サーバー化計画〜再インストール


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再インストール

目的|再インストールに必要なもの|準備|バックアップCD-ROMの復元|Win95のセットアップ|ネットワークのセットアップ|ソフトウェアのセットアップ


目的

1999/10/30、サーバー化計画始動により、まずは、Librettoの再インストールを行うことにした。バックアップCD-ROM(その1?)では再インストールの手順を書けなかったが、今回、その手順を記述することにした。手順を書いておけば、再び再インストールを行う際も便利である


再インストールに必要なもの

再インストールに、最低限、必要なものは、以下の通りである。その他に、各種周辺機器のドライバディスク各種ソフトウェアソフトウェアのID/パスワード等が必要である。また、空のFDも用意しておいた方が良い


準備

まず、準備作業として、以下のことを行う

1.必要なものの用意

前項で述べたものを用意する。これが無いと始まらない(^_^;
なお、CD-ROMドライブ・SCSIカードがサードパーティ製なら、MS-DOSのドライバがあることを確認することを忘れないように。

2.FDD・CD-ROMドライブの確認

次に、FDDとかCD-ROMドライブとかは、普段使っていないので、壊れていないか(^_^;どうか確認する。もし、再インストールの途中で壊れているのが分かったら悲惨である。ちなみに、私の使っているのは、FDDは東芝純正、CD-ROMドライブ(+SCSIカード)TAXAN製である。CD-ROMドライブは、バックアップCD-ROMを入れて中身が読めるか確認する。また、FDDは、起動ディスクを入れて、再起動し、起動するかどうか確認する。また、各フロッピーは壊れていないことをこの段階で確認しておいた方が良い。

3.現状のLibrettoのデータのバックアップ

次に行うのは、現状のLibrettoのデータのバックアップである。再インストールを行うと、Librettoに溜めていたデータは全て失われるので、自分の作ったデータ(ワープロの文書など)をFDや母艦にバックアップする。特に忘れやすいのが、電子メール・日本語IMEのユーザ辞書・WWWブラウザのブックマークである。また、このとき、ネットワークの設定やダイヤルアップの設定なども控えておいた方がよい。

4.Librettoの設定

再インストールのためには、ハイバネーション機能をOFFする必要があるので、Win95上で「コントロールパネル」の「省電力設定」において、「詳細設定」の「システム」タブの「ハイバネーション機能」のチェックをはずす。

5.注意事項の確認

準備の最後として、バックアップCD-ROMのマニュアルをよく読んで注意事項等の確認を行う。


バックアップCD-ROMの復元

準備ができたら、いよいよ、再インストールを開始する。

再起動

LibrettoにFDDをセットし、FDDに起動ディスクを入れ、忘れたことが無いこと・再インストールがうまくいくことを祈りつつ(^_^;、再起動をおこなう。

パーティションの設定

正常に再起動できたら、「初期インストールソフトウェアの復元」のメニュー画面が表示されるので、[1](パーティションの設定)を選び、パーティションの設定を行う。
なお、「初期インストールソフトウェアの復元」のメニュー画面が表示されなかったら、なんらかの異常があると思われるので、原因を究明するか、再インストールをあきらめるのが無難である。
[1]を選択すると、次の画面で、ハードディスクの中身が消去される警告が表示されるので、ちょっと待って、考えてから[Y](続行)を押す。もう一度警告が表示されるので、また考えて[Y](続行)を押す。
次に、再起動する旨を示す表示がでるので、適当なキー([Enter]で良い)を押す。すると、再起動し、たぶん(^_^;、パーティションの設定が行われてから、「初期インストールソフトウェアの復元」のメニュー画面が再表示される。

フォーマット

続いて、[2](通常フォーマット)を選択する(注)マニュアルでは、「標準フォーマット」となっているが、画面表示は「通常フォーマット」である(^_^;)。すると、またまた、ハードディスクの中身が消去される警告が表示されるので、[Y](続行)を選択する。すると、フォーマットが始まり、終わると続けて、フロッピーのハードディスクへのコピーが始まる。そして、「準備が完了しました」の表示が出る。所要時間は、2GBで約10分弱くらいであった。なお、ここで、「準備が完了しました」の表示の下の指示内容には従ってはならない。何故、こんなことにしたのか知らないが、マニュアルに書いてあるとおり、以下の作業を行う必要がある。

ユーティリティディスクのコピー

[Ctrl][Pause]を同時に押す。すると、「Terminate batch job (Y/N)?」の表示がでるので、[Y]を押す。すると、MS-DOSの表示になり、

A:\>

と表示される(「\」は実際には「バックスラッシュ(/の左右逆)」。英語モードということです。)。
次に、フロッピーを「ユーティリティディスク」に差し替える。そして、

copy *.* c:[Enter]

と打ち込む。すると、「ユーティリティディスク」の内容がハードディスクにコピーされる。
コピーが終了したら、「ユーティリティディスク」をフロッピーから抜き、電源ボタンを押し、いったんLibrettoの電源を切る。

