駒大苫小牧だらけ

全国の新聞、スポーツ紙は全国的に「野口みずき金メダル」がトップなんだろうが、北海道版はぜんぜん違う。もちろんきょうの朝刊は保存版。

↓朝刊


↓号外


号外付き。記事のほぼ半分が駒大苫小牧関連。記事をよく読めば、実は以下の内容の使い回しなんだが。
  • 大会通算のチーム打率(.448)は新記録。毎試合2桁安打。
  • 大会を通じてエラーは1度だけの堅守。横浜戦のスクイズ阻止や捕殺が好例。
  • 3人の投手をうまく使った。
  • 選手一同が人差し指を突き上げるのは、「No.1になる」という意味だけではなく、「チームがひとつになる」という意味もある。
  • 昨年は8点リードしながら降雨ノーゲームになり翌日の再試合で敗退。その悔しさをバネにした。
  • イチローの打率がマリナーズの勝率を上回った。
  • 冬は室内練習だが、晴れた日はグラウンドでノック練習した。
  • この優勝で北海道が弱いという印象を拭えた。
  • 何かと暗い話題が多い北海道を元気づける出来事だ。

夕方のニュースのメインももちろん駒苫。駒苫選手団の母校への凱旋の生中継をやってた。テレビの街頭インタビューでは「まさか自分が生きてるうちに北海道勢の優勝を見ることなどないと思っていた」という声が多かった。

北海道勢が甲子園を制することは、それくらいすごいことなのだ。北海道では、完全に駒大苫小牧>オリンピックになっちゃってる。

ていうか、そのオリンピックなんだけど、「めざましテレビ」に生出演した野口によると、スタジアムでガッツポーズしたあとで、後ろを振り向いて初めて、かなり近くにヌデレバがいて、「ガッツポーズしてる場合じゃないじゃないか」と驚いたという。参加選手82人中16人もリタイヤした選手がいたそうで、相当きついレースだったようだ。最後の男子100m走まで見てしまったので、ほぼ徹夜。めざましテレビもその流れで見たんだけど。

あと、ハンマー投げで、室伏の最後の投擲の後、実況の人が「82.91」と残念そうに叫んだときに、興奮した解説者が勝ったと誤解して叫んだ「よーし、きたーッ!」の声は、この先ずっと残るんだなあと感慨に耽った。