台風18号はすごかった

台風18号は、想像していたよりもすごかった。うちにいても、ちょっと恐怖だった。雨はそれほどでなく、青空だが、風がものすごい。庭の木がものすごく揺れる。うちの向かいの公園の木は根元からグラグラしてた。もう少し風が続いたら、倒れてたかもしれない。幸いなことに、うちは3時間ほど停電したのと、庭の鳥小屋が壊れたくらいで、木が倒れることもアンテナが飛ぶこともなかったが、市内はかなりの被害が出た。

母親が夜勤から午前7時半頃帰ってきた。夜中からすでに風は強かったが、それでもまだ、台風が本領を発揮してない。台風さんにしてみれば、スパーリング。それでも、JRもバスも始発から完全にストップしたので、移動手段はなし。きょうはずっとうちにいた。外に出たいとも思わない。

徐々に風が強くなる。室内にいながら、ときどき突風の衝撃波を感じる。テレビで他の地域の様子を見てたら、午前10時半ごろ、とつぜんテレビが消える。停電。ブレーカーは落ちてない。隣も停電らしいので、この辺り一帯が停電になったのだろう。

うちは出窓なのでちょっと窓を開けてみたら、風に押されて一気に全開になる。すぐ閉める。晴れてるので、室内は30度くらいまで上がったが、停電で扇風機も使えない。テレビもつかないので、家にいるのに「いいとも」が見られなかった。モデムも落ちてるので、ネットにもつなげられない。いまのところ、わざわざアナログ回線で接続するほど見たいサイトがあるわけでもない。何もすることないので、暑いけど寝た。午後4時ちょっと前になって起きた頃、電気が通じた。

やっとテレビを見ることができた。テレビで映される札幌市内はかなりやられてた。大通公園や北1条通り、ポプラ並木の木がかなり倒されて、テレビ塔の屋根も壊れてた。電柱や木につぶされているクルマが何台もあった。JRも琴似〜桑園間の電線に飛んできた屋根が引っかかって電柱が倒されてた。STVもUHBも局の真ん前で木が倒れたりしてたくらいので、取材には事欠かないだろう。なんでも札幌市内だけで2,000本以上の倒木があったようだ。

きょうは、札幌の都市機能が麻痺。今までこんな強烈な風が吹くことなどなかったのもあるが、札幌という街がとても風に弱いということを思い知らされた。倒木に当たったり高波にさらわれた犠牲者などの人的な被害はもちろん、経済的な被害額も相当なことになりそうだ。

札幌も例に漏れず、年度末にはいろんな道路工事やってたり、誰も使わない高速道路の建設計画があったりするんだが、そんな無駄なことする前に、市内の電柱を全部廃止して電線はすべて地下に埋める工事をしたほうがいいんじゃないかと思った。電柱は危険だし、見てくれも悪いので廃止しちゃえばいい。

ていうか、W杯予選のインド戦やってるソルトレイクスタジアムの停電もこの台風の影響ですか。


↑枝が折れて転がってる。


↑どこの家のかは知らんが、そりが飛んできてる。

QuickTime(1.4MB) : うちの窓から向かいの公園の様子。「にゃー」とか「がー」とかいう鳴き声はうちのねこ。