U-23日本代表 vs U-23マリ代表 in 札幌ドーム

待ちに待った札幌ドームでのU-23日本代表の親善試合。
きょうは20人の登録だけど、本番は18人。
オーバーエイジから3人くれば15人しか残れない。
アテナ行きは決定したが、サバイバルはまだ続いている。
対戦相手のマリもオリンピックに出場する。
本番ではアフリカ勢と当たる可能性のあるので、
貴重な経験になる「親善」以上の意味のある試合だ。

開場1時間くらい前に着いたんだけど、すでにかなり並んでた。
自分と同じ「10 NAKAYAMA」のユニフォームの人が数人いてちょっと安心した。
コンサのユニの人もいた。
後ろに並んでる人が「受け狙いか」と言ってたが、自分は正直、その人たちに尊敬の念を覚えた。
コンサのタオルの人はけっこういた。
つうか、全然関係ないブラジルとかユヴェントスのユニフォームの人は何しに来てるんだろうか。
まだイタリアなどの青いユニフォームならわかるが。

試合開始の3時間くらい前になって開場。
きょうはドームでは初めてのゴール裏。


↑入場してすぐ。写真ではわからないが、今野・山瀬の垂れ幕が多い。
 ふだんとは異なり、フェンスや屋根の広告などが撤去されてる

いままでコンサの試合では、試合をよく見れるように
コーナー側のちょっとおとなしい方の席にいたけど、
札幌ドームのゴール裏はかなり見やすいことを発見した。
今度からはホームのゴール裏だな。

試合開始まではコンサドーレの必勝弁当を食べたりして過ごした。
ふだんは相手の地域の食べ物が入ってるのだが、
サザエ食品さんもマリの食事までは把握してないらしく、
きょうはふつうの中華弁当だった。

コンサの試合開始前はコンサドールズのパフォーマンスや
FMノースウェーブのDJが司会していろんな音楽を流したりして楽しめるのだが、
日本代表ではそういうのがなくて、つまらなかった。
あと、あのカラスのマスコットがあまり芸をしないのもつまらん。

試合開始の45分くらい前になって、選手がピッチに登場して練習。

↑練習開始

選手紹介のときにゴール裏をビッグフラッグが覆う。
自分もビッグフラッグの下になって、ピッチが見えない。
しかも、ビッグフラッグは埃や土がついてて、けっこう汚い。
やっぱり山瀬や今野へのコールがおおきい。
あと、今野がスターティングメンバーにいなかったので残念。
ここは札幌なのに。

そんなこんなで選手入場。




入場のときのユニフォーム型のフラッグはちょうど自分の隣までの大きさだったので、
自分は隠れずに済んだ。

↑自分のすぐ左手にまで迫ってきたユニフォーム型のビッグフラッグ

入場時に配られたシートを掲げる。
光沢のある紙なので、スタンド中のサポーターが一斉に掲げると
てかてか輝いて美しい。


↑表

↑裏 けっこう大きめ。記念になるのでうれしい。

国歌斉唱は、椎名純平。
彼独特のリズムのために、サポーターが次の歌詞を先に歌ってしまったり、
客を煽る振りをしたりする「君が代」はそうそう体験できない。

ついに試合開始。
チケット発売の直前になって対戦相手が変更になったことや
アフリカのサッカーについて疎いところがあったので、
まあそれほど労せずに勝てるだろうと思ってたが、ぜんぜん違った。
マリの選手、でかいし速いしうまい。
とくにセンターフォワードの7番と中盤の14番の選手は脅威だった。
でもって、意外と鮮やかなパス回しやサイドのフリーの選手を上手に使ったりして、
組織力もあった。

日本がふつうにセンタリングしても、相手の方が高いので、
簡単にクリアされ無駄に終わるシーンが前半目立った。
前からわかっていたことだが、やはり、
こういう相手に対して、中に放り込むオプションを増やす必要がある。
後半は、修正されて味方に渡るシーンが増えたけど。

前半、決定的なシーンは与えなかったが、
負けてもおかしくないなと思った。
マリの方が攻め込む時間が長く、日本は守備に人数を割いて凌いだ感じ。
0-0で前半終了。前半だけでけっこう疲れた。

後半20分、CKから失点した。
だが、それで気落ちすることなく何度か決定機をつくり、
ついに後半30分大久保のゴールで追いつく。
その後も逆転のチャンスがあったが、引き分けに終わった。

やっぱ大久保すごいなあ。
後半からの登場だったけど、切れまくってた。
縦にも横にもかなり切り込んでいた。
決めたシュートは美しかった。
すばらしいシュートを目の前で見れた。
相手GKに左手1本で止められたシュートもかなりすごかった。

あと、「Can't Take My Eyes Off Of You(君の瞳に恋してる)」で
♪おーくーぼーよしーとラララララーラ
 おくぼよしーとラララララーラ
というコールはおもしろい。

松井については、今まであまり評価してなかったが、
相手の股下をくぐって大久保のゴールを導いたキラーパスは素晴らしかった。
あと、リフティングからのヒールパスは生で見ると感動する。

ゴールのときに松井にすっと渡したのが今野だった。
相手にボールを奪われたときも執拗に追い駆けたりして、
なんどもピンチを防いだ。
失点の場面で、ゴール決めた選手に振り切られてしまったのが残念。
それと、後半ロスタイム、ゴール前で張っていて、
飛んできたクロスを腹部が当たってそれを決められなかったのが悔やまれる。
あそこで決めていたら、きょうのヒーローだったのに。
がんばったけど、いまいちだったかな。

山瀬はけっこう前線で走り回ってた。
ポイントになるところで山瀬がいた。
決定的なチャンスは生み出せなかったけど、
代表でのここ数試合では、いちばんよかったと思う。
前半は山瀬と黒河のコールばかりだった。

ていうか、コンサドーレ札幌のサポーターである自分は
実のところ今野と山瀬を見に来たのに、
山瀬は前半だけ、今野は後半だけというのは寂しかった。
とくに今野については、当然最初から最後まで出場すると思っていたから。

あと、試合開始直後、自分の後ろのサポーターのところに係員が来て、
うしろで座って見ている人が見えないので座ってくださいと申し出てきていた。
クレームをつける客もバカだし、それを伝えに来る係員もバカだ。
他のサポーターもこの係員に向かって抗議してた。
ゴール裏は立って応援する場所だ。とくにホームでは。
(なぜか自分の周りは前半座ってる人が多かったけど)

きょう、37,000人くらい入ったようだ。
コンサドーレもこれくらい入ればなあ。

勝てなかったのはちょっと残念だけど、
おもしろい試合だった。
最初から最後まで突っ立ったまま、ずっと声だして疲れた。