再起動

そして、再び電源ボタンを押し、Librettoの電源を入れる。正常なら、再起動し、「初期インストールソフトウェアの復元」の表示がでる。
もし、ハイバネーション機能をOFFするのを忘れていたら、「ユーティリティディスク」のコピーが終了した状態の元の画面に戻る。その時は、再び電源をOFFする。その上で、[BackSpace]を押しながら、電源ボタンを押して、電源を入れれば良い。これにより、ハイバネーション機能をカットして起動する。
「初期インストールソフトウェアの復元」の表示がでたら、また、表示されている指示内容には従っては行けない。

MS-DOS詳細設定

[Ctrl][Pause]を同時に押す。すると、今度は、「バッチ処理を終了しますか(Y/N)?」と表示されるので、[Y]を押す。すると、再びMS-DOSの表示になり、

C:\>

と表示される(「\」は今度は「円記号」のまま。日本語モードということです。)。
ここから先は、どこのCD-ROMドライブを使っているかによって大きく変わってくるので、あくまで参考に願います(以降は私の場合)。

「CONFIG.SYS」の編集

次に、MS-DOSの設定ファイルである「CONFIG.SYS」を編集する。
注)以下の作業はこのページの最後まで読んでから実行すること。後知恵が含まれています。

edit[Enter]

と打ち込み、MS-DOS Editerを立ち上げる。起動画面が表示されるので、[ESC]を押し、編集画面に移る。
続いて、[ALT]を押しながら、[F]を押す。そして、[O]を押し、ファイル名としてCONFIG.SYSを入力し、[Enter]を押し、「CONFIG.SYS」の編集に移る。
以下の4行の各々の行頭に、REM (REMの後スペースを忘れないように)を追記する。なお、この4行は3〜6行目のはず。

DEVICE=C:\BILING.SYS
DEVICE=C:\JFONT.SYS
DEVICE=C:\JDISP.SYS
DEVICE=C:\JKEYB.SYS /106

すなわち、以下のようにする。

REM DEVICE=C:\BILING.SYS
REM DEVICE=C:\JFONT.SYS
REM DEVICE=C:\JDISP.SYS
REM DEVICE=C:\JKEYB.SYS /106

次に、以下の4行の行頭のREM を削除する。なお、この4行は10〜13行目のはず。

REM DEVICE=C:\CNFIGNAM.SYS /DEFAULT
REM DEVICE=C:\PCMSS.EXE
REM DEVICE=C:\PCMCS.EXE
REM DEVICE=C:\PCMRMAN.SYS

すなわち、以下のようにする。

DEVICE=C:\CNFIGNAM.SYS /DEFAULT
DEVICE=C:\PCMSS.EXE
DEVICE=C:\PCMCS.EXE
DEVICE=C:\PCMRMAN.SYS

そして、[ALT]を押しながら、[F]を押す。そして、[S]を押し、ファイルを保存する。[ALT]を押しながら、[F]を押す。そして、[X]を押し、エディターを終了する。
終わったら、再び電源ボタンを押し、電源をOFFする。

CD-ROMドライブのデバイスドライバのインストール

さらに、FDDに「起動ディスク」を入れてから、電源ボタンを入れ、再起動する。
「初期インストールソフトウェアの復元」のメニュー画面が表示されたら、[9](終了)を押し、MS-DOSにおりる。
そして、FDDをCD-ROMドライブの「デバイスドライバディスク」に入れ替える。そして、

C:[Enter]

と入力し、ハードディスクに移動する。そして、デバイスドライバ用の一時ディレクトリを作成するため、

MD DOS&W31[Enter]

と入力する。そして、フロッピーの中身を移動するため、

COPY A:\DOS&W31\*.* C:\DOS&W31[Enter]

と入力する([\]は実際は「バックスラッシュ」)。コピーが終わったら、FDDからフロッピーを抜き、電源をOFFし、再び電源を入れ直す。
「初期インストールソフトウェアの復元」の表示が出たら、また、[Ctrl][Pause]を同時に押す。「Terminate batch job (Y/N)?」と表示されるので、[Y]を押す。すると、再びMS-DOSの表示になる。
その上で、

CD DOS&W31[Enter]

と入力する。なお、このとき、[&]はキーボード上の[&]([Shift]+[6])を押しても入力できない。何故か、[Shift]を押しながら[7](['])を入力すれば良い。

INSTALL[Enter]

と入力することで、ドライバのインストールが始まる。「Start to install?」と表示されたら、[Y]を入力する。次の表示は、「ASPI」の後文字化けしてるが、[Y]を入力する。次も「ASPI HD/MO」の後文字化けしているが、[Y]を入力する。また、「ASPI CD-ROM」の後文字化けしているが、[Y]を入力する。
次は、I/OポートとIRQの設定画面だが、よく分からないので、[Default]となっている[1]を選択する。
次は、ドライブ名の設定画面なので、[C]を選び、[Enter]を押す。
次は、Sharpのメビウスかどうかと聞いてくるので、[N]を選ぶ。
そして、インストールを開始するかどうか聞いてくるので、[Enter]を押せば、インストールされる。終了したら、何かキーを押せというので、[Enter]を押せば良い。

