN社のサイト http://www.citizen.co.jp/
 DataSlimのページ  http://dataslim.angel.co.jp/


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