ユニバーサルラインのシステム構築方法
使用する電線 と 配線方法
■どのような電線でも使用できます。特にツイストペア、シールドとかの
制限はありませんが細い線を長距離(数Km)使用する場合とかの
特殊な場合は事前に動作確認して下さい。
ベースユニットから伝送用の電力を供給していますので細い電線の
場合はダブルで使用してください。
■24Vのクロックで伝送していますのでインターホン等の弱電線と同一
ケーブル内で使用するとクロストーク(漏話)が発生することがありま
すので避けて下さい。
■分岐方法も特に制限はありません。伝送ラインの+と−が接続さ
れていれば動作します。電源を分配接続する感覚でパラレルに
接続すれば放射状、ループ状,送り配線でもどんな分岐でもかま
いません。終端抵抗も不要です。
アドレスについて
■接点等のデジタル系は1〜256のどの場所を使用してもかまいま
せん。また同一アドレスを重複して使用することが自由にできます。
例えば分散している20箇所の押しボタンのどれを押してもドアが開
くとか照明がつくとかの用途につかえます。
また出力アドレスを重複させて1つのデマンド信号で工場内の何10
台の機器を制御するとかに使用できます。
■アナログ系はA/D変換してBitを並べたり、複数のユニットを選択し
たりしますのでアドレスは決まっています。詳細は下記のA/D変換
の説明を参考にして下さい。
システムチェックについて
■幅の広い信号をカウントする単純な回路なため、長距離の場合に
配線抵抗よる電圧降下でリレーのように動作不良になることはあっ
ても伝送ラインの通信エラーのようなものはありません。一般的な
配線と同様ですがケーブルの断線が問題になる重要な系統は監
視用にアドレスを1つ使用して1点入力ユニットの入力を常時ON
状態にしてその信号のOFFイコー ル断線異常とする場合もあり
ます。
伝送信号の何番目の状態がどうか等の確認はオシロで見ること
ができます。
■パソコンインターフェイスのRS232Cの部分は伝送距離はあまりと
れず強烈なノイズには弱いのでノイズの強い場所での使用は配線
距離、シールド等のそれなりの使い方が必要です。
■パソコンを使用する場合はチェック用のアドレス設けを1分とかの
定期 に出力書き込み動作を行いそのエコーアンサーを確認したり
、あるいは外部でパソコンのハングアップ監視も含めたシステム
チェックの方法 もあります。
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