ウットーン

2007年4月20日

(2003年5月12日)

 タイ語の「ウットオーン」は控訴(日本語の控訴は高等裁判所に訴える場合に使う言葉)と訳しておりましたが、訴訟審議委員会にウットオーン、裁判所にウットオーンという使い方をしていますので訴訟に変更します。例えば、「控訴審議委員会に控訴」と訳していたものは、「訴訟審議委員会に訴訟」に読み替えてください。法律では通常裁判所に裁判を請求するときに使いますが、この場合あくまでも「訴える」という意味です。 
                             

(2006年5月20日更新) 

「ウットーン」については、「訴え」という訳で行ってきましたが、@の意味だけではなく、Aの意味もあることがわかりました。従って、一般に訳されているように「異議申立て」ということになると思いますので、訂正します。 (2003年5月12日参照)
法律用語
@上級の裁判所に対し訴えを提出し又は裁判所の命令があるように申請書を提出し、原因となる裁判所の判決文又は命令文に抗議する。
A担当係官の命令文又は判定文に抗議する申請書を提出する。

 例 国税法30(2)では、「ウットーン」について、同一文内で「訴え」と「異議申立て」の両方を使っています。日本語としては理解できる文になるのですが、同一文内で一つの言葉が2つの意味に訳してしまうことには、違和感があります。

 

参照
「フォーング
(訴える)」については、例えば、先生に訴える又は裁判所に訴えるときに使う。 

 

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