クーロ・ディアス、耳にならず!ハビエル・コンデは口笛が好き?

2010年6月1日マドリード、ラス・ベンタス(第1級)闘牛場の今年38回目の結果。フェリア・デ・アニベルサリオ2日目。

19時開始、21時13分頃終了。20時29分照明点灯。

プレシデンテ、トリニダ・ロペス・パストル・エクスポシト。観客は2/3位の入り。

エル・ベジョシノ牧場の牛。

   全体として、良い牛が出た。
   1頭目、。2頭目、。3頭目、
   4頭目、。5頭目、。6頭目、。
   

闘牛士

ファン・モラ 沈黙とアビソ1回、沈黙。

ハビエル・コンデ 口笛とアビソ1回、口笛。

クーロ・ディアス 挨拶、沈黙。

 クーロ・ディアスのバンデリジェーロ、ホセ・マヌエル・モントリウがこの日3頭目のバンデリージャ打ちで、喝采を浴びて挨拶をした。

 晴。暑いが風があってしのぎやすい。エル・ベジョシノ牧場(牛Procedencia actual=現在の起源<基の血統>、ファン・ペドロ・ドメク牧場)。闘牛士、ファン・モラ、ハビエル・コンデ、クーロ・ディアス。2/3の入り。テンディド6アルトにてビデオ撮影しながら観戦する。

 ファン・モラは、不発に終わった。始めの牛のカポーテで沸かせたが、ムレタでは、あまり良くなかった。始めの牛の始めだけ。あの両足を揃えたナトゥラルが観られなかったのが残念だ。期待してたんだけどなぁ。

 ハビエル・コンデは、ラス・ベンタスでは耳よりも口笛が好き?出来る牛で、ビビリが入って出来ない。足を止めた手の低いパセは出なかった。勿論、踊りもしなければオールバックで固めた髪の毛を、興奮で揺することもなかった。ハビエル・コンデは、自分に合った牛しかできないようだ。そういう日に闘牛を観ると闘牛場は爆発したような興奮に包まれる。観客が絶叫して男だけじゃなくて女までも、興奮して立ってしまう。踊りながら闘牛をやり、いかにも簡単に牛を支配して全身海綿体のように硬直し、その興奮が観客にも乗り移るのだ。そんなのラス・ベンタスじゃ無理だね。

 クーロ・ディアスは、自身の1頭目の牛で、手の低いパセを繋いで、「オーレ」を観客に叫ばせた。体の力を抜いた美しいパセが繋がった。ナトゥラルがもっと良ければもっと盛り上がっただろう。しかし、剣が決まれば耳だっただろうが、ピンチャッソ。その後、良い剣が決まったが、弱い耳の要求だった。今年のサン・イシドロでも耳を取っているが、今日も良かった。闘牛をやっているときにいつも落ち着いている。以前はここまで落ち着いていなかった。今後に期待を持たせる闘牛士になったということか。

 今日の闘牛は楽しめた。昨日の退屈な闘牛に比べれば、普通は殆ど良い闘牛になるだろうが、それ以上に素晴らしかった。3人の闘牛士がそれぞれに個性があって違った期待を持って観ることが出来た。今日はピカドールが2回馬から落ちた。バンデリジェーロのホセ・マヌエル・モントリウが良いバンデリージャを打って喝采を浴びたり闘牛士だけじゃなくて見所も多かった。みんなベテランというのも良かったのかもしれない。生きの良い若い闘牛士も良いけれど、こういう組み合わせも良いなぁと思った。


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