金の斧 第四話

ある日真島 正徳は、ロバに水を飲ませようと泉に立ち寄りました。
ところが、少し目を離したスキに、ロバは泉に落ちてしまいまいました。


真島がボーッと泉を見ていると、泉の中から真島 元徳 泉精(センセイ)
が現れたではありませんか。


真島は、
「あっ、兄ちゃん。」
と声をかけました。


するとセンセイは、
「人前ではセンセイと呼べと言ってるだろう。」
と小言を残して泉に消えてゆきました。

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