地区地域、住所、組織

2023年6月20日

(2006年7月20日更新)

1.地区等について

  トーング・ティ 「地区」と訳していたが、ケートとの関係から「地域」に変更します(命令トーポー7参考)。
  トーング・ティン 「地方」。例として、(中央に対しての)地方行政機関
  プーン・ティ 「区域」。例として、区域の国税事務所。ウエブサイト上の「場所」(命令ポー132/25484(4)
  ケート  「地区」。例として、下記のプラナコーン地区
  パーク 「地方」。例として、北タイ地方
  プミパーク 「地方」。例として、県段階の地方の公務員の長(県知事)。地方自治体の公務員ではなく、国家公務員が地方に派遣されているイメージ。(2007/10/20)

 タイ日辞典で最初に目についた言葉を使っただけで深い意味はありません。タイタイ辞典を読んでもよくわかりません。日本語の「地区」「地域」「地方」「区域」なども、はっきりとしておりませんが、場合ごとに覚えていくしかないような気がします。

 省令第335号の備考の「その他の県地区内の地域」より、地区は地域より広い範囲を示している(2019/1/20)

 所得税に関係する国税局長公告第395号 「特別経済開発地区の区域を規定する」ことから、地区は区域より広い範囲を示している(2021/3/20)

2.住所の表示について
家の番号(レーク・ティ・バーン)、通り(タノン)の名前、村(ムー・バーン)、区(タンボン又はカワーング)、郡(アンパー)又は地区(ケート) 、 県(ジャンワット)
 例、バンコク(クルングテープマハナコーン)、パトゥムワン地区(ケート)、ウァグマイ区(カワーング)、パヤタイ通り(タノン)、マーブンクローング商業センタービル、444

3.会社の組織の名称について
ファーイ(side 部門)→パネーク(department,section 部、課)(ポー37/2536では、部門) →スワン(part 課)という感じで訳しておりますが、日本語と合わないような気がします。(参照 所得税に関係する大蔵省公告第4号)。その他ダーン(部門)がありますが、これは、組織の名称というより、例えば、組織とは別に原価計算のa部門、b部門というように分けるような場合に使っていると思う。

4.国の組織の名称について
クラスワング() →タブアング() →クロム() →ゴーング() ・ファーイ()→スワン()。例えば、国税法58(1)において、省、庁、局と順番に出てきます。その他ダーン(部門)がありますが、組織の通常の名称ではなく、会社の組織と同じように使っていると思う。なお、国税局の組織については、タイ国税局のホームページに英語版もあります。国税局命令トーポーを読むときわかっていれば、読みやすくなると思います。

 

 

 「県の国税」について(2008/2/20)
 現在組織上ない「県の国税」という言葉はよくでてくる。これについては、例えば、2545215日の国税局長公告では「地域における、区域の国税、県の国税、又は県の国税(支所)を通して」となっているが、2546120日の国税局長公告では「地区・地域における、区域の国税を通して」となっている。特にこれのみを直すことはなく、重要な部分を直すとき、ついでに直すという程度で、重要な部分の改正等がなければ直さないでそのままになっていると思う。組織の名称が変わった程度で重要性はないということでしょう。
所得税に関係する国税局長公告48号の修正からみて、「県の国税」は「地区・地域における区域の国税」と読替えていいと思う。(2008/3/20)

5.仕事組織とは(国税法2条など)
会社、部、課、部門、局、国税事務所のような仕事をする単位になるものを示している (参照 所得税に関係する大蔵省公告第4号) 。 

.[4]国税局命令トー484/2543 「税の会計監査人センター」では、ファーイを使っているが、ここでは、「課」と訳した。例えば、国、会社などの組織の違いによって同じ言葉を使っても組織内での位置づけが違ってくると思う。(2009/4/20)

 

プゥミラムナウ(ภูมิลำาเนา) 一般的な流行の読み方は、プ・ミ・ラム・ナウと発音されている。家の登記に従った居住地(ถิ่นที่อยู่)である必要性はない。ถิ่นที่อยู่は、法人にも使用するので所在地と訳すことがある。

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