「AUTOEXEC.BAT」の編集

次に、「AUTOEXEC.BAT」を編集する必要がある。しかし、残念ながら、英語モードではMS-DOSエディターは動かないようなので、ここでは裏技を使う。FDDに空のフロッピーを入れ、「AUTOEXEC.BAT」をコピーする。

COPY C:\AUTOEXEC.BAT A:\[Enter]

そして、フロッピーを他のPCのところに持っていって、「AUTOEXEC.BAT」を編集する。以下の行の行頭のREM を削除する。

REM C:\MSCDEX /D:MSCD001

すなわち、

C:\MSCDEX /D:MSCD001

とする。そして、フロッピーを再び、Librettoに戻し、ハードディスクに書き戻す。

COPY A:\AUTOEXEC.BAT C:\[Enter]

この際、上書きするか聞いてくるので、[Y]を押す。
後知恵だが、「CONFIG.SYS」の編集のところで、下記4行の編集をこの後にすれば良かったかも知れない。この次は、そうしよう。

DEVICE=C:\BILING.SYS
DEVICE=C:\JFONT.SYS
DEVICE=C:\JDISP.SYS
DEVICE=C:\JKEYB.SYS /106

CD-ROMの復元

終わったら、電源を落とす。次に、FDDを外し、SCSIカードとCD-ROMドライブをセットし、「バックアップCD-ROM」をCD-ROMドライブにセットし、CD-ROMドライブの電源を入れる。そして、Librettoの電源を入れる。
「初期インストールソフトウェアの復元」のメニュー画面が表示されたら、今度こそ、画面の指示内容に従い、[Enter]を押す。すると、「バックアップCD-ROM」の復元が始まる。復元が終わると、ハードディスクの中がLibretto30CTAの出荷時の内容に戻る(再インストール時のゴミはあるが(^_^;)。ちなみに、モバイルパックの内容には戻らないのがちょっと悲しい(^_^;使わないけど。復元が始まってから復元が終了するまでの所要時間は、私の場合、途中でCD-ROMドライブのトラブルがあったためか、1時間ほどかかりましたが、正常にいけば、30分以下でしょう。

ここまでの所要時間

バックアップCD-ROMの復元に要した所要時間は、大体5時間くらいでした。ずいぶんかかりましたが、半分以上は、この文書を執筆する時間だったのと、書いていませんが一部で試行錯誤を繰り返したことが原因です。この次はもっと速くなるでしょう。
なお、まだ出荷段階に戻っただけなので、さらに設定を行う必要があります。さすがに、少々疲れたので、しばらく時間がたってからにして、Librettoの電源を落とす。


Win95のセットアップ

Win95のセットアップは、最初に電源を入れたときと同じで、Librettoの取扱説明書に書いてある通りである。
電源を入れるとセットアップが始まる。詳細については省略する。注意点は、途中で、Win95のIDを要求されるので、Win95のマニュアルを用意しておくことぐらいである。
所要時間は、意外に早く15分ほどであった。


ネットワークのセットアップ

続いて、ネットワークの設定を行う。

まず、ネットワークカードのセットアップを行う。
LibrettoはFDDとネットワークカードを同時に使用できないため、ネットワークカードのデバイスドライバディスクを一旦ハードディスクの中にコピーする。その上で、PCカードをFDDからネットワークカードに入れ替えると、ネットワークカードが追加されたことをLibrettoが認識するので、ドライバのインストールもとをハードディスクに変更してインストールすれば良い。

しばらくすると、ネットワーク自体の設定に移る。ユーザ情報の「コンピュータ名」「ワークグループ」「コンピュータの説明」を入力し、「ネットワークの設定」タブに移る。サーバとして使う予定なので、「ファイルとプリンタの共有」をクリックし、ファイル・プリンタの共有をチェックする。さらに、「追加」をクリックし、「プロトコル」の「Microsoft」の「TCP/IP」を追加する。「TCP/IP」を追加すると、「TCP/IP」をクリックし必要ならTCP/IPの設定を行う。後、Win95のDISKの場所を要求されたら、ハードディスクの中のWin95Diskのある場所を指定する。

ネットワークの設定が終わったら、Cドライブをネットワーク上に公開するため、「共有」の設定を行う。


ソフトウェアのセットアップ

プリインストールソフトウェアの削除

続いて、プリインストールソフトウェアの削除を行う。「MicrosoftWorks4.0」「ViewDic」「オーガナイザ97」「駅すぱあと」がインストールされているが、どれもいらないので、「アプリケーションの追加と削除」で、すっぱり削除する。

ソフトウェアのインストール

一方で、以下のソフトウェアをインストールした。

Win95アップデートファイルのインストール

最後に、MicrosoftのページでWin95の必要なアップデートファイルを探し、とりあえず、2000年問題対応ファイルをインストール。これで、一応、再インストールは終了した。


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